マスク熱中症でもサラサラ食える冷やしを求めて
- <全体> 古風なようで実はハイカラ!そして滋味深いオーラが垂れ流し!
- <スープ> まるで体液の如く抵抗感を覚えずスルスルと浸透する滋味なる塩スープ!
- <薬味> 青唐辛子がいいね!ほのかな刺激は冷涼刺激!
- <麺> 非常に色白でスープに馴染むストレート細麺!しなやかなれど程よい締まりもナイス!
- <具材①> チャーシュー:肉のプレゼンスは控えめなれど噛み締めると滋味深く!
- <具材②> 野菜他:絵具パレットのような鮮やかさと夏らしい息吹を感じる感覚!古風なメンマも落ち着く!
- <味玉にハズレなし> ピンクペッパーが密かな遊び心!塩だれのシンプルさが沁みる旨さ!
- <〆飯> いか飯!炊き込みご飯風!醤油が沁みた出汁にイカのハラワタ旨味も深く浸透!
- 総じまして、「素朴な旨さが北国の夏のように弾ける華やかさ!函館のハイカラ港町風冷やし塩ラーメン!」
もう頭の中は「冷やし麺」しか頭にありません。ところがまるで夕立でも来るのかと思うほどの怪しい空模様。もう近場で狙うしかなく、ギリギリの線で「五稜郭」さんへと向かいましょう!。こちらはTwitterでもよくチェックしており、夜営業取りやめた代わりに昼営業が長めのはず!。ゆっくり涼やかにランチが取れると思って入店してみたら、なんと満席!!。しばし店内待ちですが・・・・そうか、今年のお盆前後は、帰省や旅行が非常にやりづらいので、妙にこの時期人が多いのかもしれないです。
さてさて待ち席でいると、店内のコロナ対処の意気込みがハンパないですな。店内の待ち人数も制限している他、客入れ替わりの間の衛生対応は凄い。席が空いたからと行ってむやみに座ろうとすると、ご注意を受けてしまいました。いやいや、それぐらいでないといかんいかん。実に好印象!。
<全体> 古風なようで実はハイカラ!そして滋味深いオーラが垂れ流し!
ううう・・・まだ家に帰ってから仕事が残ってるので飲めない。この店は北海道限定のサッポロビールが飲める店なので、サッポロファンなオレとしては嬉しい店。例えばサッポロクラシックの中でも、季節毎に北海道限定らしいのがあったりするが、ここでなら飲めるのですわ!。これは悔しすぎるが仕方がない。そんな感じで心の中でウジウジしてたらこの麺顔とご対面です。
おおお!相変わらずビューテホー!まさにインスタ映えするラーメン!今年の夏もやってくれますよ!北国の夏は短いと聞きます。なのでその瞬間に大地は命の芽吹きを弾けさすとか。そんな生命力すら感じる踊るような華やかさが、この冷やし麺にはあるじゃないか!。パプリカやプチトマトはどこでも見かける食材とは言え、添える色合いが眩しいぜ。夏バテ?マスク熱中症?いろいろな意味でへばっているいた心が救われる思い。
<スープ> まるで体液の如く抵抗感を覚えずスルスルと浸透する滋味なる塩スープ!
いつもの穏やかで少し古風な塩ラーメンを知ってると、いきなりこの麺顔見ると多少びっくりするんだろうね。ただ私は2回目なのでビクビクしないでスープを味わいましょう。これがですね・・・、毎回同じようなシチュエーションで例えに使うんですが、「ポカリスウェットのごとく」するすると何の抵抗感もなく胃袋に沁み入ると言う感覚。塩分を感じるのですが、どこか感じさせないと言う不可思議な冷やし塩ラーメン。汗が引くとともに体内イオンバランスを整えるのか!?妙に心身をシャッキリとさせてゆくではないか!。
見栄えで洋風に感じるが、よく見るとがごめやメンマや青唐辛子も入ってるし、実はそうではありません。しっかりと函館塩ラーメンを表現してます。塩気を感じさせないと申しましたが、実は地味深い。昆布の出汁がじんわりと響いております。特に旨味の深いところは貝柱か?。北海道の滋味な出汁エキスの代表格はホタテの貝柱!。猿払は函館とは遥か遠いし環境も違いすぎるがね。そんな魚介系の旨味がしっかりとベースにあるので、見た目と裏腹にとても落ち着いた旨味感がありありです。
<薬味> 青唐辛子がいいね!ほのかな刺激は冷涼刺激!
