ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4296】 麺庵ちとせ (東京・若松河田) 塩 煮玉子 中盛 + メンマ + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜淡麗感の中に温かみ!深い旨味に深いコク!まさに東京トップクラスのコンテンポラリー塩そば!

連休だから Go To TOKYO!Go To Ramen!
 


麺庵ちとせ (東京・若松河田) 塩 煮玉子 中盛 + メンマ + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います


f:id:TOMASSOON:20200919152654j:plain


 

 これから4連休という初日!どうもやる気が出ない・・・。いつもならラーメン遠征でウキウキするところですが、どうもこの半年のコロナ禍で巣篭もりが多くなり、遠くに出かけるのにとても億劫でございます。しかし、それでは陳腐な毎日を過ごすばかりと鑑み、ちょっとハイスペックな店でも攻めてみようかと・・・今回は、新宿区まで足を伸ばしましたぁ・・・・って、全然いつもと大差ないか(汗)。
 

f:id:TOMASSOON:20200919114524j:plain


 
 ところで最近、塩ラーの機会が増えたかも。身体が欲しているというか、そんな心境。ラーメンデータベース・全国通算ランキングを「塩」で表示ボタン押したところ、第1位で出てきたのが「麺庵ちとせ」・・・久しぶりに重い腰を上げてみました。だらだら歩いてたら、開店シャッター上がる前には間に合ったが、12番目に連結。休日だからか、カップルやグループ客が多めでした。ゆっくりとしか行列が進まないが、やはり彼岸はいいねぇー・・・風は穏やかで涼しいし、本当にのほほーんとできるので、行列が苦にならない。
 

f:id:TOMASSOON:20200919114040j:plain


 
 入店のタイミング。こちらも座席の間をアクリル板で仕切るスタイル。アクリル板を毎回アルコール消毒してから呼び込まれます。最近、アクリル板がなく座らされると、むしろ不安で落ち着かなくなってきたかと感じるこの頃。このスタイルは、コロナが落ち着いても何となく継続して欲しいと願う次第です。
 
 

 

 
 
<酒> サッポロラガービール 赤星!いつの間に!?最近あちこちで増えてる嬉しい現象!

f:id:TOMASSOON:20200919152337j:plain


 
 へへへ・・・久しぶりのちとせだから、ガッツリ飲むぜ!日本酒とビール!っと思っていたんだが様子が違っており、日本酒ボタンが売り切れ点灯。その代わり「サッポロ赤星」のボタンが新たに設けられてるじゃないか!。しかもヱビスも選べる。市販価格を鑑みると同じ値段なら「ヱビス」が得なんだが・・・「赤星」の魔力には敵わず、今日も意外な流れで赤星を飲むことに。最近あちこちで赤星が増えてるが、実に嬉しい現象!。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152357j:plain


 
 チャーシューの切れ端と冷えた瓶とグラスが手早く配膳。ハハハ!自宅で毎日使ってるグラスと全く同じ!DURALEXじゃないの。まるで家で飲んでる気分だな(笑)。もっとも家ではスーパードライなんだが。日頃生しか飲んでなかったんだけど、熱処理ビールの苦味のズシリ感がわかるようになったのは最近のこと。実はコーン・スターチ・米なども使っているようで、欧州のビールとは違うズシリ感なのだね。日本人の自分には日本のビールがやっぱり馴染むのか、この方が厚みを感じる旨さと思えてしまいます。自分の中では、最初の一口は「スーパードライ」。料理と楽しむなら「一番搾り」か「黒ラベル」。酒のみと対峙して飲み続けるなら「ヱビス」か「赤星」。
 
f:id:TOMASSOON:20200919152403j:plain
f:id:TOMASSOON:20200919152414j:plain
 

 
 
 
<つまみ> 製材置き場の如く・・・圧巻の山積み材木メンマ!風味深く歯切れ良く!バキバキ食らって痛快!

f:id:TOMASSOON:20200919120803j:plain

 
 
