いつでも食えると思ってたら移転・・・追いかけてみた不動前
- <全体> 中華そばの「黒だし」から少しイメージ変化・・・明るさと艶やかさを感じる鶏醤そば感!
- <スープ> 鶏油の艶めきとコク!なま醤油の華やかなカエシと風味!滋味深く昆布の旨味が染み入る旨さ!
- <麺> 光の加減で乳白色や黄色い透明感に移ろう地肌。クスクスとした歯切れで出汁と香味油の絡みつく!浸透感にも優れて噛み締める旨さ!
- <チャーシュー> スポンジのように汁を吸いまくる肩ロース肉!脂の甘味と出汁の融合!
- <メンマ> スパッと千切れてあっさりとした味わい!コリっとしつつ軽快な柔らかさ!
- <味玉にハズレなし!> トロトロ感を最大限に生かす!?薄出汁の浸透感と卵本来味の二面性!
- 総じまして「明るい鶏エキス感と和出汁の落ち着き!上品にじわじわと滲み出す旨味!オススメ穏やか鶏醤油!」
今回も間借り営業のご様子。駅前のビル2階の洒落た飲み屋ですが、案内する看板見落としがちですから、とりあずマクドナルドの上を目指してゆけばたどり着くと思います。ペパーミントカラーの店構えですからすぐ分かると思うー。
今回は、高円寺時代に食い逃したのを求めてやってきた次第。なので最初から「鶏そば」狙い!。もう少し待てば(10月から?)、ワンタンメンも登場するとのことです。八雲系譜のこのお店なら、それも押さえておかないとね!。今後が楽しみ!。
<全体> 中華そばの「黒だし」から少しイメージ変化・・・明るさと艶やかさを感じる鶏醤そば感!
やはりラーメン店とバーでは、厨房の作りが違うようで、窮屈そうですがワンオペで粛々とご対応。カウンターには、飛散防止の間仕切りが施してあり、そしてバー故に少し暗がり。私のiPhoneSE(第1世代)のカメラでは暗くてピントが合わずちょっと苦労しました・・・・、収めた麺顔はこんな感じです。
おおお!やっぱり八雲系譜の黒だしも彷彿とさせる・・・と言いたいが、やはり微妙な変化がありますね。個人的には微妙な明るさを感じ、鶏醤そばってなプレゼンスがありなむかと。しかしギラギラと華やぐ鶏油というより、やっぱりどこか穏やかでほっとさせる上品な質感!。八雲の「黒だし」、いそべの「黒旨」らとは、醤油ブラウンに明るい力がある感覚です。その他の麺やトッピングなどは、高円寺時代と同じイメージ。特に汁を吸い込みがちなチャーシューと材木風メンマは好み!
<スープ> 鶏油の艶めきとコク!なま醤油の華やかなカエシと風味!滋味深く昆布の旨味が染み入る旨さ!
ははは!やはり想像してた通りの味展開です。近年、食べ慣れてきた「鶏醤」ってなイメージ。いわゆる「水鶏系」。これは好きな人多いのでは?。どんなブランド鶏かは知らぬが、ベースは丸鶏と水で丁寧に煮出したものとおもれる旨さです。鶏の旨味満載って感じで、いろいろな部位の特徴が溶けて鶏カオスってなイメージ。しかしベースはかなりあっさり目で上品に仕上がっているのが特徴です。
ここに鶏油を主体とした香味油が足されたと思われ、独特な濃密さをたたえる旨さ!。よくバターのような濃密感など表現してしまいますが、そこまでは行かず、ややおとなしめな油の色気。それが醤油とよくマッチして非常に香しい旨さです。醤油が凄く映えているって感覚。おそらく「なま醤油」の部類で、生揚げ醤油なのでは?と察しますが、実際のところどうなんでしょう?。鶏油と醤油でピントの合った円やか感が表現されております。
ただ動物系の明るい旨味だけじゃないね。魚介が絶対に溶けていると思ってはいましたが、昆布がしっかりと溶けているとのことです。椎茸も少し溶けてないと思ったけど、蘊蓄にはそれは一言も語られてないので・・・相変わらずの駄舌っぷり(嗤)。乾物の溶け込みで、益々味わい深く仕上がってます。
<麺> 光の加減で乳白色や黄色い透明感に移ろう地肌。クスクスとした歯切れで出汁と香味油の絡みつく!浸透感にも優れて噛み締める旨さ!