「青とうがらし」がまた絶妙。+30円の薬味インパクトとしてはどうなの?ってな感じもしますが、インパクトに期待です。これによりピシッと味に筋が通る様で、合わせて涼味感が一段とアップ!。赤い糸とうがらしとピンクペッパーもいい働きをしますが、青とうがらしの方がダイレクトに響きます。仕上げにレモンを絞り入れましょう。酢よりも爽やかで優しい酸味が冷やし麺には相性はベストです。
<麺> 非常に色白でスープに馴染むストレート細麺!しなやかなれど程よい締まりもナイス!
やっぱりここは、麺が美味いね。見栄えがまずいい!色白できめ細やか!そして微妙に加水は高めのストレート細麺。もちもちツルツルといったイメージが、冷やされて引き締まり、確実に風味を高めた感じです。それが冷えて滋味深い塩出汁に絶妙に合う。
一番のお気に入りは密度感がやや高いところ。優しい感覚保ちつつ、クツクツクシクシとした歯ごたえで味わいを楽しめます。芯もなくアルデンテ風に狙った訳でもなさそう。淡麗なスープだから、より一層麺の味がダイレクトに伝わりますが、トッピングと絡めたりして、グルテンの風味や味わいを存分に楽しめる。バテ気味だったし、いか飯も追加したから遠慮したけど・・・これは確実に麺大盛り必須かと!
<具材①> チャーシュー:肉のプレゼンスは控えめなれど噛み締めると滋味深く!
ラーメンにしては肉感が少ないイメージ。だけど改めて画像メモを確認すると・・・しっかり肉があるのが不思議です。肉系は短冊切りチャーシューのみ。豚のロース部位だと思われます。ただ脂身のさしが低い感じはあったかと。だから記憶にはあまり残ってないのかもしれませんね。冷えた塩スープに浸ると繊維の隙間にエキスが滲み、スポンジの様に吸い込むのは微かに覚えているが、そこにトマト等の野菜も混ざるから、さっぱり感がありあり。そんなのも肉の中ではうましですな!。
<具材②> 野菜他:絵具パレットのような鮮やかさと夏らしい息吹を感じる感覚!古風なメンマも落ち着く!
何と言っても野菜類の映え方がいい。トッピングも塩スープに相性が良いです。プチトマト・赤&黄パプリカ・水菜・白髪ねぎ・糸唐辛子・ピンクペッパー・レモン・・・・・・そして「がごめ」。やはり函館塩ラーメンのスピリットは忘れず、がごめをトッピングの頂上付近に備えます。とてもよく考えられた構成であるし、とても手が込んでるよね!。これは名作冷やし麺そのもの!。毎年楽しみにすることでしょう!。
<味玉にハズレなし> ピンクペッパーが密かな遊び心!塩だれのシンプルさが沁みる旨さ!
ハーフだけどあるとやっぱり嬉しいものです。中央にピンクペッパーが乗ってるが、これは計算なのか、偶然なのか。過去の画像だとなかったので偶然のようです。でも面白い。味わい自体はシンプルな塩味系で、薄味塩ダレが深く滲む傾向。だから卵本来の味わい・・・卵黄のコク、白身の淡白さが素直でうまい。また例によってs出汁に沈めて味を足したりしましたが、素直な旨さで好印象!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにはハズレはないんだよなぁ〜。
<〆飯> いか飯!炊き込みご飯風!醤油が沁みた出汁にイカのハラワタ旨味も深く浸透!
さてさて・・・食って身体のほてりがおさまったところで「いか飯」を頂きましょうか!。こちらのいか飯は、いわば炊き込みご飯タイプ。デパートの催し物会場で見かけるイカの胴体にもち米を詰めるあのタイプを想像してしまうが、それとは別物です。
しかしこれが実に味が深いぃ〜。醤油の色合いが強めですがこれは出汁の色合い。イカ煮込みのエキス感が濃密。特にイカのハラワタの旨味すら感じる仕上がりで、それがみっちりと米の一粒一粒まで染み込んでいます。白ゴマと刻みのりがどちらも多めでいいアクセント。そして風味もナイス!。噛み締めるごとにうまいのです。
総じまして、「素朴な旨さが北国の夏のように弾ける華やかさ!函館のハイカラ港町風冷やし塩ラーメン!」
・・・と言う感動!。いやぁ〜もはや名物みたいで、中途半端な時間だったが後客が絶えないし、よくこのメニューが追加オーダーされ取りましたよ。次回は必ず、旬のサッポロクラシックを必ずいただきますよ!。荻窪のラーメンもあちこちで夏メニューが花盛りですが、インスタ映えはこちらがダントツかもね。明るい麺顔!優しく沁みいる旨さ!食って北海道気分!味の旅紀行!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!