冷やしの名店!今年は3種の冷やしラインナップ
- <全体> 刺激を溶かしつつも・・・落ち着きと優しさを感じるホワイティ豆乳!
- <スープ> 何と!和出汁が溶けているような旨み深さ!イリコの出汁か?豆乳にマッチするとは新発見!
- <麺> 実にしっかりと質感の高さを感じさせる中太ストレート平型麺!食べ応えと満足感ありあり!
- <挽肉> 甘辛い中に肉味とスパイス感!スープに溶けて出汁の素にもなる器用さ!
- <味玉にハズレなし> ハーフでも存在感!出汁を深く吸い込んで円やかさ濃密なる旨さ!
- <他具材> キュウリ・もやしもしっかり入って見た目以上に野菜感アリ!
- <ライス割> 挽肉の旨みとベースの出汁味が温もりで復活!旨し!
- 総じまして「暑さ忘れる冷やし豆乳担々麺!飽きること知らずな爆食健康ラーメン!」
- YouTubeにまとめてみました!
どうして神保町・九段下はこんなにも美味しくて楽しみな店が多いのだ!。その中で3種類も冷やし系が旨いのを揃えているラーメン店が一つある。それが「中華そば 二階堂」さん。数年前から増えたよね?勘違い??。その中のひとつ「冷やし中華」は東京23区でもかなり上位に食い込む旨さだと思ったもんです。詳しくは以下に以前まとめたので、ご参考まで。
そして二匹目のどじょうを掬おうと、またやって来たオレです。今回攻めてみたのは「冷やし豆乳担々麺」。最近はこの「冷やし」+「担々麺」の沼にハマってしまってますが、当然もっと早くに来る予定だったのですが、いろいろあって・・・やっと来れました!食えました!。
ま、人気店ですからランチタイムピークには行列必須。オジサンも多いが女性客も多いのが印象的で、入りやすくサービスも良い店です。配膳とフロア仕切りの女性が張る声も気持ちよく、気配りも感じるしね。年々いい店になってゆくような気がします。
<全体> 刺激を溶かしつつも・・・落ち着きと優しさを感じるホワイティ豆乳!
もうすっかり暑いね・・・そんな陽気だったから冷やしのオーダーが多し。厨房から冷やしの完成品が置かれるたびに「オレのか!」と思って身構えてたら、他客に向けてスルー・・・。次こそはと思って背筋伸ばしたらまたスルー。そんなのを3回ほど繰り返したあとやって私の目の前にやってきました・・・待ちかねたぜ!。そんなツンデレでオレをさんざん弄んだ麺顔は、こんな感じでした。
おおお!本格的に暑くなってきた時節に実に嬉しい冷え冷え感!銀の器が冷えた汗をかいているのがありありで涼し気!。それに何と言っても身体に良さ気な豆乳の乳白色が、日頃脂肪摂取に明け暮れているオヤジにとっては、罪深さを軽減してくれるみたいです。辣油はそれほど多くないか?とよく見てみたら、軽く山椒の粉末が浮いているし、見た目に反してハードさも見え隠れさせておりますな・・・。
水菜の緑とトマトの赤・・・洋風なようで、挽肉の加減が中華っぽくもあり、改めてよく考えてみると不思議な食べ物です・・・冷やし担々麺って。
<スープ> 何と!和出汁が溶けているような旨み深さ!イリコの出汁か?豆乳にマッチするとは新発見!
もうこれだけしつこく毎日、これ(冷やし担々麺)ばっかり食ってると、味が大体予想つくんですが、これはクチに含んだ瞬間にちょっと異質なものを感じました。辣油や芝麻醤や豆乳などではありません・・・「出汁感」。旨さの軸が多いというか、旨みの分厚さを知るという感じ。こちら3種の冷やしメニューの中に「イリコ」があるのを知ってたからか・・・そのエキスを少し感じ取ったのだが、これは先入観に染まった反応だったか?。実は動物系エキスしか入ってませんと言われたら立場なないな(苦笑)。
そんな仄かな旨味に反応できてしまうのは、実は辣油や山椒の刺激が攻撃的じゃなかったから。これらが完全に味を支配するとか、他の味をマスキングしなかったために、いろんな素材の味が余裕的に溶け込んでいるとも言えます。挽肉はもちろん、モヤシだって噛み締めると淡い甘味を感じるほどに・・・。ホントにハイセンスなバランス感だなーって、やはり今年の冷やしにも関心してしまうばかりです。
<麺> 実にしっかりと質感の高さを感じさせる中太ストレート平型麺!食べ応えと満足感ありあり!
