ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4142】 つけ麺 えん寺 吉祥寺総本店 (東京・吉祥寺) ベジポタ味玉入り辛つけ麺・H-1極太胚芽麺 〜一周回って今では斬新!王道なるベジポタ魂に変わり麺で更に広がる・・・旨さの可能性!

営業自粛極まり昼飯難民状態?9年ぶりに・・・かつて一世風靡なベジポタをゲット
 


つけ麺 えん寺 吉祥寺総本店 (東京・吉祥寺) ベジポタ味玉入り辛つけ麺・H-1極太胚芽麺 〜ラーメン食べて詠います

f:id:TOMASSOON:20200429131613j:plain


 

 ちょっと親戚に頼まれて、パソコンの周辺機器を急遽ゲットすることになり、代表として吉祥寺のヨドバシへ。ヤマダ電機は完全休業で、ヨドバシも自粛気味にフロアを絞って縮小営業。お馴染みのBGMも鳴らさず。こんなのは一例で・・・ほんと街中が静まり返った様子です。陽射しは初夏を思わせるとあるGWの一日・・・プチ・ゴーストタウン現象ですな。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131426j:plain

 
 
 ま、そんなこんなで軽く駅周辺で食って帰ろうとしたが・・・どこも開いてない!。一風堂なんてお土産とか通販製品を売るなど可能だと思うのだが、吉祥寺は人出でSNS・マスコミに取り上げられたのもあって、意地になって街中が休業しているのかと思うほどの静けさです。そんな中・・・南口に2店舗だけ営業してて、そのうちの一つが「えん寺」さん。知る人ぞ知る・・・ベジポタつけ麺の有名店。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131256j:plain


 
 久しぶりだなぁと思って調べてみたら、9年ぶりの訪問でした。そのもう少し前は、濃厚豚骨魚介の全盛がややピークアウトした感じの頃?。マタオマ豚魚と揶揄され始めた頃に、別の新たな可能性として「ベジポタ」が少し流行ったんですよね。その当時一世風靡したのが「えん寺」ブランドだったかと。思えば、当時は「えん寺」の他に「音麺」「ぶぶか南口」などあって、吉祥寺もラーメン的勢いがあリましたねぇ〜。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131318j:plain

 
 
 
 
<全体> 全然ブレてないベジポタ追求姿勢!ラインナップも不変!一周回って目新しい!

f:id:TOMASSOON:20200429131327j:plain

 
 
 そうそう、ここは「2種類のつけダレ」と「4種類の麺」を選ばせるシステム。ビールを置いてないのは誤算だった:汗。しかし大抵の場合は、「極太麦芽麺」を先に選ぶみたい。ここでしか食えないユニークさがあるからねー・・・。そして今回は、未だ食ってないと言うことで「辛つけ麺」をチョイス!。ボタン押しま間違えて味玉入りにしちゃったけど、ま・・・いいか。それはこんな感じの麺顔してやってまいりました。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131338j:plain


 
 おおお!これは辛味と言えど柔和に見えるタレ!そして茶褐色で蕎麦のように深い素朴さ表す極太麺!。色合いは似ているが表情はまるでコントラスト的ですね。そしてそのギャップさ故に旨そうに感じるじゃないですか!。蕩けたタレに麺が絡まる旨さが、もはや妄想ではなく予知として感じられる組み合わせ!。旨いに決まってるやん的なオーラが、周囲にだだ漏れ垂れ流し〜。もう辛抱できなくなってくる。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131306j:plain

 
 
 
 
<つけダレ> 王道の濃厚豚魚の辛味ダレに野菜ペーストの甘味が溶ける!魚介の甘味とナチュラルシナジー!

f:id:TOMASSOON:20200429131401j:plain

 
 
 ううう・・・旨い!久しぶりなのもあって妙に新鮮な感覚で旨いじゃないか!。フツーの濃厚な豚骨魚介も最近また旨いと感じているが、ベジポタ化することによって、複雑さ!深み!厚み!がよりパワーアップして味のカオスですやん!。ベースは間違いなく、豚骨の煮出しに、魚介類の溶かし込み。いわゆる魚粉的な甘味がしっかり感じ取れるし、煮干しに限らず節系の風味も溶けているのでは?。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131500j:plain


 
 その時点でザラ付きが残る物だが、これほどクリーミーにするには、3つばかり妄想で思いつく味わいです。まずは言わずもがなの「野菜ペースト」。敢えてペーストと言ったのは野菜を煮込んだと言うより、擦り込んだような深い野菜旨味があるから。これがあるからこそベジポタで成立しましょう。次に「鶏」、続いて「背脂」。野菜だけのポタージュ感を更に高めているのが動物系の脂質かと・・・。因みに答え合わせで後でウンチク見たら、「鶏」は当たり。背脂の言及はなし・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131506j:plain


 
 そして今回の「辛味」がまた面白いです。辛さはもっと強くもできるようで口頭でお願いする形式です。この一味カプサイシン系の辛さだが、ベジポタの甘さにうまく吸収されて一体感があります。尖りが全くなし。またベジポタ感と合致すると、辛さを酸味のように錯覚する味わいも生まれて、そこがまた面白い!。後々にスープ割りした時には、辛さのカプセルが弾けたようにヒリヒリ滲むし・・・辛味の楽しさはなかなか面白かったです。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131438j:plain

