ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3706】 宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 (東京・雑色) 味玉中華蕎麦<塩> 〜想像以上の大人の落ち着き感じるしじみエキスてんかい!オレの肝臓大喜び!

大型連休だから呑んだくれ〜、しじみエキスをくれぇ〜・・・には丁度良い新店舗
 

 

 この大型連休はどうせ混むだろう・・・。実家が京都なもので日程調整したんですが、実はネット情報によると、穴場は京都らしく空いているらしい。嘘でしょ(爆)。腹立つからここ数日は、呑んだくれております。だから毎日頭がいたいー。肝臓エキスドリンクを、マツキヨでダース購入しました。
 

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 こんな調子だから、日頃行けないラーメン攻略なんて難しい。そんな中、面白そうな新店舗があったので早速行ってきました。わざわざビジネス路線にあるのが、休日活動としては引っかかるのだが、それは「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀@雑色」さん。いずれ外出ついでに軽く訪問できるのだが、「しじみ」に強く惹かれた!。雑色駅から京浜東北線方向に向かって「雑色商店街」を突っ切ります。
 

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 いいね〜雑色!。天気もよかったからか。大田区のいい意味の庶民的感覚がいい。ベロベロな酔っ払いが道に座ってとぐろまくことは一切なく、とっても健康的な商店街。酒のアテに最適なテイクアウト専門庶民的焼き鳥スタンドも煙もうもうとあげる横では、スーパーな八百屋が元気だ。途中、たい焼きやがあってそこそこ人気。ここではスイーツはたい焼きなのだ。またドトールはあったものの、絶対にスタバが相容れない雰囲気がオレは好きだね。短い横断歩道で車が通らなくても信号を守て横断歩道で待つ。民意度も高いのだ!。歩きタバコも1人にしか居なかった!。何となく素晴らしい!。
 

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<全体&スープ> 確かにしっかり・・・そして優しい「しじみ」感覚!他の出汁エキスがマスキングしない計算高さ!
 
 それに令和初日開業ってのも、心意気感じます。うだうだしてたら、軽く午後2時に到着。行列に加わって昼の部のかなり遅めにいただきました。塩と醤油があるんだけど、塩の方がしじみらしさが味わえますよとのことなおで、今回は「味玉中華そば<塩>」ということで!。そしてそれはこんな麺顔。
 

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 おおお!このスープの霞具合!・・・貝好きなら直感的に分かるエキス感!。アサリが「陽」ならば、しじみは「陰」。そんな滋味の中の滋味を感じる、和風な落ち着き。まさしく「令和」を迎えるにはフィットする淡麗塩しじみ汁であります。しじみの出汁などは、その実力にしては、何となく派手な扱いされず、陰に隠れた存在。しかし令和の時代は、そんな陰の力がパワーを表に発揮する時代なのでは?・・・・と、ちょっとノストラダムスってみたオレです。
 

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 いや〜、そうも言いたくなるよ。しじみのラーメンは初体験ではないが、これほど「しじみ」味が、ラーメンフォーマットとしての成立と完成度を感じるのは初めて。都内では毎日のようにラーメン店が開業しては潰れていく。そんな中で「しじみ」でいきなり独自な「居場所」を見つけた感がありますよ。ただ・・・オレはラーメン変態的だから、一般的基準にはなり得ないからごめんなさい。
 

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 それにしてもこれは、フツーに「塩ラーメン」と一緒にしていいのか?。塩味オフされてるんじゃないかと思えるほど、しじみの滋味に賭けた感を受けました。しじみの滋味を生かす!そのために塩自体の味を出しゃばらせてはいけない。関東では特に「塩味」は旨味と直結するので、これを抑え気味にするのは勇気に匹敵すると思うんだが・・・・。しかしいいバランスを見つけたものだよ。出汁の旨味を受け入れて表立った旨さ。もし不安定さがあったとしたら、照れ隠しと解してほしいくらい。
 

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 「しじみ」って淡水系。よって住処には泥が多少入り混じる。一方同じような扱いの「アサリ」は海砂浜。だから淀みない住処で雑味少なく旨味がわかりやすい。例えば白ワイン蒸しにしても、アクアパッツアにしてもよく映える。ところが「しじみ」は、そのどこかしらの泥臭さから、それの代行にはならない。しかしそれが独自の滋味ってもんです。更に「しじみの名産地」宍道湖は、汽水湖。潮水と淡水が潮の満ち引きでも、入り混じってしまうわけだね。このネガティブ要因がかなり低いだけでも産地の旨さの証。
 