芳醇な水鶏系の出汁に合わされるのは上品な中加水ストレート細麺。相性・バランスが秀逸。基本的にはストレートですが、所々捩れる部分もあるようです。漆喰のようなきめ細かい地肌で、滑らかさは抜群。乳白色の地肌が汁に濡れて美しいですが、光の加減によっては薄黄色のようにも見えます。しなやかで口当たりから啜りあげに至るまではとてもライト!。出汁と香味油のまとわりもあり、一気にズボボボボボーーーーとすする!。そしてクスクスとした歯切れが心地よく、出汁と香味油の絡みつくのがいいね!!浸透感にも優れて噛み締める旨さです。
クチクチと千切るのが楽しい!。汁の持ち上げもいいですが、中盤以降になるとますますその傾向です。さらに汁吸ってなんぼ!と言わんばかりに吸い込みも得意。麺の表層部分は早くから汁と一体化しており、旨味に甘さすら覚える風味の広がりです。奥歯で潰すと一気に糖化が始まり旨味を発するのか・・・・。一点欲を言えば・・・大盛対応してほしいかと!。
<チャーシュー> スポンジのように汁を吸いまくる肩ロース肉!脂の甘味と出汁の融合!
スープの下味生成にも貢献したのでしょうか?。適度に脂が落ちたイメージがあって、むしろスープに浸すと汁を吸い込むような仕上がりが印象的です。自重で崩れそうな柔らかさで、噛むとジュワーっと口の中に、肉の旨味と出汁の旨味を両方なだれ込ませるようです。脂の甘味と出汁の融合ってなイメージに包まれます。
残っている脂身はもう淡いゼラチンのような状態。これでスープの中にも豚肉の優しいエキスが溶けてるのでは?と感じてしまったのかもしれません。特製設定など・・・トッピングメニューに肉追加がないのが実に惜しい・・・。いやそれより「わんたん」のデビューの方が重要でしょうか。スポンジのように汁を吸いまくる肩ロース肉・・・・白飯にも合いそう!
<メンマ> スパッと千切れてあっさりとした味わい!コリっとしつつ軽快な柔らかさ!
薄味系で素材を感じやすいタイプ。コリっとした歯切れを感じさせて、サクサクと容易に千切れる太メンマです。千切れが痛快。嗚呼・・・やっぱりこういう材木状で薄味、歯切れが良いメンマがあると、ビールを欲してしまう(もはやアル中)。ワンオペの昼だけ営業で、あれこれと手を広げられないのもあるんだろうけど・・・。せっかくのバーの間借りなのだからとそう感じてしまいました。
<味玉にハズレなし!> トロトロ感を最大限に生かす!?薄出汁の浸透感と卵本来味の二面性!
ゆっくりと齧りましょう。柔らかめで卵黄が弾けて一気に溢れそうになるから・・・・。そして直後に感じるのが「卵黄が旨い」と言うこと。とても濃密で深いのだが、嫌味が全くない。薄出汁が浸透しきってる感じだけど、卵本来味の余韻もまたいいね。
出汁と一体化したマチュアな甘いコクもいいが、素材感も同時に味わえるような感覚。まさに、薄出汁の浸透感と卵本来味の二面性!ふわとろ感覚がナイス!嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!旨し!
総じまして「明るい鶏エキス感と和出汁の落ち着き!上品にじわじわと滲み出す旨味!オススメ穏やか鶏醤油!」
・・・と言う感動!。個人的には高円寺時代に食えなかった分、不動前で敵を取ったという感覚で満足。そして旨さとテクニックを確信です。更にそろそろ近いうちに、ワンタンメンの提供が始まるとのことで、八雲系譜の真の実力発揮はこれからということでワクワクが止まりません。目黒から不動前・・・急な坂道下って辿り食う価値あるかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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