 前から一度やってみたかったんだけど、この店のメンマをガッツリ食らうこと。かなり質感の高い逸品で好印象。これを麺顔にドサっと積み上げてみたかった次第。しかし、ラーメンにトッピングされるだろうと思いきや、別皿提供されました。おおお!こんなにボリュームあったのか!これじゃ麺顔に乗せきれないな(汗)。
 

f:id:TOMASSOON:20200919120826j:plain


 
 見事な材木状で、太さ大きさ長さ・・・どれも満足サイズです。どう考えても10本どころか15〜6本は確実にあろうかと。はっきり言ってこれだけで小腹が満足してしまいます。いかにも繊維質がキッパリとして歯応えがありそう。しかし、面白いほどバキバキと音を立てながら小気味よく千切り食えますから安心あれ。出汁の浸透がやや深めで、醤油系の出汁に淡い甘味があり、素材の風味とベストマッチ。ううう・・・酒が進みまくる!。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152435j:plain


 
 見栄えのボリューム感と、バキバキ音を立てて食らうオヤジなオレの無神経さ・・・隣客の視線を感じましたので控えめに。まるで・・・お坊さんが静かに膳にある沢庵を食らうが如しな感覚で、その後も静かに食らい楽しみ続けました。
 
 

 

 
 
<全体> 凛々しくも優しく霞む塩清湯!肉・麺・具材の質感もレベル高く心地よい緊張感ある麺顔!

f:id:TOMASSOON:20200919115638j:plain

 
 
 快調にメンマの山が低くなってゆく。スィーディーにビールは減ってゆく。そしてゆっくりと・・・気分は酔いどれオヤジになりつつあったところで、ちょうど配膳が完了!およそ2年半ぶりの姿はこんな麺顔でございました!。
 

f:id:TOMASSOON:20200919115640j:plain


 
 おおお!さすが全国通算ランキング「塩」第1位の迫力!オーラが垂れ流し状態でございます。落ち着きの中にコンテンポラリーさが映えるというか、凛々しくも優しく霞む塩清湯がたまりません。表層は動物系のエキスが流れるように漂うばかり。透き通るようで淡く霞む状態が、別の旨味の溶け込みを想像させます。大胆にカットされた肉ももちろんハイスペック感丸出し。高級そうに見えますが手切りカットが素朴さも見え隠れさせて、私を惑わします。味玉の淡い灰褐色でツルツルした地肌感は、子供の頃に作ろうとして出来なかった泥団子のように艶やかで・・・本当に隙が見当たりませんな。写真で見るより実物はそんな感じっすよ。
 

f:id:TOMASSOON:20200919115642j:plain

 
 
 
 
<スープ> 芳醇な鶏エキスが膨らむ旨さ!魚介乾物も深く溶け・・・ 海塩の柔らかい塩気のエッジング!

f:id:TOMASSOON:20200919152524j:plain


 
 塩ラーメンって「塩主導で味の主役」なのか「プレーンな味表現の引き立て役」なのか、タイプが別れると個人的には思ってるわけ。これを啜ると両方なのか?・・・やや後者なのかと感じる味風景。塩は確か塩ラーでは有名な「粟国の塩」のはず。以前店にあったウンチクを調べてみると、モンゴルの岩塩も含んでいるらしい。個人的には、海塩の柔らかい塩気のエッジングを感じました。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152457j:plain


 
 それにしても旨味と塩気が一体化しており、とてもナチュラルな味わい。鶏ガラと乾物系の旨味を感じます。例えば、丸鶏を煮出した上質な鶏エキスははっきりと感じましょう。鶏油を後から足したような妖艶さはなくとも、スッキリとした旨味がいい感じ。しかし「鶏塩」ってな単純な味風景ではない気がしてなりません。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152508j:plain


 
 久しぶりに、ちとせの「塩」を食らったものだから、いちいち味に反応してしまいます(汗)。乾物の魚介が深いね・・・。節と言うより、煮干と昆布の溶け込みイメージ。しかし本当にそれだけなのでしょうか?。ここからは完全に妄想ですが、あまりに滋味深く感じた為、貝が薄らと忍んでいるのとか感じたり、いやいや・・・スルメ??などと発想が飛んだりとしましたが、そんなにはっちゃけたものでもないんだよね・・・。いやぁ〜これは旨かった。また温度感もよく、しっかりと熱がありながら、風味が飛ぶようなものでもない。ゆっくり味わえてゴクゴク飲み干せる最高の温度感。素晴らしい!。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!非常にしなやかで微かな麩打ち込み!クスクスと小気味良い歯切れが快感!汁を吸い込んでも甘味を感じる様な麺の風味高さ!

f:id:TOMASSOON:20200919152519j:plain

 
 