ハッキリ言って麺が旨し!。思わず身を乗り出して麺箱を見たけどそこには「二階堂」とのみ・・・。これはつけ麺・和え蕎麦にもってこいの旨さ。きめ細かい漆喰のような地肌の麺で加水は高め。ですが引き締まりと風味感が強く、旨さに密度感すら覚えます。なのに固さを一切感じないしなやかさが絶妙。量も満足で食べ応バッチリです。
挽肉も部分的に絡ませますが、スープに漂っているスパイスを見事に吸着させます。なのでそこを奥歯でプレスし、クニリと噛み潰しますと、淡い山椒の風味が浸透。一方で持ち上げ十分な豆乳スープの円やかさも濃密なので、まるで旨さに甘噛みさているような刺激感・・・・。最後に飯割をしなければ、大盛は必須と言えましょう。
他にも水菜やモヤシを巻き込んだときの、コントラストある歯応えも絶妙だし、後から写真メモなどを眺めて思い出すと、辣油の貼りつきもあったのだった。嗚呼、見事なる中太麺の余韻哉。
<挽肉> 甘辛い中に肉味とスパイス感!スープに溶けて出汁の素にもなる器用さ!
挽肉も大体、似たような味なのだが・・・肉の甘味をアピールするタイプと、シビカラ風味を封じ込めるパンチタイプとあるみたい。それとジューシーかそうでないとかね。こちらは割とどれも中間タイプなんだけど、どちらかと言えばシビカラの風味も込められたイメージ。
やはり豆乳スープと混じると一気に円やかになるので、後半になればなるほど、甘味が深まるみたいだね。もっともその分は、スープに溶けてシビカラなコクをアップさせているので、残念は印象は一切ないのだが。
<味玉にハズレなし> ハーフでも存在感!出汁を深く吸い込んで円やかさ濃密なる旨さ!
たとえハーフでも味玉があるのがこよなく嬉しい!。単純計算50円分サービス売価以上の感動。量は半分でも味わいは100円と変わりないし、元々質感が高いのでお安く感じるほどです。出汁がしっかりと浸透しており、卵黄はハードなジュレな状態。塩気よりも甘味をアピール。マチュアとも思える濃厚な卵黄の旨みがたまらんのだ!。これを後々のライス割に取っておこうかと、食いながら激しく迷いましたが・・・ハーフってこともあり、単独で目をつむりながら味わいを堪能・・・。両あごの唾液腺が急にあふれ出るようで痛みを覚えるほど旨し!。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレなし!
<他具材> キュウリ・もやしもしっかり入って見た目以上に野菜感アリ!
円やかなスープの中で、水気多めな野菜は味が薄まるような気がしたのだが、それは全く余計な心配でした。むしろダイレクトに素材の味を感じ取れて印象いいね!。モヤシは熱入れされても冷やしなんだが、シャキっとしていたしダレたところが皆無。噛むと淡い独特な甘みもあって豆乳ともマッチしてます。キュウリは結構散らばっており、ライス割にも少し回せるほどに。バキバキ言わせて夏野菜を食らう醍醐味ですな!。
<ライス割> 挽肉の旨みとベースの出汁味が温もりで復活!旨し!
少し残ったスープを量を調整するように飲み味わい、いい塩梅になったところでライスを投入。レンゲの底裏で押し潰しながら絡めあわせ、箸はよそにやってレンゲのみで雑炊のように啜り食らうのみ!。お行儀悪く見えるかもしれませんが・・・・これが好きなもので。
ご飯の温もりがスープに映ると、ベースの味がじんわりと復活するんですが、いつもはカラシビ感がメイン。ところが今回は出汁感があるためか、豆乳の甘味と塩気も復活したように感じ取れて旨し!。併せて挽肉の旨みもじわじわと蘇っており、なんだか・・・温かい汁系メニューに浮気しようかしらと感じてしまうほどに。旨し!。
総じまして「暑さ忘れる冷やし豆乳担々麺!飽きること知らずな爆食健康ラーメン!」
・・・と言う感覚。これは女子にも人気あり、付近のOLさんが行列するのも良く分かる!。冷やし系なんて興味ないよという方も、ちょっと一度は冷やし系なんてどう?と言いたくなる崇高で質実なる一杯。また秋までに食いに来るかもです。おっとその前に、もう一つのこった冷やしイリコを食わねば!。なので近いうちにまた来ますかな?。そんな期待と応援を感じつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!
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