ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4153】 支那そば あおば (東京・西武柳沢) 塩ネギラーメン + ワンタン 〜肉とワンタン従えて・・・まさに青葱揚葱ネギ三昧!葱星人だったら激しくオススメ!青葱佐野ジャパン!

葱が大好き・・・葱星人!佐野JAPAN系譜で青葱三昧!
 


支那そば あおば (東京・西武柳沢) 塩ネギラーメン + ワンタン 〜ラーメン食べて詠います

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 コロナ禍で地元に絞ってラーメン活動を継続しておりますが、知恵と丁寧さでどのお店も清潔さを徹底しておられます。こちらもそんな感じで、一見無骨なご店主が、客の接触や配膳後始末など、真摯に対応しておられます。
 

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 さて無骨と言うか真面目と言うか頑固と言うか・・・とても良い意味で真摯な姿勢が見られる。そんなこちら「支那そば あおば」さんがまたマイブームな感じ。こちらは師匠から受けた薫陶をそのまま突き進めてるって感覚。ホントに支那そば一本ってな感じで、本道以外の色気がありません。席もカウンター以外広げる気はないし、ビール等のアルコール類などは当然なし。そして、チャーシュー・メンマ・ワンタンのトッピングはあっても、何と味玉がなし。本当にできることに特化した感じですが、それだけ魂を集中させた一杯を饗するって雰囲気がありありです。
 

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 この日は開店直後を狙ったんですが、店前には既に自転車が数台あって、常連さんが早くも押し掛けてる状態。客の方は明らかい常連なるオーラを垂れ流しており、注文の仕方も慣れた感じで伝えてる。しかし、ご店主はまるで馴れ合いを嫌うかのように、ビシッとオーダーを確認してる。客商売っていろいろスタイルがあるのねー・・・って感じるが、これも実に悪くないのだった・・・。
 
 

 

 
 
<全体> まさに葱のエバーグリーン!具材王者のチャーシューを端に追いやる迫力のプレゼンス!

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 今回は、久しぶりに塩ネギラーメン。なぜか過去レビューから漏れてる一品で、そこにワンタンを追加してみました。先日のTombo@吉祥寺で塩系にワンタン乗せて食ってから、このスタイルが妙にハマってるのでここでもマネしてみた次第。それは5分程度であっという間に配膳完了。こんな麺顔でございます!。
 

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 おおお!青葱じゃぁ〜!関西オリジンなオレにとってはDNAに沁みる味わい!。ネギに追加料金払う意味を十二分に感じるボリューム!しかも具材王者のチャーシューを端に追いやる迫力のプレゼンス!ワンタンもその例外ではありません。相変わらずしっとりした透明感を保つ塩スープは、旨味エキス感覚満載の表情。そして青葱だけでなく、この店定番の揚げネギも薬味として備わってます。明るいネギのエバーグリーンなる美しさのそばには、地味で風流で深い色合いのメンマが並ぶ・・・。ただ明るくゴージャスに弾けるばかりでなく、落ち着きを示して凛々しさを保つようなイメージもいいね。
 

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<スープ> 旨味たっぷりの鶏ガラベースにキリッと塩ダレ!そこに穏やかに溶ける魚介系の下支え!

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 勝手知ったる味とは言え、いつもと見栄えが違うと、ちょっとした変化にも期待を寄せてしまいます。とは言え、やっぱりベースの鶏ガラエキスの出汁が実に秀逸!。鶏油の化粧のようなコク補強がなくとも、ナチュラルな脂のコクが広がり、加えて塩気がグイグイと旨味の輪郭を際立たせているような味風景。晩春から初夏に盛り上がりを見せる気候のように、明るくも迫力をグイグイ感じる鶏エキスが実にいい感じ!
 

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 しかし明るさ一辺倒でもなく、落ち着いた甘味を感じる部分は明らかに魚介系。乾物系にもいろいろあれど、個人的には節系のキリリとした旨味を感じます。節といってもいろいろありましょうが、割と力強い味わいと言う感じか?。また節だけとは限らないんですがねー・・・。割と塩気がしっかりとしてるから、柔らかい煮干しなんてあるのかもしれません。
 

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<薬味・トッピング> 2種ネギの競演!「揚げとフレッシュ」「香ばしさと甘味」

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 そして「あおば」の楽しみと言えば「揚げネギ」薬味。揚げ油の余韻がしっかりと移り、またネギの甘味も揚げでアップするばかりでなく、揚げた香ばしさも演出するから、この薬味は最高に好きです。更に、揚げネギが汁を含むとニチャっとした個体に変わり、麺や他の具材あちこちに貼り付くといった味な役割も果たすのがいいね。
 

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 そして本日の真打「青葱」の海・・・私は関西オリジンなので青葱大好き!。関東ではネギラーメンと言えば、白髪葱に辣油や細切りチャーシューを混ぜるか、はたまた千切り白ネギに豆板醤等を絡ませるかのパターンですが、関西では「青葱の山盛り」を指します。しかも半端な盛りでは満足しない。そんな観点からも大満足!。
 

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 さらに青葱からはフレッシュな甘味がスープに溶ける。このネギはいいよ!苦味は少なく甘味を感じる良い代物。ネギの内側の粘りがある部分からは、フレッシュな甘味が感じ取れ、それが大量なので少なからずスープにも影響を与えます。揚げネギとはまた真逆の旨さを浸透させますが、ネギ同士の相性というのか・・・両極端なネギなのにすごくマッチします!。嗚呼、旨過ぎて溺れそうだ・・・次から塩ネギ以外の注文をする勇気がオレにはあるのだろうか・・・。
 

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<麺> まさに支那そば!佐野ジャパン系譜の淡麗なストレート細麺!汁と葱を巻き込み風味を甘味に変えて昇華!

