ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4250】 らぁめん山と樹 (東京・高円寺) 冷やし中華 + キリン一番搾り生ビール 小瓶 〜もはや名物なるプレゼンス!更に素朴とハイセンスの融合バランス!この夏食うべきハイスペック冷やし中華!

名作冷やし中華を今年もいただきに参ります! in 高円寺!
 


らぁめん山と樹 (東京・高円寺) 冷やし中華 + キリン一番搾り生ビール 小瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 8月に入るといきなりの猛暑!これはいくらなんでも冷やし系が欲しくなりますぜ!。とある世間は平日、私は休日と言う昼下がりに高円寺へとやって参りました。実は東京駅構内に新しくできた二郎系を狙ってみたものの、行列に嫌気が差したのと、急に暑さで食える気がしなくなって・・・方針切り替えただけでございます。
 
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 何たって去る2019年のラーメンデータベースでは、冷やし中華部門第2位の実力店。食わないわけないじゃん。実はずーとお店の公式FBをチェックしてたんですよ。満を持しての訪問でございます。急に方針切り替えたのは、冷やし中華だったらどこでも良いと考えたわけでは決してありませぬ。
 
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 さてさて・・・こちらのご店主。ちゃんと私の顔を覚えてくれてたのですね(笑)。冷やしを出すと食いにくるの分かってたみたい(爆)。「これ狙っての訪問ですよね!」なーんて会話が弾みます。コロナもあってか最近、夜の営業やらなくなったみたい。私は夜メインだったので少し残念だが仕方がないか・・・。因みに午後3時を回っての訪問だったが満席状態。確実に人気を手に入れてる感じですな・・・。
 

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<酒> キリン一番搾り生ビール:食う気満々!腹膨れない程度に嗜むには・・・アピール力ある小瓶サイズ

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 こちらは私の嫁はんも連れてきたことがあるんだけど、ビール飲んで、らぁめん大盛食って・・・・嫁はん食い終わるの待つの面倒なので、またビールを追加して飲んで・・・と繰り返した記憶。またビールですか??とご店主の顔に書いてありましたっけか。店を出てから、恥ずかしいことやめてください!と嫁はんから叱られて帰った・・・。そんなのも少しあって、今回は小瓶で自重です。
 

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 酒じゃ酒じゃ酒じゃ!ビールだビールだビールだ!。こうも暑けりゃやってられない!ビールの食券手渡したら、速攻にビールの栓が開く音がします。喉がカラカラだったら、ビールがもはや甘く感じらる!。しかも今回は泡が非常に良いバランスで注ぐことが出来て、喉を刺激する炭酸ガスの刺激が最高に気持ち良い。一番搾りの特徴は飲んだ後と思うんだが、苦味が残った中に妙に甘味がある気がしませか?。だから意外と淡麗な食事とか、和食にも合うんだと実は感じているオレです。なのでこちらの穏やかな拉麺の味わいにはマッチングがいいかも。今回は冷やし中華だけどね。
 
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<全体> ラーメンデータベース2019年冷やし中華部門2位!ダテじゃない崇高さが溢れまくり!創意工夫の集合体!

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 実は昨年まで夏が近づくと、いつも2ヶ月くらい冷やし系を食いまくるのですが、今年はちょっと疲れてしまった。そんな感じなので、今年は冷やし選びで失敗したくない。それならこの一杯!何たってラーメンデータベースの冷やし中華部門2位の実力派半端なし!。麺とタレは言わずもがな・・・具材の素晴らしさも光るのですから。それはこんな麺顔でございます!。
 

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 おおお!これはもう具材の旨さが如実に迫ってくる感じですね!それに皿が意外とデカイのも迫力的です。麺を覆うトッピングはどれも美しく手が施されてる。まずローストポークの質感高さと大きさとボリュームがナイスすぎる!。冷えてる中に温かみを感じるようでもあり、冷や中のタレとの相性も気になるところ。そして具を入れた出し巻き卵のようなトッピングも素晴らしい!手の込みようと創意工夫!断面すら美味しそうです。更にきゅうりに至っては、カンナ屑のような削ぎ切り!。とっても優雅でドレッシーなキュウリであります!。なんと言う演出のセンスの凄さと表現力よ!
 

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<タレ> ライトだけどしっかり香る乾物の風味!醤油のエッジング!酸味も塩気も甘みもハイバランス!

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 思えばここ5年余りで、冷やし系の広がりはすごい勢い!。中でも冷やしラーメンが本当に当たり前になってバリエーションが増えた為、大元の冷やし中華の醤油ダレや胡麻ダレが、すでにレトロな味わいにカテゴライズされてるイメージ。そんな冷やし中華の醤油ダレは・・・いわば完成に辿り着いたように思われますが、いやいやどうして。素材を磨けば斬新さを感じるほどに生き生きと味表現をしてくれます。
 

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 ベースはとてもティピカルな酢醤油ベース。冷やし中華たるスピリッツを十分に感じさせますが、町中華とは別物の風合いがたまらん!。まるで研ぎ澄まされたような酢醤油エッジング!。例えば酢だってこだわってるはず。黒酢も国産だと中国産より柔らかく感じるイメージですが、一方の醤油もライトで明るい。カエシの尖りがないように感じる為、まるで「ごくごく飲み干したくなる醤油ダレ」と感じます。つまりスッキリした淡麗なタレ。醤油の雰囲気にも透明感があり、香りが良いのが印象的。これが醤油由来なのか、酢に由来するのかは不明なんですが・・・・「香る酢醤油ダレ」とも言えましょう。最初は酸味が抑えめと感じるかもしれません。ただ慣れてくるととっても優しいしスキッとした酸味。天然醸造ってやつですかねぇ〜。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:マイクロ縮れのぴろぴろ麺!風合いは素朴で噛み締めると甘味!崇高なタレも濡れて浸透!

