ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3655】 麺処 びぎ屋 (東京・学芸大学) 醤油つけめん 〜緩やかにして凛とした整然さありなむ・・・穏やかかつ淡麗なる醤油つけめん!

春を謳歌だ!飯もさわやかに!だったらつたんれけめんだ!
 本当に暖かくなった!もうこうなったら「汁なし」か「つけめん」をサクッと食おうと・・・今回はまぜそば狙いで東横線学芸大学で途中下車。目的の店へ気分よく向かったところが、事前チェック不足で閉まってた・・・どうも夜だけ営業らしい。嗚呼・・・残念無念。人気のない店前には、寂しげに「営業中!左へ曲がって30m!」と案内された看板だけが立てかけてある。きっといつもは、表通りにあたる商店街側に置いてあるのだろう。仕舞われた看板がむなしい・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190322134220j:plain


 
 しかしたまたま通りすがりの2名のご老人が、この仕舞われた看板を見て、この近くにあるみたいだよ・・・と文字通り更に左へ曲がって30m行こうと会話して進んでゆく。おいおい・・・・汗。ついほったらかしに出来ず、その店は営業は夜からで、あの看板はただ邪魔にならないように置いてあるだけだよ・・・・と教えてさしあげました。
 

f:id:TOMASSOON:20190322132833j:plain

 
 
 こんな優しく通りすがりの人たちに接する余裕は、桜の花を観たからか。桜は見ているだけで、安らぎと新たな脈動のおうなワクワク感を与えてくれるし、人を優しくしくれるみたいだね。目的の店にふられても妙にクサクサとしないし。とはいっても学芸大学駅周辺は、ラーメン屋が多いから単に食いそびれる焦りが無かっただけかもしれませんが。
 

f:id:TOMASSOON:20190322134235j:plain

 
 
 
 
<全体&タレ> カエシ塩気と甘味と酸味!単に濃ゆいだけではないぜ!円やかさが濃密なのだ!
 
 駅の南東側にいたから、だったらもうあの店に行くしかないだろう。鷹番周辺で旨い店とくればもう「麺処 びぎ屋」が一番だね。とっと移動を始めます。すると・・・ご店主が何やら券売機の前で対応中。外国人カップルにメニューを英語駆使してご説明中。すげっ!何だか手慣れてるやん!。外国のお客もすごくいい人みたいで、席を移動してくれた他客に会釈とお礼の言葉を告げて、とてもニコやかな空気感が溢れる。嗚呼、春桜シーズンはどこのどんな光景を切り取っても、和やかだし絵になるようだね。とっても和む気持ちの中・・・今回食ったのはこれです。「醤油つけめん」。それは王道な麺顔してやってきた。
 

f:id:TOMASSOON:20190322145655j:plain

 
 
 おおお!もう食う前から旨いのが決まってるような完成度ですな。醤油つけめん・・・よくあるパターンですが、印象的なのがつけダレの具材&薬味の微塵木っ端な感覚と、ボリューム多めな風貌。方や麺皿の方は、風流な全粒粉配合の和風な落ち着きを感じる風貌です。海苔一枚、小さく柚子皮一かけらと言うシンプルさ。わびさびの心境すら感じさせます。今回は肉増しや味玉追加をしなかったから、余計にそう思わせるね。
 

f:id:TOMASSOON:20190322152141j:plain

 
 
 さてつけダレですが、びぎ屋の醤油とくれば外すわけないのですが、やっぱり期待通りに明るさの中に落ち着きある・・・そんな醤油感です。醤油のブレンドまでは因数分解できないものの、カエシの主張はありつつも、尖りがない。刺激少ないようでしっかりと塩気による旨みと香りは通してくる。生(なま)醤油の感覚なんでしょうか。それでいて鶏ガラと煮干系の旨みバランスがよく、滋味を感じる構成にしては、鶏油なのか若干色気も感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20190322152523j:plain

 
 
 醤油系と言えば漆黒系か、または透明感薄く淡い茶色をイメージしますが、こちらは意外と魚介の溶け込みがあるような明るい茶色をしており、その分他の醤油つけダレよりは穏やかな見栄え。そして通りに穏やかなんだが、そこはつけめん向けの濃ゆさを演出。まず軽く淡く酸味を足して、汁系デフォルトよりはややキリキリ感をだしてる。そして塩気はあまり足していない感覚で、一味なのか七味なのか和風スパイス感がエッジをたてます。この系統だとよく「甘酸っぱい」ようなつけダレが多いが、「甘酸っぱさ」がやや抑えめで、カエシにとけた乾物の旨みがより感じられるイメージ。実はこれが後からスープ割するときに生きます。
 
 

f:id:TOMASSOON:20190322152801j:plain


 一点、自分の駄舌では不明だったのは、和風と感じた胡椒感覚は、「一味+スパイス」なのか「七味」なのか?。山椒の輪郭がないのでてっきり前者と思っているが、後口に残る味わいにうどん出汁で感じるような清涼の欠片があったので、ちょっとここは自信が全くない。けど塩気アクセルだけじゃないと、テクニックは凄く感じるポイントだったりします。
 
 

 

 
 
<麺> 流水に締めて風流さが更に映える!全粒の風合い豊かにして加水高めの優雅さ!タレに絡みまくるぜ!
 
