ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3707】 中華蕎麦 はる (東京・下井草) [限定]彩り野菜とあさりのタンメン 〜食うだけで季節と命を感じる一杯!旨さは誰にもウケるボーダレスな崇高タンメン!

春盛り実感の大型連休!それらしいのを求めて食って来たよ!
 やっと雨雲が抜けた感じがする、大型連休後半。上着を持たずに軽い格好で活動できるいい季節が訪れて嬉しい!。ちゃっちゃと朝から自宅の大掃除を行なって、梅雨を迎える準備を致しました。へへへ・・・これで気兼ねなく、ラーメン活動に勤しめる(笑)。妻もとっくにお見通しなんですがね(爆)。例年「カビキラー」で大変な思いをしてきましたが、今年は東急ハンズ超絶オススメのカビ対策中性洗剤をゲットしたのもあって、作業が超楽ぅ〜。激しくオススメしたい。人体の影響なく、対象物を傷めないといういいことづくめなのだから。【末尾商品ご紹介】

  

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 今回の訪問は「中華蕎麦 はる@下井草」さん。東京の西エリアって東西の移動は便利だが、南北が不便でバスしかないんだよねー。中央線利用族だから、西武線エリアがどうしても億劫。こんな天気のいい連休でしたから、荻窪から、下井草までお散歩気分で歩いて向かいました。杉並区も広いですな。西荻窪あたりのディープでカルチャー感じる街並みから、閑静な住宅地の広がりもありますし、憧れの住まう場所ってな感じがありあり。このあたりは宅地道路の幅が贅沢でして、こりゃオレの給料では手が届かんのを実感致しました。
 

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 ところでなぜ、わざわざこちらに向かったか?。ツイッターで春限定メニューがあまりにも綺麗だったから。しかもそれが「タンメン」だったから、行くしかあるまいという流れです。そんな前のめりで勢い余って、開店より少し前に到着したところ、ところがシャッターがビッチリと閉まってた。あれれ???全く中の動きが感じられん。嗚呼・・・・休業か・・・と膝落ちの悔しさ。もう泣くしかないよー。それでも、こじつけのように近くのユニクロで買い物して、この地にやってきた意味合いをつける。で、もうとっととここを立ち去って、鷺ノ宮へでも向かおうと思ったところで店を見たら、なんとやっぱり開店してた(汗)。早合点が過ぎて、全く余計な買い物をしてしまいました・・・・、もっと落ち着いて行動しろよオレ!。
 

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<全体&スープ①> あさりの滋味が沁みるぅ〜!野菜の甘みに染まるぅ〜!まさに春の命を味わうようだよ!
 
 通算3回目の訪問ですが、実はすごく雰囲気的に好きな店。もっと通うべき。和風の小料理屋のような整然とした感じもありながら、中華そばのほうも和風を感じさせる淡麗さと優しさがあり、かなり上質感ありあり。ご店主の姿勢も何となく好印象。2年前の冷やし中華が今でも記憶に新しく、季節メニューの質感が高いお店でもあるのです。なので「春」をモチーフした一杯にはとても期待が寄せてしまう・・・・そんな一杯はこんな姿でやって参りました。
 

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 おおお!この麺顔の美しさに会うためやって来たのだ!まさに彩り!春の生命の躍動感に溢れるような和み明るい元気な色合い。日本の大衆タンメンを、仏プロヴァンス風に仕立てるとこんな感じになるのでは? 日本の春を表す緑は菜の花だ。しっかり色濃く存在感を表しつつ、菜の花の間をゆらゆら行き交う蝶々のように、ぱっくり開いたあさりがあちこち散らばってる。まるで春の菜園のような麺顔ではないか!。そしてGWに食うべき一杯。心まで華やぐ。
 

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 これは食い始めてから終わるまで、ずっーーーと楽しい一杯でした。まず最初の味わいは、野菜よりも「あさり」が勝ちでした。勝ちと言ってもどぎつくなく、じわじわと滋味溢れてその旨味を拾い集める味風景からスタート。まず出汁を小ぶりの中華鍋で温めつつ、冷民させたあさりを5粒投入するところから調理は始まるようです。そしてあさり貝殻の開き具合を見計らって、釜へ麺を投入し、予めまとめてあった野菜たちを中華鍋へと放り込みます。よって炒めというより「煮出し」感覚のあるタンメンであり、具材たちもストレスなく旨味を吐き出すと言った味の心象です。この5粒もあさりがあれば十分で、出汁が具材全体に浸透するというプロセスです。あさりの味フォーマットで物事が進んでゆくよう・・。一見裏方のように感じる貝の煮汁が、ここでは全面的に明るく振る舞い、塩気に響く旨味がもうたまりません。
 

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 そして野菜の甘みに徐々に意識は向きます。水分多めな野菜たちですから、熱と出汁の影響でゆっくりと風味を吐き出す。一番印象深いのは、キャベツともやし。キャベツのナチュラルな甘みと、もやしの仄かな甘みが、あさりの味を邪魔することなく、静かに浸透してゆく様子。野菜をあさりの塩気で頂くという格好になり、口に含むまでのあさりの印象が、ゆっくりと彩り野菜の味風景に移ってゆきます。
  
 
 
 
<全体&スープ②> 味のまとめ役は・・・鷹の爪!
 