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 手揉み麺がこちらの信条!。東京とその近郊のラーメンファンなら、「七彩系」をイメージすると思いますが・・・それよりかなりスマート!かつスリムな印象。ただ素朴感はありありとしており、冷たい麺なのに、温かみを感じさせる表情なのです。これは旨そう!全粒も適度に打ち込まれており、風味もいい感じ!。そんな・・・マイクロボコボコ!?マイクロぴろぴろな・・・スリム平型麺です。嗚呼、実に見事なピロピロ・・・。
 

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 粉感の雰囲気がありあり。打ち込まれたグルテンの風味が、冷水・・・いや氷水でしっかりと引き締まり、清涼感の中に粉感の風味が見事です。締めても一切固くなる部分がないようなイメージ。ズボボボボボーーーーと力強くすするフィーリングは、いつもの通り。
 
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 これが微妙に酢醤油タレを吸い込んでいるような気がしてなりません。またそれが旨い!。麺の風合いがスープに移ってエキスを交換してる雰囲気。更に麺が汁と相性が良いので、穏やかな出汁味が麺の味に溶け込むね。・・・いやいや、冷たい麺でもタレを浸透させるのか。そして咀嚼してるうちに糖化の旨味を感じた瞬間、旨さの余り飲み込んでしまいます。これは汁相性いい上に、味も滑りも最高に楽しめ!。
 
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<チャーシュー> 単品でもかなりの迫力!質感完璧なるローストポーク!ボリュームも見事でハイCP!

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 もともとチャーシュー得意なお店。改めて素晴らしく思えます。もはやラーメントッピングのそれではなく、「ローストポーク」と呼び改めたいほど。肉質の旨味と熱通しのバランスが最高で、ほんのり感じる基礎味付けのシンプルな旨味も素晴らしい。手のひらサイズでそれなりの厚さがあり、3枚を十二分に楽しみました。
 

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 スープが素晴らしすぎて、思わずローストポークを付属ソースのようにして、べったり絡めて食ってみました。特に最後の1枚はしっかりとタレの中に広げてしばらく放置。浸透を誘いこみます。そしてこれがまた実に旨い!最高に合う!。本当にこの一杯は隅々にまでまとまり感あるなと深々と感心しき。これほどに仕上がりが良い肉なら・・・ビールは小瓶と言わずに中瓶でもよかった気もしてきた(汗)。
 
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<玉子焼き> ほっこりと和を感じる出汁が浸透!キノコも入ってエキス溶け込むうまさ!創意工夫の出し巻き卵風!

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 この玉子焼きは、すごくセンスを感じるし、もはや「山と樹の冷や中」のアイコンのような存在かも。キノコ・・・シメジの小さいサイズかしら?これを溶き入れて、もっと玉子焼き感をアピールしてます。出汁の感覚も今更ながら感じたわけで。昨年は「玉子焼き」と表現したが、少し「出汁巻卵」のイメージも溶けてるような??。ともあれ、デザインと味わい両立とは実にナイスな仕事ぶりですよ!。
 

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 食する感触もまた楽しからず哉。外側の厚み部分には、淡く焼きが入っており、とっても淡く歯応えを感じる部分。そして中はしっとりとした感触で、断面見るとまるで鏡のように艶々としてるのに見惚れてしまう。もしもこの冷やし中華に「特製」があったらな追加なんだろうが・・・金ならいくらでも出すから、もっと食いたい(爆)。
 

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<きゅうり> 削ぎ切りな帯状きゅうりの歯応え!麺との絡みが楽しすぎてたまらない!
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 肉も玉子も素晴らしいが・・・単なるキュウリで終わりません。すごくドレッシー。カンナ削りみたいな形でカットされており、いわゆる削ぎ切りとも違うがこれを何と言う?。実に優雅なキュウリでございます。この長いスライスだと、麺や他の具材とも絡みやすく、ほぼきゅうりは単体として食う事なく合わせて食いきれる。。
 
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 またこのカットだと、タレと絡む断面が格段に広がる為、味によく馴染む!。醤油ダレがまるで和出汁ドレッシングのような感覚で、シャリシャリとあっさり食い切れる上に・・・素朴な麺と絡むとまた複雑な味わいで旨し!。本当に隅から隅まで創意工夫が込められた一杯であり、最後の最後まで嬉しく堪能!。やはり恐るべし冷やし中華でありました!。
 
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総じまして「もはや名物なるプレゼンス!更に素朴とハイセンスの融合バランス!この夏食うべきハイスペック冷やし中華!」

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 ・・・と言う感動!。タレと麺は伝統もしっかり踏襲し、その一方でそれ以外の具材等は今風斬新。まさにOLD&NEWなるアイデアと創意工夫とまとめた一杯!・・・そんな素晴らしい冷やし中華!。これはこの夏一回食っとくべき!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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止まりだしたら走らない

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