急に食欲の秋を感じて・・・ちばから新店に行ってきた!
- <全体> 最初に感じる濃厚汁感!肉の迫力!嗚呼やっぱりここは「ちばから」なのだ!
- <スープ> 評判のド乳化豚骨醤油は健在!脂と節で最早甘く飲み干せる柔らかさ!
- <麺> ハードなきしめんの如く・・・デロデロ感あってもどこか上品!風味良し!
- <豚> 存在感ありありのトロ豚感覚!一回汁に沈めてから食らう〜
- <トッピング> ファーストロットの茹で上げ直後のシャキシャキ感最高!
- 総じまして「二郎と似て非なる独創性ガッツリ麺!ド乳化スペシャリスト!」
今年の夏はずーっと冷やし中華・冷やし麺に絞って活動してきた結果、その間辛抱していて無性に食いたくなったのが、いわゆる二郎系。そして未訪問店攻略。先日早速「ラーメン英二@北府中」に行ってきたばかりなのだが、実は他に激しく迷っていたのが「ちばから@経堂」です。こちら最近平日は、昼営業休止ということらしく、昼飯がわりなら土日しかタイミングが合わない。混むだろうな・・・と迷っていたんだけど、無意識に向かっているから自分でも嗤ってしまうよ(汗)。
なんと時間を30分読み間違えて、開店前の相当前の行列順番確保!。店横が建物の廊下になっていて、そこに並ぶ仕組みになってるから、雨露や灼熱日光から逃れるにはちょうど良いね。開店時間近くになると続々と客がやってきて・・・人気の定着ぶりがわかります。
<全体> 最初に感じる濃厚汁感!肉の迫力!嗚呼やっぱりここは「ちばから」なのだ!
こちらはFC店らしいですね。恰幅ある方がご店主みたいですが、他の若いスタフさんも対応が気持ちよくて明るい。これなら心配ないでしょう。そんな老婆心が一気に霧散したところで、並んだ順にコール確認が入り「にんにく・ねぎマシ」と伝えた後・・・私への配膳が完了。それはこんな麺顔。
おおお!これぞ「ちばから」・・・ド乳化と感じる濃厚出汁加減と「の」の字か「@(アットマーク)」記号で分厚い豚バラ肉感覚!。もうそれの質感と圧迫感でそれと感じる存在感でございます。わざわざ千葉に行かなくとも、小田急沿線・世田谷区民のラーメンファンにとってこれほど開店朗報は早々ないでしょうな。客層もパラパラと世田谷住民らしき落ち着いたカップルも多く、ちょっとガッツリ系のイメージが変わってくるかも。しかし・・・麺顔見ると童心に帰る思いだよね。ちょっと前まで二日酔いだったのを、すっかり忘れてしまうのでしたー。
<スープ> 評判のド乳化豚骨醤油は健在!脂と節で最早甘く飲み干せる柔らかさ!
見るからにド乳化なスープは、よくよく見ると実は二郎インスパイア系の中では上品とも思えるクリーミー。黄土色のきめ細やかさが逆に上品とか綺麗だとか思うかも。そして味わい始めるとズドンと来るようで、実はスルスルと食わせるから全く不思議な濃厚ぶりです。見た目の通り脂感が濃厚。そこに醤油のカエシ感が結びついてワイルドさが生まれ、ニンニクが響きだすとパンチ感が入って、本来は暴力的なずっしり感があるものです。ところがこれが飲みやすいのはなぜか?。
甘さだと思うんだよねー。Sweetってな感じではなく、Richっつーか・・・脂の乳化でコクが深まり甘くも感じる。そこに節系エキスが溶け込むようで、スッキリした甘さを演出している。そこが、ちばからのRichスープ感覚。豚骨醤油感をマスキングすることは決してなく、あくまで動物系主体でグイグイと押し捲るスープなのです。
またラーメン一般に言えることだが、麺と野菜系トッピングの風合いが後半に移り込むのも、マイルドに食える一因かと。これは濃厚さを薄めるほどではないのであしからず。あとはニンニクはいつもよりアクセル効かせる方がオススメです。ド乳化に少し埋もれそうになるため・・・。
<麺> ハードなきしめんの如く・・・デロデロ感あってもどこか上品!風味良し!
