下半期のスタートに願掛け!恵比寿神社とおおぜき中華そば!
- <全体> 具迫力と汁淡麗さ!麺線の美しさ!全てまとまる感覚で魅了!
- <スープ> 鶏豚の混じり・煮干と節のエキス感・・・そして醤油のキッパリさ!カオスに崇高なバランス!
- <麺> キッパリとしたパツパツ歯応えにしなやかさも加わり旨さで箸が止まらぬ!
- <チャーシュー> 出汁が浸透する鶏豚2種肉!淡くロースト感ある豚モモに、煮込み感程よい鷄もも肉!
- <穂先メンマ> 単に飾りではなくボリューム感しっかり!歯切れと味わいも実に明るく旨し!
- <味玉にハズレなし> 少し濃ゆい目の出汁がしっかり浸透!ちょっと面白い滋味が染みてる??
- 総じまして「いつ食ってもハズレなし!旨さにご利益感すら覚える有難し崇高感の中華そば」
何とか上半期が形になった感じで締まってホッとしているが・・・すぐ下半期が始まるのだ。下半期の方が実は大変でこれを乗り切らねばならぬ。そんなことで願掛けにいつもの「恵比寿神社」へ。その帰り道に、すぐそばにある「おおぜき中華そば店」で今日もランチです。それも・・・ちょっと立て込んでて、すごくズラしたランチタイム。ピーク時間は遠に済んでおります。
さて何食おうか・・・。このところずっと、この店では限定麺ばかり追っていたわけですが、前回訪問でレギュラーメニューの白湯そばが異様に旨く感じてしまった!。その流れで今回は、王道の「中華そば」とさせていただきましょう。せっかくお参り帰りだから、味玉も乗せてみよう!。
<全体> 具迫力と汁淡麗さ!麺線の美しさ!全てまとまる感覚で魅了!
それにしても10月とは思えぬ暑さで汗が引かない。こんなんで遅い昼飯時間に、こんなに店内が混んでるとは思わなかった。満席ですよん!。嗚呼・・・待つか・・・と諦めてたら、見えない一番奥が空いていたようで誘導されて超ラッキーです。生産ロットにも間に合ったようで思いの外早く配膳が進むよ。それはこんな麺顔!。そのロット4人全員が味玉中華そばだった(笑)。
おおお!味玉を追加しただけなのにこの迫力は何ぞ!。元々質感の高い一杯であるが、デフォルトの迫力がすごい!肉の質感とサイズ!味玉はそそるパステルカラー・・・更に青菜と穂先メンマも凛々しいお姿!。もはや旨そうではない。見ただけで旨いと確信するオーラですよ。そんな流れでスープの醤油ブラウンと綺麗に整う細麺の流れる姿を見ると、ヨダレが止まらないよ!。
<スープ> 鶏豚の混じり・煮干と節のエキス感・・・そして醤油のキッパリさ!カオスに崇高なバランス!
そこそこ通っているこのお店。個人的には煮干そばが旨しと位置付けているんだが、デフォルトの醤油スープに今回目覚めてしまいました。動物感がしっかりと煮出されてます。これは鶏ガラ主体と思いますが出しゃばらず落ち着いた印象。豚の清湯も溶けているようで、旨味に明るさが保たれた感じでして、醤油の円やかさにぴっちりと結びついた旨味です。コクが深いのに重くなく、塩気は旨味と感じてしまう。鶏豚の混じり具合が絶妙で、馴染み深い旨さも感じたりします。
きっと煮干もそれなりに入っているはず。風合いの中に淡く煮干の印象を感じ取りますが、ニボっと苦味は感じさせない。すっきりした甘み中心で、アジ節など白身系かもしれませんな。また節系も入って魚介感はカオスさを増している感じ。これも重くない。よく巡り会う鰹節の風合いではなく、これも煮干とブレンドされたような魚介一体感で、動物系・魚介系それぞれでブレンドバランスが素晴らしき感覚です。まさに崇高なカオスバランス!。
<麺> キッパリとしたパツパツ歯応えにしなやかさも加わり旨さで箸が止まらぬ!
嗚呼・・・麺が旨い。キッパリしたフォルムの細麺で、第一印象としてはパツっとしている点。歯で切断した切り口を見ると明確に芯が現れます。ただし密度感は余裕があり、硬い印象はなく程よい汁との馴染みの良さがあります。
食い進めてゆくうちに、半分汁を吸いつつ芯が残る状態が続きますが、このシーンが一番旨い。汁エキスがグルテンと一体化する旨味と、麺の本来風味がダブルで口の中に襲ってくる感じで、これを自分の咀嚼の力で合わせて高めるのだ。この作業がこよなく楽しく、旨さが続く・・・・。おお何と、この店のデフォルト中華そばって、こんなに旨かったのか!と再認識してしまいましたよ。
<チャーシュー> 出汁が浸透する鶏豚2種肉!淡くロースト感ある豚モモに、煮込み感程よい鷄もも肉!
よく出てるし旨いのはチャーシューも同じ。豚はモモ肉だろうか、見た目はレアっぽさも残るタイプですが、下味は見た目より、しっかり目についている感じです。浸してから軽くローストしたのかな??。味の深さに、出汁と肉本来旨味を感じ、ちょっとゴージャス感ある豚肉でありました。
また鶏は明らかにモモで、これは煮込みを感じるほど、すっきりさと出汁浸透を感じるもの。歯応えが異様に柔らかくサクサクと千切れジューシー。鶏モモは皮に近いのもあり、運動した部位でもあるから締まりと旨味が強くて好きなんだよねー。
<穂先メンマ> 単に飾りではなくボリューム感しっかり!歯切れと味わいも実に明るく旨し!
何とメンマもしっかりしてる!。これは歯応えも明確でボリューミーなのが印象的。しかも2本も入ってるから、満足感すらあるトッピングメンマでして、とても上手な仕上げになってます。もちろん味良し。日本酒でも合うような上質感。青菜とともに酒ツマミになる一品です。
<味玉にハズレなし> 少し濃ゆい目の出汁がしっかり浸透!ちょっと面白い滋味が染みてる??
薄味タイプよりやや濃ゆいめ。浸透はこれも深いが卵黄だけでなく白身も味わい深く食えるイメージです。卵黄はトロミが微妙に残った感じで、周囲はその中などは、芋羊羹より遥かに柔らかい半熟度。見た目より濃密でマチュアなコクが感じられます。気のせいだったらごめんなさい。生姜味の片鱗が一瞬あったかもだが・・・味玉にそれはさすがにないよね。旨し!嗚呼やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「いつ食ってもハズレなし!旨さにご利益感すら覚える有難し崇高感の中華そば」
・・・と言う感動。これから何かにつけて、困ったことがあったら恵比寿神社のお参りとセットで通いそうです。それにしても・・・午後の部終わりに近いというのに、神社も店も人が後から後から絶えないよ。世の中困った人とラーメン好きは相当多いと思った次第。激しくオススメ!。そんな応援と期待を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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