ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4175】 中華そば 一陽来復 (東京・武蔵境) 特製海老そば + キリン一番搾り 中瓶 〜こんなところに怒涛の海老エキス!驚くべき3番手メニューの旨さの実力と迫力!海老好きなら一回食うべし!

知らなんだ・・・こんなところに怒涛の海老エキス!
 

※緊急事態宣言下の活動記憶


中華そば 一陽来復 (東京・武蔵境) 特製海老そば + キリン一番搾り 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

f:id:TOMASSOON:20200523122929j:plain


  今年はコロナ禍で、本当に春がぽかっと抜けたように季節感がなかったイメージ。そして、4月もそうだったが5月も天候がスッキリせず、いつも気温が低く感じられてなりません。そんな、今にも泣き出しそうな曇り空の休日、何だかこってりしたものを食いたくて、地元近場の武蔵境へとやってまいりました。

 

f:id:TOMASSOON:20200523122935j:plain

 
 
 個人的に、武蔵境で濃厚系とくれば、味噌の「鶉」、豚骨の「きら星」、背脂煮干の「一陽来復」の3つがピンと来るんですが、近いところから順に追って決めようと言う流れでぶ〜らぶら・・・。で、結果的に、一番最初に訪問した「一陽来復」さんで決めてしまいました。
 

f:id:TOMASSOON:20200523122941j:plain


 
 「濃厚海老そば」。これまで数回ここには寄せてもらってるが、全く意識からスルーしてたみたい。また、メニューラインアップから3番手・4番手扱いに、並びから勝手に解釈してしまったのも原因かもしれない。ともあれ、せっかく濃厚系気分なのだから、こいつに早速決めた次第です。この直感が・・・今回冴えた!とても旨かったのです。
 
f:id:TOMASSOON:20200523121615j:plain
f:id:TOMASSOON:20200523121617j:plain
 

 
 
 
<酒> キリン一番搾り:麦芽100%を気軽に飲める国民的定番ビール!真空ステンレスのカップでいただく!

f:id:TOMASSOON:20200523122952j:plain


 
 お!新しく女性スタフが入ったのね。熱心な指導ぶりに、短期アルバイトってな感じもしないが・・・いやいや実にいいこと!。その方から「アサヒとキリンどちらにされますか?」と聞かれる。おお!選べるようになったのね。私、家ではスーパードライが多いので(妻の趣向:ビールの尻敷かれ)、あえて外ではキリンを選ばせてもらいましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20200523122946j:plain


 
 キリン一番搾り・・・結構好きですよ。かつてドライ戦争に負け、本格麦芽はヱビスはともかくサントリーに先行され、苦しい時を挽回したのはこの銘柄。日本国民が一気に麦芽100%ビールを飲むようになったのは、実はこれきっかけなのか?。一番搾り麦汁だけを使ったと言う、誰もがイメージしやすい宣伝も、商品ネーミングもさすが。昔に憧れて、ここ会社訪問したけれど、一次選考で落ちたわー。そんな苦い思い出も、目の前にある泡の苦味と旨味にちょっとしたスパイスとなったようで、いつもより旨く感じたかも。いやいやそれは、ステンレスのコップだったからかな?。
 
f:id:TOMASSOON:20200523122958j:plain
f:id:TOMASSOON:20200523123003j:plain
 

 
 
 
<全体> まさに海老凝縮!エキス感のど迫力!香りも圧力的!全体的に海老痛快!

f:id:TOMASSOON:20200523121633j:plain

 
 
 そんな感じでビールを半分以上、ゴクゴクと勢いよく消化したところで、〆は「和え玉100えん」か「炊き込みご飯50えん」かで思案してたら・・・結論出るうちに配膳が完了。それはこんな麺顔です!。
 

f:id:TOMASSOON:20200523121620j:plain


 
 おおお!何とここまで海老が濃縮だったのか!!半端な豚魚つけ麺より濃厚ではなかろうか・・・しかも海老迫力がたまらん!威圧的というか圧倒的というか・・・悪魔的。海老がすごく伝わって香りの壁が顔面にぶつかってきたかのような錯覚すらある。見事な海老のエキス色に染まっており、いつもなら相当に肉の迫力を感じる特製なのだが、今回だけはスマートにも見えてしまじゃないか。正直言って・・・この時点ではオレ、ビビってた。
 

f:id:TOMASSOON:20200523121621j:plain

 
 
 
 
<スープ> まさに海老ポタージュ!こんなにザラつきなく滑らかな濃縮甲殻エキスとはお見事!

f:id:TOMASSOON:20200523123021j:plain


 
 レンゲを差し込むと案外サラッとしてる。ところが引き上げると垂れる滴にトロミを認める。これは魚介系では見られない現象なので、ベースは鶏豚煮出しと察しをつけます。背脂煮干が得意な店だから、このあたりの仕事ぶりはさすがですね。先日食ったのよりトロミが強そうだから、ひょっとして鶏でいうモミジが少し溶けているのかもしれません。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123033j:plain

 
 
