ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4122】 支那そば あおば (東京・西武柳沢) 塩ラーメン 〜忘れえぬ佐野JAPANの王道塩そば感覚!行列出来ない名店とはことこと!

佐野実 師の味と頑固を受け継ぐ店
 


支那そば あおば (東京・西武柳沢) 塩ラーメン 〜ラーメン食べて詠います

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 武蔵野エリアは、都内よりも一週間程度、桜の開花が遅れ気味。ピークアウトした感はあるけど、桜花繚乱の最終過程を愛でることができました。外出自粛とあって、見るもの少なく・・・今年の桜は少し寂し気ですね。今回は、自転車で軽く移動できる範囲に限ってのラーメン活動です。
 

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 いつでも行ける・・・と思ってたら、何と6年が経過してしまいました。今回は、久しぶりにこちら・・・佐野実師匠直伝のお店「支那そば あおば」さんに伺い、塩ラーメンをいただいてまいりました。ここは確かに旨い!。その旨さだけでなく、頑固さまでも師匠から受け継いだのではと、かねてより地元では評判が確立したお店です。思えば、関西転勤から久しぶりに東京に戻ってきて、引越し荷物の片付けついでに、妻とチャリで訪問したのが思い出深い・・・。
 

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<全体> 当たり前の塩ラー麺顔が妙に新鮮!古さを全く感じさせない王道感覚!

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 ここも地元に超溶け込んだ店で、開店と同時に地元のオヤジどもがパラパラと集まり出すと言う感じです。ただアルコール類が一切ないことと、少し張り詰めた空気感があるので、ただ、ここのラーメンだけを愛すると言った方々ばかり。愛情に支えられた感がありありですな。そんな方々の中に混じっていただいた麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!当たり前の塩ラー麺顔が妙に新鮮!古さを全く感じさせない王道感覚!三多摩地区の片隅にしっかり根付いた佐野JAPAN魂!。すっかり長い間忘れかけてた麺顔の迫力です。目新しさがないのに、初めて出会ったかの様なワクワク感がたまらん!。それに汁・麺・肉・具材等・・・ありふれたもの達が凛とした緊張感を醸しつつ、やっぱり全体ではほんわかと感じさせるデザインとなっとるよ・・・。
 

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<スープ> 鶏ガラの豊潤さ・・・節等乾物の穏やかさに加え、フライドオニオンの香ばしさと甘味が自然に一体化!

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 もうすでに知ってる味だったが・・・やっぱり旨かった!妙に新鮮だった!。見るからに塩ラー系の鶏ガラの豊潤さがありありと広がった明るい味わい。食べ応えをしっかりと伝える動物感が嬉しい味わいです。しかしその一方で・・・やはりこれは塩ラーと感じさせる、魚介系の塩だれ感と節系を思わせる香ばしさ!。そして煮干し?か何か乾物系の甘味が深くて・・・とても日本人として落ち着く感覚が沁みる・・・。
 

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 おまけに、少しばかりのネギが、青々しい風味を溶かし込むのがいい感じだ。そして忘れるべくもない「揚げ玉ねぎ」の溶け込み。植物系の油でカラッと揚った玉ねぎ微塵。フライされた油には、玉ねぎ本来の甘味と揚げの香ばしさが凝縮されてます。それがこのスープに滲んで一層奥深く、複雑カオスな味わいにグレードアップさせてます。
 

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 佐野JAPAN系は、とてもシンプルな旨さの様に思えるが、実はその複雑でいろんな味わいが溶けていて、掴みどころがないところがとても印象的。何となく、その片鱗の伝承を感じる・・・愛情こもった味わいです。
 

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<麺> これぞ支那そば!しなやかさこの上ないシルキーなストレート細麺!汁との一体感が素晴らしい!

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 ややスリム系なストレート細麺。地肌が白くて密度感は割と低く、物腰柔らかそうな印象です。このため、基本的にはリフトすると麺が揃いやすく、汁の持ち上げが得意そう。そして汁の吸い込みも得意な様で、汁との一体化を味わうポリシーを感じさせます。
 

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 前歯に力を軽く入れるとスパスパプツプツっとリズミカルに千切れ、奥歯へ運べば一瞬でクチリとつぶれる痛快感!。その後じわじわと唾液が充満し、2〜3回の咀嚼で炭水化物と出汁のエキス感が溶けて一体化した旨味に昇華します。その味わい風景がいつものラーメンよりはとっても刹那的。
 

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 もうそれからは一気に、ラーメンの鬼が乗り移ったかの様に、ズボボボボボボぼーーーーっと猛烈に啜り込み、先客を圧倒する様なスピードに一気に加速。あっという間に食いきった次第です。これぞ旨さの魔力に取り憑かれたと言う感じ。
 

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<メンマ> 素朴でしっかりした醤油感!されどさっぱりした後口!ふにゃコリッとした食感にメロメロ!

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 ここはメンマが旨いと前から思ってました。当然酒にも合いそう。だが酒はない。それがここまで訪問インターバルを長きにさせたポイントでしょう。とっても醤油系の出汁が深く浸透した自家製チャーシュー。しかし塩気は低く、素材の味わいも感じるほどのナチュラルさがあります。味が本当によく、スープに混じって更に旨し!。
 

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 また歯応えが好きで、全体的にはクニャとしてる様で歯応えの初動もそう感じさせるが、ある歯応えの圧力閾値を超えると、コリッと感じさせます。このクニャコリッとした感覚が最高!。犬猫の甘噛みをオレが再現している様な感覚に陥るほど・・・。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 文句を言わせぬ一枚肉!脂身・赤身・汁の吸い込みと肉エキス吐き出し・・・ハーモナイズ感じる逸品!

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 ダイナミックさと、ほどほどさがとっても上手く調和を取ってます。大判な肩ロースチャーシュー。されど肉の圧倒さや圧迫感とまではいかない。しかし、食い出すととても一口では処理できないボリューム感。ふたくちでしっかり堪能できるって感じです。
 

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 薄味・・・しかししっかりとスープを浸透させて肉本来味と一体感ある旨さ!。脂身と赤身が割とはっきり分かれているが、それでも脂身の甘味とスープの塩気がバランスよく、それを吸い込んだ赤身も旨い!。炭水化物を欲してしまう。思わず、半分は麺を巻き込んで食い散らかしてしまいました。
 

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総じまして「忘れえぬ佐野JAPANの王道塩そば感覚!行列出来ない名店とはことこと!」

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 ・・・と申し上げたい気分の高まり。宣伝して行列になると逆に迷惑がかかってしまうかもと・・・少し遠慮を感じてしまうが、やっぱりラーメンファンには知ってて欲しいお店。駅からかなり遠い陸の孤島。しっかりマスクして、春先の散歩気分で訪問するのがいいかも。東京の西エリアの支那そば好きなら激しくオススメ!。次回もまた塩系を食いたいと思います。・・・・そんな応援気分高まるところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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