ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3996】 麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) 特製らぁ麺 塩 + CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE 〜令和になっても勢い衰えず!三鷹・武蔵野エリアが誇る崇高淡麗コンテンポラリーな極上塩そば!

締め括りを飾るなら・・・やはりこの店この一杯!
 

 


特製らぁ麺 塩 + CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE 〜ラーメン食べて詠います

 

 仕事納めの夜に訪問。やはり一年の区切りのタイミングでは、お気に入りの「麺屋 さくら井」で心を静めたいと思う次第です。今年は本当にいろいろありましたー。仕事の内容が変わったり、勤務地があちらこちらと変わったり、はたまた台風19号の影響もあったり病気もしたりして、ほんと落ち着いた感じがいたしません。良いものを食って、いろんなものを払い退けて新しい年を迎え入れることといたしましょう。
 

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 やはりここは平日夜が訪問の狙い目。行列目安が土日の3分の1程度で、外待ち5番目と言う感じで、並び始めて20分程度で入店、早めに配膳と相成ります。カップル等2人客も比較的多い割には、割れて座ることもない。ちょうど2人が退店して、そこに埋まると言う絶妙の客回転って感じでしょうか。はたまた、案内担当のアレンジ妙義というやつか・・・。最近では常時3名体制で運営自体も効率アップしてそうにお見受けいたします。
 
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<酒> CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE:苦味と旨味が図太いクラフトビール!
 
 軽く別の職場の納会に潜り込んで軽く飲んだばかりだというのに・・・やはりラーメン活動に酒は欠かせない。ちょっとインパクトのあるのを味わいたくて、今回もクラフトビール「CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE」。調べてみるとちょっと知られた銘柄らしく、評判もよろしいのがわかります。
 

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 とにかくガッツリとした苦味が効いててそれが痛快って感覚。クラフトビール特有のホップの華やかさもたっぷりですが、苦味がガツンと映えるので、飲み応えの確からしさは格別!。こちらはチャーシューが東京トップクラスで旨いので、それとも良く合います。最近、ここでは日本酒よりこちらの方が多いかも・・・。
 
<全体> 特製の迫力感をも越える凛々しさと美しさ!そして優しさ感じるプレゼンス
 
 それにしても夜は常連が多いんだ・・・。座った客の半数は御店主の顔見知りみたいなフレンドリーさが溢れた店内。客層も若い人が多く、私ども昭和世代の感じるラーメン店とは隔世の感がありますな。こうやって新たな世界観でラーメンが発展してゆけば良いねー。そんなジジイな考えでいたところで、ワシへの配膳が完了!。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!相変わらず色んな迫力を伝える麺顔だね。スープや麺線の美しさもさることながら、何となく優しさが現れてる雰囲気がいい!。それなのに全体的に凛とした雰囲気もあって、それなのにやっぱり特製なりの肉迫力も強かに感じる・・・。今風の淡麗拉麺でしょうよと一蹴するにはもったいない気がいつもするんだよねー。
 

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<スープ> 初動は大山鶏の軽やかでもゆったりした旨味・・・やがて乾物系の旨味が浸透し拮抗すり味風景

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 やはり旨い。何度食っても旨い。そして初体験のような新鮮な気持ちにもさせるのです。ベースは大山鶏をはじめとする地鶏ガラの旨味。これが初動で感じられる展開ですが、鶏油で派手すぎることもなくとっても軽やかな旨味。それでいてあっさり系と一言で片付けられないコクの深みというやつがいい感じです。慣れてくると感じが薄くなるが、鶏油の風味も後味にさらっと感じることができる。あ!鶏エキスと思ってまた味わい直すと、今度は落ち着き深い魚介乾物出汁の円やかさなんて、意識は持っていかれたりしますわー。
 

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 魚介と言っても節や昆布等の乾物主体なイメージ。煮干の風合いは・・・入ってたらごめんだが、ほとんど感じないかと。蘊蓄によると鯛とホタテのエキスも溶けているとか!。鯛かぁ〜・・・そこまで察知できなかったが、塩ダレの成分までベーススープに溶かされた後では淡くなるのでしょうか。またホタテは、そうか!そうだったのか!と眼から鱗が落ちた思い。
 

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 トッピングされた白い欠片の集まりは、ずーっと鶏節だと思い込んでたが、これって乾物のホタテを店で細かく砕いた粉だったらしい!。鶏肉とホタテを間違うかってアホ丸出しなオレだけど、何も情報ない中なら、ほんと似た味わいだと思ってしまったー。しかし言われてみれば、確かにそうだわ。箸で摘んでダイレクトにそれだけを味わうと・・・ホ・タ・テって感じがありなむかと!。
 
 

 

 
 
<麺> 白さが実に上品!きめ細やかな漆喰以上の滑らかさに、汁が浸透して凛々しさ感じる風味と歯応え!