 口に入れると度肝を抜かれました。その滑らかさに!。ベースは滑らかな動物系なれど、こうも濃厚な甲殻系な溶かし込みだと、ザラつきなどを当然ながら認めざるを得ないはず。ところがそのザラつき感が、一切・・・と言い切っていいほどない。全体に滑らか。まさに海老ポタージュ!。この時点でこれ食って大当たりだと思うよね!。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123045j:plain


 
 さらにお見事なのは、海老のエグミなど一切ないところ。実はここが秀逸で、海老って結構クセモノだから・・・ここまでマイナスイメージがないと、旨さの倍率が高まる一方!倍率ドン!さらに倍!・・・竹下景子か、はらたいら。何でそんな答えが見つけられるの・・・と思えるほど、難問海老味の抽出回答でございます。まじで、ザラつきなく滑らかな濃縮甲殻エキスとはお見事!
 

f:id:TOMASSOON:20200523123050j:plain

 
 
 
 
<麺> 濃厚さを受け止めるのは・・・あえて中細ストレート麺!滑ると言うより汁に絡みつく一体感!

f:id:TOMASSOON:20200523123112j:plain

 
 
 フツーこんな個性的で、濃厚濃密なスープだったら・・・太麺系を合わせる。と思うがあえてそこは中細麺。こちらは2種類の麺を使い分け、背脂煮干にむけた中太麺も持ち合わせているのに、あえてそうしてる。そこも面白い。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123117j:plain


 
 とにかく絡む。麺にタレが絡む。スープを持ち上げるどころの騒ぎではないです。誇大に言えばスープパスタを食ってる気分。ところがここに心を奪われてしまいました。麺を食ってる半分、スープも食ってる気分でして、濃厚なれど飽きさせない海老味。その自信たるや?。麺には悪いが、麺を食っててもスープが主役的な頭でずるずるずぼぼぼぼぼーーーーーっと無心で食い続けた次第。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123137j:plain


 
 
 大盛を激しくオススメ!。並盛りを食った感想だが、もっとスープと麺の絡みつきを続けていたかったという、寂寞な思いが残るばかり。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123141j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 鶏豚2種!清湯意識の「鶏胸肉」と背脂煮干意識の「豚バラ肉」・・・これらも海老味に染まる!

f:id:TOMASSOON:20200523123026j:plain


 
 個性ありありなスープに浮かぶチャーシュー。そのプレゼンスは脅かされ、アイデンティティも微妙に変化した味わいです。まず鶏胸肉。これは淡白な滋味を持つ素材感と、出汁に染まった時のコラボを楽しむアイテム肉でしょうが、完全に海老味に染まるイメージ。ただパフパフとした食感は海老味との絡みとしては秀逸で、別の旨さに昇華したようで実に楽しい!。思わず、ここでステンレス製のカップに感謝してしまいました。冷え冷えがキープされたままの、キリン一番搾りがそこにある!。この肉を食らって後味をビールで洗い流しながら楽しめるのが嬉しい!。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123055j:plain


 
 そして豚バラ肉。これは背脂煮干にはぴったりとも思える仕上がりで、醤油出汁が深く滲んだ味わいです。一見この醤油味と海老味が喧嘩しそうだが、海老味も多少醤油に一歩引いたような味風景で、二軸の旨味で楽しめるようなイメージ。脂身の蕩けも海老味に影響し別の面白い旨味もありなむかと。これも冷えたビールと共に味わう喜び!。
 
f:id:TOMASSOON:20200523123100j:plain
f:id:TOMASSOON:20200523123106j:plain
 

 
 
 
<味玉にハズレなし!> トロトロねっとりな仕上がりとマチュアな甘味!これも海老味に絡めてみる!

f:id:TOMASSOON:20200523123039j:plain


 
 ここまで来たら、味玉も海老味に染めてみよう!。ベースはトロトロねっとりした仕上がりで、薄口醤油系の淡麗出汁に深く染まった感覚。マチュアな甘味がとても上品に感じ取れる旨さです。そのままの旨味を半分弱味わったあと、ドボンと汁に沈める・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123147j:plain

 
 マチュアな卵黄の甘味に、海老ポタージュの円やかな旨さがプラスされ、魅惑のソースを味わっているかのような濃厚な楽しみがありました。嗚呼、海老味に絡んでも味玉は旨し!やっぱり味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20200523123152j:plain

 
 
 
 
総じまして「こんなところに怒涛の海老エキス!驚くべき3番手メニューの旨さの実力と迫力!海老好きなら一回食うべし!」

f:id:TOMASSOON:20200523123015j:plain

 
 ・・・と言う感動!。背脂煮干の店というイメージは変える必要ありかと感じました。これはもう一度食べたい。そしてこの濃厚さが・・・つけ麺バージョンになると更に高まった濃厚さはどんなことになるのだろうという新たなワクワク感が抑えられない!。次回は確実に海老つけ麺の一択と確信!。後々、海老系の有名店になってるかもしれません:笑。ここは一回だけの訪問じゃ勿体ない店ですね。背脂煮干と濃厚海老の両方味わうことを激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20200523135625p:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

f:id:TOMASSOON:20200523121614j:plain

関連ランキング:ラーメン | 武蔵境駅