 忘れていたが麺も素晴らしい!。自家製麺とのことですが、ここのご店主・・・お若いのにどんだけ天才やねん!。標準的なストレート細麺がすが、加水は中程度で淡い密度感覚。麺に熟成を感じるタイプかと。モチモチというより、スパスパと軽やかな歯ごたえで、なんとも風味が良いのです。麺を引き上げるとほんの微かに麩が打ち込んであるように見えます
 

f:id:TOMASSOON:20200919152537j:plain


 

 非常にきめ細かい地肌で、汁も吸い込みがち。すでに軽く浸透しているところをすすって噛み潰すと、とても柔らかい小麦粉の風味が出汁味を通して伝わります。引き締まりもあり優しい密度感がたまりません。しなやかさがあるので汁の持ち上げも非常によく、スープとの一体感もある。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152542j:plain


 
 汁の持ち上げがいいと、鶏エキスも当然持ち上がるから旨味がますます色濃ゆい。啜るだけでスープ旨味とのコラボは完成し、一気にズボボボボボーーーーーーと勢いよく啜りませう。嗚呼、今回・・・自分の胃袋と酒とつまみを忖度して、中盛にしてみたが楽々大盛食える。いや大盛で食いたかったかと!。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152622j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> ナチュラルな薄塩味と仄かなペッパー感!脂は甘く赤身の肉味と混じる旨さ!上質柔らか肩ロース肉!

f:id:TOMASSOON:20200919152446j:plain


 
 上質柔らか肩ロース肉!これはラーメントッピングとしてじゃなく、単品としても立派なローストポーク。肉繊維がとてもきめ細やかで、しっとりとした味わいのみならず、どの方向から歯を立てても噛むと全く容易く千切れます。まさにシルキーな歯応え。味付けの出汁に秘密があるのか、それとも肉自体の質が格別なのか。これも肉増にしておけばよかったかと・・・。
 
f:id:TOMASSOON:20200919152548j:plain
f:id:TOMASSOON:20200919152559j:plain

 
 上質だけどシンプルな旨さって感覚もありなむか?。外周の部分は、ナチュラルな薄塩味と仄かなペッパー感がいいんですよね。全体をかじると脂は甘く赤身の肉味と混じる旨さ!上質柔らか肩ロース肉!。出汁に浸して味を足すのも旨い。以前はもっと和風な肉と感じた記憶ですが、私の記憶も全くアテにはなりませんな・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152611j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> どこまでも深く浸透する出汁!濃密でねっとりした卵黄のコクと一体化し熟したような甘味!

f:id:TOMASSOON:20200919152503j:plain


 
 この店では煮玉子は外せません。価格70円!この質感でこの価格!必ずトッピングするべし!。味はお安くないよ!イメージとは真逆で、濃密濃密さの熟成深み!。白身もしっかりと味付きで甘く感じる一方、半熟の卵黄には十分すぎるほど浸透していています。十分すぎるほど熟成が進んだような味わいで魅了。
 

f:id:TOMASSOON:20200919152605j:plain


 
 この味わいでまた冷酒を欲してしまうが・・・いつかまた冷酒復活してくれものかね。どこまでも深く浸透する出汁!濃密でねっとりした卵黄のコクと一体化し熟したような甘味!うまし!嗚呼・・・やっぱり味玉最高!ハズレのない旨さだよ!
 

f:id:TOMASSOON:20200919152617j:plain

 
 
 
 
総じまして「淡麗感の中に温かみ!深い旨味に深いコク!まさに東京トップクラスのコンテンポラリー塩そば!」

f:id:TOMASSOON:20200919152452j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。駅から微妙に離れていようとも、行列必至であろうと、並んでも食う価値ありの一杯。食べログ百名店は、2019でようやくゲットということらしいですが、以前から注目してた人数多くおられるはず。きっと今後連続ゲット間違いない。そんな旨さですので、近くに寄ることあれば激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20200919172415j:plain

 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

f:id:TOMASSOON:20200919120814j:plain


 

関連ランキング:ラーメン | 若松河田駅曙橋駅四谷三丁目駅

 

ラーメン食いてぇ!

ラーメン食いてぇ!

  • 発売日: 2018/11/02
  • メディア: Prime Video
 
ラーメン大好き小泉さん(9) (バンブーコミックス)

ラーメン大好き小泉さん(9) (バンブーコミックス)

  • 作者:鳴見なる
  • 発売日: 2020/08/28
  • メディア: Kindle版