 この店では馴染み感じるストレート細麺。やや全粒が配合されているが、モチモチ感がややあって加水は高めな設定です。ボディは軽い乳白色のようで、やっぱりこれも落ち着きを感じる風合い。まだ瑞々しいところを、2~3本手繰ってそのまま何も付けずに味わいますが、もっとさっぱりな風味と思ったら、意外にもグルテンの風合いを感じさせる旨味あり。ブランド塩など振りかけて抵抗なくそのまま食えそう。
 

f:id:TOMASSOON:20190322152154j:plain

 
 麺皿で絡み合いが少ないのがいいね。光沢感あるからすべりがいいのは理解できますが、麺同志が外れやすいのが扱いやすい。麺を引き上げても、つけダレ側にお友達をごっそりと連れてくる麺もありますが、まるで和そばのように扱いやすい。素朴な盛り付けに見えて、扱い易さは崇高です。
 

f:id:TOMASSOON:20190322131624j:plain

 
 
 安心してつけダレへ投入しリフトすると綺麗にまとまろうとします。その調子でつけダレに投入するともっと麺同志が寄り添おうとするのがいいね。麺自体も汁を柔らかく取り込もうとしますし、また部分的に汁の持ち上げも感じ取れる。なのでレンゲで余計にアシストしなくとも、汁との絡み合いが素晴らしいので、楽に汁との一体感を味わえます。
 

f:id:TOMASSOON:20190322131555j:plain


 
 
 
<具材>「きび」に似ているようで非なる「びぎ」の千切りトッピング・・・清湯醤油系つけめん王道の形式美
 
 実は浮気心のように、食っててなぜか「きび」のつけめんを思いついてしまった。以前は品達にあったが閉店してしまい、今では明大前が主力か?。大抵このような淡麗醤油系のつけめんつけダレは、千切りか短冊切りにカットを揃えられた具材たちがごそっとタレ底に沈んでいるもの。これもご多分に漏れずで、チャーシューやらネギやらがカットされた状態でわんさか入っている。これは麺と絡みやすいような設定と感じますし、実際に絡めて食うほうが旨いです。
 

f:id:TOMASSOON:20190322131635j:plain

 
 
 面白いと思ったのは薬味。この量がハンパないため、麺のすすり上げや具材を引き上げたときに、全体に貼りつき尽くす。ねぎは理解できるが、この青々とした香草は何?。三つ葉ほど清涼感がないためイタリアンパセリの微塵切りと思いますが、主張し過ぎない青さがとてもいかんじ。これだけでも全体的な印象が高いのだ!。
 
 

 

 
 
<スープ割> ブーメラン方式:ベースの魚介出汁がゆるやかに復活してくるような旨味の加減!
 
 適当なタイミングでスープ割をコール。満席状態続くなか、一人オペで大変そうで気が引けたのだが、ちゃんと美味しいものは、フルで対応し返すのが礼儀だと思う次第。帰ってきたら見慣れた醤油スープの面持ちです。いつもスープ割で確認してしまうのが「味変化」。単に薄まったというのも悪くはないんだが・・・少し変化があった方が面白く満足度が高い。こちらは、魚介系のエキスがパワーアップしたことで、元々含まれていた乾物系のエキスが復活してくるようです。なので穏やかな力が満ち溢れてくるみたいで、酸味がググッと抑えられ甘味へと転じたような味風景。
 

f:id:TOMASSOON:20190322131543j:plain




 
総じまして「緩やかにして凛とした整然さありなむ・・・穏やかかつ淡麗なる醤油つけめん!」
 
 ・・・と言う感覚。徐々に穏やかな春を迎えると、食うものもまた変化しますが、汗ばむ季節が来る前に穏やかな味わいを求める。清湯でこざっぱりしたつけ麺系が映える季節。ちょっとこのテーマがこれから増えるかも。東横線ご利用でちょっと都合つくなら、こちらは激しくおススメです。まぁ元々何を食ってもハズレない店ですが(爆)。とう言う応援気分冷めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190322203347p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

 

 

さくら

さくら

 
さくら(独唱)

さくら(独唱)

 
第壱話 さくら帝都に来る

第壱話 さくら帝都に来る

 
桜 (コブクロ)

桜 (コブクロ)

 
桜

 
桜

 

 

youtu.be

関連ランキング:ラーメン | 学芸大学駅祐天寺駅