嗚呼ロックダウン！日常生活圏にこの店があって救われる？
くじら食堂 bazar 三鷹店 （東京・JR三鷹） 醤油 ＋ ごはん 〜ラーメン食べて詠います
- ＜全体＞ 質実な老鶏チャーシューのボリューム迫力！ジットリ鶏油の滲む明るい醤油ブラウンが光弾ける！
- ＜スープ＞ 徐々に進化か？非常にこれでもか！ってな「かしわ」の出汁感が一層マイルドで食べやすく！
- ＜麺＞ 三河屋製麺：相変わらず素朴なマイクロ縮れに汁のエキスが浸透深し！麺自体に大いなる味わいあり！
- ＜鶏チャーシュー＞ このゴリゴリ歯応えの鶏肉が素朴で旨い！晩飯おかずか酒のつまみにピッタリ！
- ＜他具材＞ 青ネギとメンマの質感高く・・・全体的に隙が無いね
- ＜玉子かけごはん＞ へへへ・・・生卵とラーメン具材を移動させ即席親子丼風に食ってみたよ！
- 総じまして「昔ながらの素朴さと今風ご馳走感覚の融合！くじら式笠岡拉麺進化なり！」
実は前回訪問時に、ごはんとラーメンの活用方法が紹介されており、これを真似して「即席親子丼」を作って昼飯トライとした流れ。ビールが飲めないならガッツリ食ってやりますぜ！。
＜全体＞ 質実な老鶏チャーシューのボリューム迫力！ジットリ鶏油の滲む明るい醤油ブラウンが光弾ける！
しかし少しランチピークとは言え、座席にスキマができるのは・・・出歩く人が減った証でしょう。とは言え自宅にこもりっきりにしても精神的に良くないし。あまり出歩かない程度で、エチケットを守りつつ、近場で活動するにはいいんじゃないかなと思うのだが・・・。そんな心配をよそに、順調に調理されて運ばれたのはこんな麺顔でした！。
おおお！素朴さと大胆さが溢れている麺顔！。成長した鶏の腿肉あたりが醤油出汁に煮られた色合いが実に深いね！。そして青々とした葱の色合いは一転して鮮やかだし、スープの色合いだって前よりも明るさを感じるイキイキさ。そして透けてみえる縮れた細麺が、いかにも素朴さを最後に決定づけるかのようなプレゼンスです。嗚呼、洗練されたローカルラーメンという感覚だ！。
＜スープ＞ 徐々に進化か？非常にこれでもか！ってな「かしわ」の出汁感が一層マイルドで食べやすく！
言わずとしれた「かしわ」の煮出し。西日本では鶏のことを「かしわ」と呼んでおり、私もその方が馴染みやすかったりするー。しかしこれほど醤油色に染まった煮出しは、確かに山地ローカルの一杯という感覚がありありです。その肉から滲み出た旨味もあるが、鶏ガラの明るいコクがまたマイルド！。鶏油が薄っすらとある感じだが、醤油の塩気と蒸しびついて円やかな味輪郭。個人的感覚では、当初よりすごく食べやすいイメージかと・・・。塩っぺー部分はなく、すごく食べやすくて洗練すら覚えます。
醤油感覚もマイルドになったかというイメージ。胡椒系の刺激はとても薄く、濃厚なれどゴクゴクと飲み干しえても喉が渇かないレベル感。なのでより一層鶏出汁の芳醇さがダイレクトに響いているようですー。
＜麺＞ 三河屋製麺：相変わらず素朴なマイクロ縮れに汁のエキスが浸透深し！麺自体に大いなる味わいあり！
もはやシンボル・・・マイクロ縮れ細麺。これが粉自体の旨味を醸し出す上に、スープが滲んでコクと甘味がプラスされるから、最初の一口目から旨し！と脳裏でハシャグようです。バクバク汁を吸い込んだって、熱ダレや汁伸びを感じさせず、しっかりと風味を楽しませてくれる。
縮れたフォルムが口当たりやすすり上げで楽しく、ズボボボーーーっと啜りやすいしなやかさもあるので、汁の持ち上げ少ないのにとてもスベリがいい感覚。のど越しのシルエットだってソフティ―なタッチ感。
奥歯で潰すときが最高に旨いね！。クチリと潰した瞬間から、醤油に染まった鶏の旨味に、粉の風味と甘味がすぐに一体化して糖化した旨さがナイス！。時々縮れに絡んだ葱や肉をも一緒に潰すのも楽しからずや！
＜鶏チャーシュー＞ このゴリゴリ歯応えの鶏肉が素朴で旨い！晩飯おかずか酒のつまみにピッタリ！
賛否ある歯応え。山形の鶏中華を連想してしまうほど、ゴリゴリ歯応えのチャーシュー。このゴリゴリとダイナミックに潰す楽しさと、老鶏ならではの噛み締めた旨味が実にナイス。そして、麺のクチクチボソボソとした食感に妙に対象的で楽しいミスマッチ感がいいんだ！。
色合い以上にアッサリした味付け。そしてデフォルトでボリューム感もたっぷり。酒のアテにもなりそうだが・・・・へへへ、今回はごはんのトッピング具材として活躍してもらおう！。
＜他具材＞ 青ネギとメンマの質感高く・・・全体的に隙が無いね
青ネギは単に飾りではなく、鶏肉と実に相性良くて内側の甘味ものこってイイ感じ。くじら食堂お馴染みの、コリコリメンマもいい質感で、実に細かいトッピングまで質感高くて隙間がないね。この調子で・・・青ネギもご飯の上に乗せてしまいましょう！。
＜玉子かけごはん＞ へへへ・・・生卵とラーメン具材を移動させ即席親子丼風に食ってみたよ！
生卵はサービスで付くそうです。実はシンプルに玉子かけご飯でもよいかと迷ってしまいした。ブランド米か知らねど・・・フツー以上にごはんが旨いじゃないか！。そのまま卵かけで十分旨いはず！
しかし一度決めたことだから・・・具材を移動させたあと、溶き卵をゆっくりと流しこみます。中々、サービスにしては上質そうな玉子！。
テーブルセットに醤油が無かったことから、残ったスープをほんのひと匙を入れて攪拌！。いよいよ完成。
鶏肉のコリコリ感に葱の甘味が玉子かけに浸透・・・ネットリとご飯ひとつぶひとつぶの隙間に入り込み、そこで一気に粘りがでてとろける状態。これを口の中へは運ぶこと自体がアミューズだし、その後も舌で送り込んで奥歯で潰す作業がまるで悦楽ですわ！。本音的には、醤油差しが少しばかり欲しかったかも・・・。しかし、元の米と玉子の質が良かったらしく、「即席親子丼」というより、「贅沢卵かけご飯」という感覚で存分に楽しめましょう！。
総じまして「昔ながらの素朴さと今風ご馳走感覚の融合！くじら式笠岡拉麺進化なり！」
・・・と言う感動！。少し濃いめのスープなのでご飯が進むし、具材の鶏肉がしっかりしているので、これは替玉よりご飯セットの方が好みという人も多いと思われます。少し味が濃くてピリリとした「葱皮」もごはんに合いそう。麺も旨い店ですが、訪問済の方も、一度ごはんセットを狙ってはいかがでしょう？。外出帰省も少しだけなら出せる・・・そんな方には最高におススメ！。そんなランチの満腹気分ですが・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