ちばからをコメントすると毎回「きしめん」を引き合いに出してしまうよなどうしても・・・。ゆで前の麺を見ると決してそう思えないのだが、仕上がりはそんな感じ。もちろんオーション麺をイメージするワイルド太麺なんだけど、若干手揉み感があるものの、全体的にはすっきりとした麺線がとても印象的。今回は「カタメ」でお願いしたからでしょうか。デロデロっとしたワイルド感もあるんだがどこかこれも上品と思えてしまいます。
きっちりと麺がうまいね!。濃厚なスープを受け止めてるだけあって、麺の風合い・グルテンから来る旨味ってやつがしっかりとしてます。決して芯を感じさせないけど、ヌチヌチヌッチヌチとしたハードな腰つき。ずぼぼぼぼって啜れない重みがあるが、滑らかにスープを纏うからレンゲの助けなくとも楽に運べます。少しばかりのモヤシだったら混ざっても物ともせず、奥歯でならハードなテンピュール感でグニグニと食える。それがやや弱まったところで麺の旨味がしっかり前へ出てくるという感覚です。
初訪問や、二郎インスパイア系の経験値に自信がない方なら、きっと「ミニらーめん200g」と「らーめん300g」で悩むかもしれません。迷った時点で私なら300gがオススメ。麺少なめもできますが、きっとさらっと食えてしまうと思うから。麺の旨さで。スープとのバランスの良さで。
<豚> 存在感ありありのトロ豚感覚!一回汁に沈めてから食らう〜
ちばからは、豚も人気ですよねー。まさしく神豚と感じるほで印象良いのです。今回も見事な分厚さとサイズ感。そして「の」か「@」にローリングしたバラ肉の脂と赤身の褶曲バランスが見事。トロトロの感覚に解ける肉なので、迷わず豚入りを選んで欲しいと思います。
今回は、一部トロトロまで行かない部分もあって、天地返しをもう一度やって豚を沈めて後から食らってみました。これも中々熱が伝わるだけでなくスープの旨味ともよく絡むのでオススメな食べ方かと!。
<トッピング> ファーストロットの茹で上げ直後のシャキシャキ感最高!
今回は、開店前に並んでファーストロットで食えたのですが、それも良かったのかモヤシがとてもフレッシュ感と熱々感、そしてシャキシャキ感が残ってて最高でありました。こういう濃密なスープ系にはやはりフレッシュ感が欲しいしね。ヤサイマシのサイズ感が分からんかったから抑えてしまいましたが、ちょいマシくらい言えば良かったと激しく後悔・・・。
また「ねぎ」についても同様。「ねぎマシマシ」程度がオレ的には基準みたい。一応「ねぎマシ」と伝えたつもりだったがもう少し欲しかった。それに市原本店みたいにラー油を加えて欲しいところですねー。ねぎとラー油が加わり、濃密乳化スープに溶けるところを味わいたい・・・。
総じまして「二郎と似て非なる独創性ガッツリ麺!ド乳化スペシャリスト!」
・・・と言う感動。正直旨かったです。最初の二日酔いの不安が吹っ飛んだどころか、スープを飲み干しそうになってしまう。腹が出てたまるか!という意地で誘惑を断ち切ったが・・・そんならガッツリ系食うことの方がそれこそ矛盾。嗚呼、秋深まれば食欲と腹回りとの葛藤の日々が始まるのか。食欲の秋、悩む秋。そんな悩んでるふりしてもまたきっと来るでしょう。次回ちばからは、そろそろ油そばと決めている!。自己管理できてる人できてない人両方に激しくオススメ!。そんな気分でとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
秋来れば
抑制効かぬ
食欲よ
腹が鳴るから
ガッツリちばから
- アーティスト: 経堂麻耶(Lynn),Lynn,園川モモカ(大橋彩香),豪徳寺かよ(東山奈央),松井洋平,前口渉,木下智哉
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2014/10/22
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