煮干はいつも変化し進化し続ける・・・やっぱりオレはニボシスト
- <全体&スープ> 時代は淡麗から芳醇へ移るのか・・・苦味の中に芳醇な甘みとカエシの風味を感じながら
- <麺> 三河屋製麺:「煮干=パツパツ麺」もゆっくりと「しなやか」に感じつつ・・・
- <チャーシュー> レア系と燻製系の二種の旨味がとてもコントラスト鮮やかなのだ!
- 総じまして「王道のようでどこかがいつも変化!淡麗極まる一歩手前の寸止め海峡煮干麺!」
ああああーーーーもう、早く大型連休になってくれんかなーーーー。休日午後になると、もうよく週明けのことを感じ始め、気分は憂鬱です。世の中は病んでいるのか、そう言う人々を救うために、ちゃんと休日昼間でも居酒屋さんは営業しており、いろんな客層を店内に飲み込んでゆきます。そして案外一人呑み客って多い。オレを含めて。そのうち「とまそんのせんべろブログ」なんて立ち上げるかもしれませんぜ(爆)。
まあそんな感じで、吉祥寺から荻窪にかけては、楽しいエリアでございます。命ある限り通い続ける阿呆をお許しいただきたい。今回は、まだ明るいと言うのに、〆ラー気分で「麺尊RAGE」へと行ってまいりました。
相変わらず・・・・ごっさファンキーな店前アプローチです。そしてどこか妙に哲学的な雰囲気もあるポップな雰囲気。ラーメン以外の発信が意欲的でそこが若い人を惹きつけるのか。店前で並んでるオッサンはオレ一人で酒臭い。隣で並んでるお姉さん・・・オレとの距離を置きたがる。
<全体&スープ> 時代は淡麗から芳醇へ移るのか・・・苦味の中に芳醇な甘みとカエシの風味を感じながら
しばらく来ないうちに、店内の壁には「AKIRA」のアート画が飾られてる。めちゃクールで吸い込まれる・・・。実はかなり高そうですぜ。店全体が才能の爆発を感じさせつつつ、本業のラーメンの仕込みは無駄口なく淡々としておられます。今回は、さらに酒をあおることなく、ベーシックな「煮干しそば」をふんどし締めなおして味わい尽くしました。そんな一杯はこんな麺顔でやってきた・・・。
おおお!何だか久しぶりな気がしますが、最近段々とイメージが少しづつ変わってきてる。醤油ブラウンがやけに今回は明るく感じる麺尊煮干。そしてどこか全体的に慎ましやかに感じるのはなぜか。チャーシューの配置が、自分の記憶と違ってこじんまりしつつも立体的に変化したから。そうなのだ、ゆっくりとゆっくりと、同じメニューでも変化してるのだと、今更ながら気が付いた。そう思って前回実食の自分の記録を見てみたが、実はあまり変わってなかったりする(爆)。
人間の記憶力とは曖昧極まりないね。しかし一番最初に出会った頃のと比べればどこか変わってる(この最初の印象が自分の中では強かった)。今の麺尊煮干は、少し「芳醇」さが出てて本当に旨いと思う。そこがいいんだよね〜。煮干の中に甘みがあるような・・・なんて過去のオレは語ってる。今回の一杯は苦味は苦味であるけれど、雑味が本当に少ないので非常に食べやすい。雑味をあえて残すようなイメージが勝手にあったもんだから、それを変化と感じてとても興味深く味わいます。見た目だけ言うと、以前のスープに少しばかり煮干らしいモスグリーンな風合いが溶けていたが今はない。また濁り方も今は煮干の粒子がより細かいイメージ。霞度が低くて綺麗になってる。
今回特に旨いと思ったのは、煮干以外のところ。妙に醤油が映える。伸びる。通る・・・。煮干系の苦味が輪郭作り、甘みが芳醇と感じさせた後、後味に醤油ダレの後味の如く・・かすかに香る気分。醤油ダレのカエシが煮干の旨味を引き出しているのかもしれません。これは本当に唸ってしまった。またそれだけでなく、これは本当に妄想だと自分で思っているんだが、まるでもう一つのレギュラーメニュー「軍鶏そば」の出汁にも通じる、ふくよかさがベースにあるようなムード。この傾向は今の淡麗煮干の風潮なのでしょうか?。一時のニボニボ出しまくりの時期から、少し脱却した煮干が今は多いような気がします。
<麺> 三河屋製麺:「煮干=パツパツ麺」もゆっくりと「しなやか」に感じつつ・・・
煮干そばには「パツパツ低加水麺」。これは実に分かりやすいうまさで大好き。これも過去はパツパツイメージで捉えていたんですが、大枠は変わってないけど、多少しなやかなな雰囲気があってこれも旨い。これはさすがに気のせいだと思うので、あしからず。
ちょっと酔ってたからか、妙に香りが良くて啜りが進む。汁を軽く吸った感覚があって、麺が寄り添いやすく、汁の持ち上げがあってさらに汁を感じます。前歯で千切るとクスクス感覚は薄く、徐々にクチクチと粉感覚が低い思う。その分グルテンが旨味を吸い込んだような旨味ある部分が広がり、奥歯で噛み潰す楽しみが増す感覚ですかねー・・・煮干もうまいが、ベースの鶏ガラエキスも染み入って旨し。いや・・・香味油のニュアンスか?。ともあれ油の貼り付きあって、つーっるつる!。あとは欲望のナスまま、ズボボボボボボボボボボボーーーーーーーーっと一気に啜り食い。
<チャーシュー> レア系と燻製系の二種の旨味がとてもコントラスト鮮やかなのだ!
麺顔は以前とは変わってる。ちょっと肉自体がこじんまりしてきたかな?。しかし質感はさすがです。例えば鶏ムネ肉。これ実に小さく見えるけど折りたたんであるだけ。そして広げると鳥わさか!と思うほど半レアな一品。念には念を入れて奥歯で噛み潰してから飲み干しましたが、いやいや実にうまい。冷酒が欲しくなるが、さすがに麺尊では絶対に今後も置かないと思います。
そしてバラ肉。かわいいサイズになったけど、質感はむしろ上がったか!?。燻しでも入っているのか、まるで周囲が金華ハムかと思うほど肉熟成した旨味に溢れる。中は脂身の柔らかさがあって、スープと混じって噛むと甘く滲む。これなら次回は特製にするよ絶対に。
総じまして「王道のようでどこかがいつも変化!淡麗極まる一歩手前の寸止め海峡煮干麺!」
・・・と言う何のこっちゃなる感想。一時期、毎日通った店なので久しぶりに行くと色々面白い発見あり。と言うより・・・週明けが怖くて、すでに西荻周辺で軽く飲んでから食ったので感じ方が曖昧だったのかもしれない・・・ごめん。ともあれ、同じことを繰り返しては進歩なしと、今回は煮干しそばから人生を教わった気分。煮干しそばを見習って、できる範囲でもいいから、少しづつ変化成長していかねばと思うオッサンなオレでした。酔いが回りすぎたか・・・ピンクの像が見えてきた。やばいのでもう・・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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