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 スープを確認するために、レンゲで汁を透かして見るけど、その霞具合が・・・嗚呼「貝類」エキスそのもの。分かる人には伝わるはず。貝の旨味って、動物系にも、他の魚介類系にも混じらない旨さだから扱いにくい。また他のエキスと相乗効果が薄いばかりでなく、濃すぎるとエグくなる言う欠点があるから扱いにくい。だから、貝の旨さは「ピンポイント」。それを敢えて一般大衆的ラーメンに応用してこの旨さだよ!。付加価値のすごさが少しでも伝わっただろうか。新規開店で、しじみラーメン専門ってすごさが少しでも伝われば幸いです。
 

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<麺> 菅野製麺所:しなやか物腰印象的な角細!ストレートやや多加水麺!しじみ出汁吸込み淡白な雰囲気封じ込める崇高質感!
 
 度肝を抜かされたスープに匹敵する麺はあるのか・・・・。そりゃあるさな。上品系に絞ったナイスな相性。そのセンスが光る、やや多水系で引ききまりと風味が素直なストレート細麺です。当初は中加水程度と思ったのですが、ゆっくりと汁を浸透して、透明度すら一枚薄く感じさせます。
 

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 非常に素直な麺ですね。粉感とか風味感や甘みで強くアピールすることなく、汁を吸い込んでただ寄り添うだけのような清々しさ。麺で淡麗と思えるのは珍しいかも。汁を十分に吸い込んであっけなく糖化して甘みを吐き出す単純さをあまり感じません。グルテンの主張はとても少ないが、汁を吸い込んでからの旨味昇華を期待したい。麺に沁み入るしじみの旨味は、マスキングされることなくそのまま炭水化物を介して、口の中に浸透するようなイメージですよ。これは面白い美味さ!。
 

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 ちなみに麺量はやや少なめ。ただオレのようなオヤジには、滋味深さを堪能したのもあって、もうこれで十分楽しませてもらったという感じ。因みに丼は反り返った現代風の形。最後を食いきるのが難しいタイプ。汁と麺を少し残しておいたほうが得策ですよ。その勢いでまとまって飲み干せば、完食完飲達成ですから。
 
 
 
 
<チャーシュー> ピンク色の半レア感キープのライトロースト豚チャーシュー!見栄えより淡麗で滋味深し
 
 この店には、チャーシューに違いを楽しんでもらうために、サイドメニューに2種類のチャーシュー丼があるのです。「吊るし焼きばら丼」と「ローストポーク丼」。塩系の中華そばに乗ってるチャーシューは後者が配されます。同じ肩ロースなのか?。肉質がメインの部位で本当に肩のトップ部分にあったものか?。そしてもう片方は明らかに胴体側面からバラ肉方向に近い肩ロース肉?のように脂身が多め。どちらも軽くローストしたような風合いがいいね。低温調理のいいところも踏襲したような外観。
 

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 スープが敏感だからトッピングも気を使うね。ダラダラと脂の甘さが垂れることなく、かといってローストのブラックペッパーが強いこともない。薄くそれらが染み込んで、ゆっくりと肉の旨味に結びついています。軽い塩味がじわじわと広がる。後追いで脂の甘さが垂れますが、外周にある胡椒が香味を発散し出して・・・・薄味のくせに味が深い。部位ごとに歯ごたえも違いますし、脂の香味と量も違うから、感じ方はかなり左右されますので悪しからず。
 

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<味玉にハズレなし!> 少し緩めのトロトロ感!淡い塩ダレ風に浸透したナチュラルな卵味が全体を邪魔しないね!
 
 最後に味玉。これだけ繊細な汁だと、卵黄が混じることも気おつけたいし、味玉製造としても計算に入れたいところだと思ってた。ところが、実際はとても緩めな卵黄で緩々トロトロ。すーっと溢れて汁に混じって濁りそうなほどです。浸透した出汁はシジミに直結しない。素直な塩系の溶け込みが玉子本来の味わいを引き出してくれる旨さ。まさにナチュラル。そして微妙に甘みを感じさせる出汁も含まれているようで、塩気と甘みのハイブリット感。思い切って白飯に乗せて、そのままぐちゃぐちゃさせて食らうと旨そう。とっても上品な質感なんだけど・・・・。
 

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総じまして「想像以上の大人の落ち着き感じるしじみエキス展開!オレの肝臓大喜び!」
 
 ・・・って言う印象。評価高くていいと思いますが、親子連れで来てる方々には、子供には醤油をお勧めするとして、大人はやっぱりこっちだよ!。今後更に軌道にのると、和え玉とか出てきそうですし、これは気になる!。落ち着いた頃に・・・日本酒のラインナップ追加もお願いしたい次第。大人の旨さが得意そうなので・・・。そんな今後の期待を大いに寄せながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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