 穏やかな春霞のような味風景に全体が染まります。春野菜の甘みと、あさりの滋味。決してボヤけた味わいではありませんが、そこに凛とした筋を通すのが「鷹の爪」。ほんの少しですが、汁にゆっくりと溶け出して旨さがいきなり立体的にすら感じ始めます。
 

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 野菜に対しては甘さに辛味が加わり、旨さの軸が一気に線から面になったようなイメージ。例えば具材に入っているプチトマト。この旨味成分はベースの出汁に使われている昆布と同じグルタミン酸。なのでそれだけでも十分に旨いんだが、フレッシュな甘さにピリリとした辛味が加わると一段と突き抜けた美味しさに昇華したイメージです。ふやけ始めた鷹の爪と一緒に野菜を食うと美味いから是非試してほしいかもー。これと同じような展開が、あさりの旨味成分コハク酸でもイメージできるという感じです。
 

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<麺> タンメンらしい中太で密度控えめの汁を吸いがち麺!微妙なボコボコ感が馴染む!和む!
 
 流石に麺は、通常の麺とは変えてますね。ややグラマスな中加水の麺で、健康的な黄色が玉子麺の上質さを感じさせます。打ち込み・粒仕込み・密度感としては、やや低めで、前歯では小気味よくスパスパと切れ込む。風味よりも汁を吸い込ませた旨さが得意な感じで、ぐいぐいと旨味を吸い込んでゆきます。形状はきっぱりとしたストレートさはなく、ミクロにボコついたようなフォルム。表層薄皮一枚だけ、茹で上げの透明感が見て取れました。
 

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 タンメンにぴったりな感覚。いろんな野菜をよく引っ掛けては混じり込ませます。特にモヤシとは絡みやすく、麺とは対照的なシャキシャキとした歯ごたえと一緒に奥歯で潰す旨さと楽しさは格別。個人的にはマッシュルームと絡んで奥歯で潰す時の味わいが好き!。マシュルームも干し椎茸と同じようにグアニル酸を含んでいるのでしょうか・・・。小さくても濃密な旨味を深く滲ませるので、炭水化物と一緒に潰すととても美味いですね。あとはもうスイッチが入ってしまって、無意識でズボボボボっと一気に啜りあげました。もともと汁の持ち上げは低いので、レンゲで汁を掬いつつ一緒に味わう!。
 

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<あさり> 出汁煮立ちで開いたところを瞬時に仕上げる!一人前づつの丁寧さ!
 
 粒を数えるのは意識しなかったんだが、殻を置く小皿を用意してくれたから、積み重ねてゆくと5粒あった。十分満足。上述の通り、作り置きのできないあさりの煮汁。なので一つの中華鍋で一人前ずつ、熱であさりが開くのを確認しながら、作り続けるのね。貝殻が開いたばかりの身は、熱々でふかふか。嫌味のないジワっとくる味わい。5粒もあれば丼全体に行き渡らせるのに十分です。旨し!。
 

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<彩り野菜> 春の菜の花!夏のズッキーニ!季節の移ろいを表現
 
 一体何種類野菜が入っているんだろう。キャベツ・ズッキーニ・菜の花・マッシュルーム・プチトマト・モヤシ・オクラ?・・・・そしてこの店のシンボルアイテム「たけのこ」。春の「菜の花」と夏イメージの「ズッキーニ」が何となく共存しているだけで、季節の移ろいを感じさせていいね。またキャベツが葉野菜の中でも部位によって色合いや歯ごたえ、香りも甘みも変化あるため、もっといろんな野菜があるように思わせてくれます。食い進めていくうちに、これって「タンメン」だったことを忘れてしまいそうな、華やかな上質感がナイス!。
 

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総じまして「食うだけで季節と命を感じる一杯!旨さは誰にもウケるボーダレスな崇高タンメン!」と言う感想
 
 後客も次々とこれを注文してたので、人気の高さが十分伺えました。一人オペな店なので、大変だと思うのだけどテキパキと調理が進んで、そんなところも仕事の確からしさがうかがえる!。いい店です。どうも季節毎に限定を開発し続けている見たい・・・迂闊にもこれまで食い逃してました。本来限定麺を追いかけることはしないのですが、ちょっとここのは定点観測かな!。アクセスに苦労しない方には激しくオススメです。そんな感動と応援を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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