 
 
 
 
<麺> 極太で胚芽を練り込んだ風流な旨さ!コシが強くてベジポタダレを絡めまくり!

f:id:TOMASSOON:20200429131415j:plain

 
 
 私が胚芽を練り込んだ極太麺に出会ったのは、かの松戸とみ田だったっけか。茶褐色の極太麺がこんなに風味高くコシが強いとは・・・遭遇は驚愕のうまさでした。それを少し彷彿とさせるのがこの麺で、「H-1」などと符号で呼ばれております。水切りは完璧な上に、ザルが底に敷かれてあるから、水っぽさで風味を失うことがないのがいい。まずはそのまま何もつけずにすすり食うと・・・おお!和蕎麦の風貌に近いのに、小麦粉の甘味がしっとりと感じるじゃないか!。仄かな風味としての甘味が・・・上品。素朴な風貌からはちょっと意外な甘味だね。
 
f:id:TOMASSOON:20200429131526j:plain
f:id:TOMASSOON:20200429131516j:plain

 
 これをタレにつけまくる!。コシが強いからしなりはハードで、タレの粘度と麺の腰つきで絡みまくり!。全部麺を食い終わる頃にはつけダレが無くなってしまうのではと心配してしまうほど。そして口に運んで咀嚼を始めると、プツプツヌツヌツと前歯で千切る感覚は、まるで凄くハードなテンピュールのようです。奥歯へは運んでヌッチリと潰すと、ベジポタの甘味と動物系のコクが一体化。ただ唾液が溢れまくりです。辛味にも負けない麺の風味自体の強さも魅力的。ベジポタ旨味を完全に受け止めてるいい麺です。
 
f:id:TOMASSOON:20200429131546j:plain
f:id:TOMASSOON:20200429131552j:plain
 

 
 
 
<チャーシュー> タレに塗れて分かりにくいが・・・断面美しきバラ肉!ベジポタ甘味に絡んで旨し!

f:id:TOMASSOON:20200429131511j:plain

 
 
 さてチャーシューですが、豚バラスライス肉を更に食べやすいようにカット。一部ブロック系の端肉も入ってましたが、意外と上品な味わいで、きっと清湯ベースならもっとダイレクトに旨さが伝わるかと思われます。しっかりと熱入りされた脂身の甘味があり、それが今回は、ベジポタの旨さに吸収されたイメージかも。全体バランス重視なのでしょう。断面美しきバラ肉!ベジポタ甘味に絡んで旨し!。いい仕事はしてると思われます。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131531j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 出汁を十分に含んだ淡麗な甘味!辛味ダレと混じってカオスな旨さ!

f:id:TOMASSOON:20200429131444j:plain


 
 チャーシュー同様、味玉も今回は個性的なタレと麺に注目を多少奪われた格好か?。よく味わうとこれも実にいい仕事ぶりです。薄出汁がしっかりと浸透している柔らかいタイプ。白身にもほんのりと味がして旨いし、卵黄のねっとり感はマチュアな甘味とコクがナイス!。今回は、この甘味を敢えてつけダレの辛味、そしてベジポタの甘味と混じり合わせて食ってみます。甘辛い味の広がりがあって、普段の味玉では味わえない風味感もいい感じ・・・。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131535j:plain

 
 
 
 
<スープ割> ポットのセルフ方式!淡い魚介系の割り出汁で野菜と辛味の旨味が復活!

f:id:TOMASSOON:20200429131557j:plain

 
 
 最後はお決まりのスープ割り。カウンターのあちこちにポットが置かれたセルフ方式です。これがまた超熱々状態でナイスな上に、淡い魚介系の出汁がふわっと香って、超ほっこりする味わいです。今回はベジポタなので少し多めに投入して楽しみましたが、野菜の旨味と魚介の相性が和やかな溶け込み具合となり・・・実に落ち着く味わい。更に辛味がこの魚介割りの熱で少しピリリと復活してきます。このほっこり加減と淡いピリリ感の対比も面白く実に愉快。やっぱりスープ割は多めに淡く仕上げた方が、私は好みです。嗚呼満足。
 
f:id:TOMASSOON:20200429131602j:plain
f:id:TOMASSOON:20200429131608j:plain
 

 
 
 
総じまして「一周回って今では斬新!王道なるベジポタ魂に変わり麺で更に広がる

f:id:TOMASSOON:20200429131432j:plain

 
 
 ・・・旨さの可能性!」と言う感想。花みずき@野方、マンモス@渋谷も系列ということで、早く災禍が収束すれば、そこも試しに味わいに行きたい次第。久しぶりのベジポタは懐かしさより、素直に感覚新しく食えたのが味の収穫でございました。またこれは宅麺ドットコムでも通販してるようなので、家族にも広めたいと思う。駅からほんと数十秒という近さも魅力的。気軽さ激しくオススメ!。災禍が治ったらが、またマイ立ち寄りリスト店として、フラッと食いに行きたいと思います。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20200429144210p:plain

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!。
 

f:id:TOMASSOON:20200429131619j:plain

関連ランキング:つけ麺 | 吉祥寺駅井の頭公園駅