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 麺がええねぇ〜。醤油と塩、そして煮干では麺を使い分けてるが、前者はかなり上品さを感じさせる逸品です。本当に白い。塩ラーメンだから余計にそう思わせます。きめ細かい地肌は黄色味が本当に薄く、打ち込むねり水も本当に少なめなんじゃないだろうか。漆喰にサンドペーパーをかけたかのような非常にきめ細かい地肌。ツルツルさが光るほどに滑らかな印象です。
 

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 そして汁を吸いやすい。さらに麺がしなやかなのでまとまりやすく、これによって毛細管現象を呼びやすく、汁の持ち上げ感も高い感覚です。ところが汁にふんだんに塗れながらも、ダレたり伸びたりするそぶりさえないので、麺の旨味と炭水化物の甘味との一体化に遮る物が何もない感覚。プツプツと千切り、奥歯でプレスして潰した後の一体感がすごく旨いです。
 

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 やがて汁を吸いこんで麺の風味が溶け出す・・・ゆっくりと汁が霞んで見える。中盤以降はこんなカオスさも手伝って、旨味がお互いに昇華しますねー。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 東京トップクラスの低温調理肉!特製にしか入らぬ鶏胸肉が汁と一体化して極上!

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 ここの肉がまた旨い!相変わらず旨い!。フツー・・・チャーシューって、周囲のタレが濃く浸透した部分やら、周囲と中心部の歯応えの違いとか、脂身と赤身のバランスとか、一枚の肉でもいろいろ部位の楽しみ方に変化ある。だけど余計なところを削ぎ落として、肉のいい部分だけを集めたかのような仕上がりがいつも感心するのです。時々刺身を食ってる感覚で、このチャーシュー(肩ロース)を食ってる私せするよ・・・。
 

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 そして秀逸なのは鶏胸肉。これも都内ではよくあるコンビネーションだが、ここでは特製にしかついてこない、ちょっとレアアイテムなのです(チャーシュー盛りにはちゃんといつも入ってる)。チャーシュー盛りで食うときは、いつも柚子胡椒がネリつけられてるが、それと混じらせて食うと格別(今回はしなかったけど)。この鶏胸肉はいつもねっとりとした舌触りと、フカフカな歯応えで、私を魅了してきます。少しスープを吸い込ませてから食うとまた別の旨さが広がる!。淡白な味わいの鶏胸肉に塩ダレ風味が混じると、冷酒が欲しくなる旨さになりましょう。
 

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<具材> メンマと青菜も隙を感じず!歯応えと素材の旨味!香りをしっかり伝えるよ!

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 他脇役なようで無視できないのが、こちらのメンマと青菜。穂先でもないのに歯切れがよく、歯応えを明確に感じさせます。これも出汁の浸透が絶妙だと思うけど、メンマの素材感も十分に確かめられるかと!。また青菜もスルーしがちだが、さっぱりした淡い苦味が、塩スープを吸い込んで心地よい清涼感を生み出してる・・・。ナイスです。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし> ふわふわの柔らかさにトロトロの卵黄!出汁が浸透してフレッシュ&マチュアな旨味!

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 割と緩めな茹で上げ加減で、箸で摘むとふわふわな手応え。割るとねっとりと濃ゆいオレンジ色した卵黄が溢れ出します。これだけだとフレッシュな卵黄本来の味わい残す味かと思うけど、薄出汁の浸透が深いのだろう・・・濃密な味というよりマチュアな味わいとも感じる深み。甘みよりも薄い塩味でぐいぐいと魅了してくれます。フレッシュさとマチュアなコクの共演ってところか?。これも完璧に旨いぜ。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「令和になっても勢い衰えず!三鷹・武蔵野エリアが誇る崇高淡麗コンテンポラリーな極上塩そば!」
 
 ・・・と言う感動!。いい年末の区切りに出会えた崇高なる一杯でした。一年って短いようでいろいろあるけど、来る年はこんな極上感と幸せを運ぶ一杯がたくさん食える年にしたいね。招福願う崇高な塩らーめん。中央線定期利用で、まだ食べてないラーメン好きがおられたら、是非是非オススメ!。行列激しいのをかわすなら、平日夜がベター。特に月曜の夜は狙い目です。教えたいようで教えたくないようだが(笑)。皆さんに新しい年に幸あれ!そんな願いも込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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