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 嗚呼、これも王道の佐野ジャパン系を彷彿とさせる。流麗なる麺。ご店主の真面目な頑固さを想像もできないほどのしなやかで女性的なストレート細麺です。どのように箸で引き上げてもしっとりぴったりと麺が寄り添い見栄えがどこまでも綺麗。そして寄り添う麺はスープの持ち上げをアップさせ、さらに麺の地肌から汁の浸透をゆっくりと許します。そして一気にしなやかになってゆき、また更に麺がぴったりと寄り添う力が増してゆく・・・そんな旨さのループ。
 

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 序盤ではクスクスとした淡い千切れ感。それがゆっくりと湿り気を増し、気がつけばプツプツ・クチクチと呆気なく千切れてゆくが、麺の風合いはしっかりキープと言う感覚。合間に青葱を絡ませてくることから、ザクッとした葱の感触が入間じるが、麺と葱の甘味と歯応えのコラボも悪くありません。
 

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 歯応えと言えば・・・今回も遊んでしまいました。わざとメンマと絡めたり、ワンタンの皮部分をわざと残して合わせて食ってみたりと。そのどんなシーンも青葱が絡みつくのもまた一興。今回はどのパーツを食する時でも、青葱が絡んでくるのが面白かったです。
 

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<チャーシュー> 圧巻なる大判の豚肩ロース!差した脂身は既に蕩ける手前!肉は塩出汁含んでスポンジの如くジューシー!

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 こちらはチャーシューも絶品。今隆盛の低温調理とは全く別の道。吊るしでもなく煮豚の王道。ローストで壁を作ってからの調理なんでしょうか。肩ロースの部位と思われ、赤身と脂身の馴染みの旨さがしっかりと味わえます。豚肉と言えばやはり脂身。中に差している部分は既に大部分が抜けたような感じで、脂身は半透明。そして残った部分は上品なイメージでトロトロです。そして赤身の部分は、肉繊維が崩れ始める序章で所々ザクリ!バクリ!と割れつつある。その隙間にじんわりとスープが入り込んで・・・まるでスポンジのようです。
 

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 肉は塩出汁含んでスポンジの如くジューシー!基本的には前歯で遊ばず、いきなり奥歯へ運んで千切り潰すように味わいましょう。奥歯あたりから溢れるスープに混じった肉汁を味わうのが最高!。そしてその悦に浸っていると、また青葱がちょっかいを出すように味わいに含まれてくるが、それも面白い!。圧巻なる大判の豚肩ロース!。これ一枚でも充分すぎるほど楽しめます。
 

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<ワンタン> シンプルな粗挽き豚肉がしっかり味わえる!皮の肉厚さと大振りさで幅広麺のように楽しめる!

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 記憶に間違いがなければ、5つ入ってましたでしょうか。それで200円ならリーズナブルです。はっきり言って仕事は繊細です。チャーシューの保管と扱いにしても感じるし、しかもこの手作りワンタンの質の高さを知れば感じるはず。肉餡は決して小さくない。そして皮は大判。折り畳んでもレンゲの凹みから溢れ出ますよ。非常に食べ応えある!。
 

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 肉餡は全く奇を衒うところなし。真面目と言うか王道の豚の粗挽き肉。気温的には塩胡椒系ですが、粗挽きの割にはふわっとした食感で、どこか優しい味わい?。これは皮の味わいにも考慮したかのような脇役ぶりを感じますかな・・・。
 

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 そして皮。やっぱりワンタンは皮だよ!。いろいろワンタンあれど、皮はトロトロ・ちゅるちゅる・トゥリュトゥリュ・・・等の柔らかい表現が主流。なんだけど、「第二の麺」として主張するようなのもある気がします。例えば、肉厚だったり、皮にしっかりと風味と味わいを感じさせるなど。これはその中間なれど、やや後者に近いかも。皮がしっかりとスープを吸い込んで、炭水化物と融合した旨味を醸します。これはしっかりご飯にもなるワンタンで、質が高いね!。
 

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<メンマ> しっかり醤油感が浸透し風味あり!されど塩気少なくサッパリコリコリと味わえる爽快なる旨味!

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 実はメンマも旨い。こう考えるとハズレがどこにも見当たらないね。関西で生活してた頃にはまずお目にかからなかった深い色合いのメンマ。つくづく醤油文化だと感じるパーツですが、風味残れど塩気残さず。実にさっぱりと味わえる上に、フニャコリ!っとした食感が秀逸です。この出来栄えならほんと・・・酒が欲しくなるのだがね。ひょっとして、次回訪問は、ワンタンの変わりにメンマ増しで食らうかもしれません!。
 

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総じまして「肉とワンタン従えて・・・まさに青葱揚葱ネギ三昧!葱星人だったら激しくオススメ!青葱佐野ジャパン!」

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 ・・・と言う感動!。好きなラーメンに好きなものを全部ぶち込んで・・・それぞれが実に質が高い。これほどの幸せがありましょうか:笑。真面目で一見無骨な店主が織りなす食のエンターテイメント・・・極まれれりって感動でした。ここはこの界隈に住んでる人には割と有名。並ばず食える名店ってやつ。陸の孤島とも呼べる立地ですが、歩くなら「西武柳沢」。しかし武蔵野大学に向けたバス利用が便利。三鷹・武蔵境・吉祥寺あたりから出てます。王道の佐野ジャパン系を食らいたいなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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