ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4095】 まるふじ食堂 (埼玉・小手指) 味玉中華そば 醤油 + キリン一番搾り生 中瓶 〜安心安寧な旨さとはこのこと!昭和と令和が交錯する王道質実中華そば!

まさにハートフル!昭和レトロな商店街にひっそり佇む会津系の質実旨さ
 

 


まるふじ食堂 (埼玉・小手指) 味玉中華そば 醤油 + キリン一番搾り生 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 週末だからラーメン・プチ遠征。滅多に使わない西武池袋線に乗って・・・かねてからずっとブックマークして放置してた「まるふじ食堂」さんに突撃して見ました。本当はもっと遠くの店を狙ってたんですが、春先と言うのにあまりにも寒くて冷たい雨が降るもので・・・小手先までが限度でした。それに駅から近いしね。
 

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 この駅前も近年整備されたばかりのような整然さがあります。いかにも首都近郊のベットタウン。そんな場所ながら、「小手先ショピングアーケード」って言う昭和を感じる商店街がありまして・・・目指すはその一角です。一見大衆酒場のようでもあるが小綺麗なお店。入ると初々しくも丁寧なる接客態度の可愛いお姉さんが対応してくれて・・・非常に気持ちよくさせてくれるお店でございます。
 

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 口頭注文して後会計スタイル。定番の中華そばに味玉のせて・・・、そしていつもの瓶ビール!。
 
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<酒> キリン一番搾り:週末は堤真一になりきって・・・

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 どんなに寒くても休日昼は冷たいビールを飲む!。実はキリンラガーがまだ冷えてないのでごめんなさい・・・と言うことで一番搾り生。いえいえこちらでも全然OKですよ。最近新しいバージョンのTV CM観たばかりだし、気にはなってたんです。本当に堤真一という俳優は、人生楽しそうにビールを飲むねぇ。
 
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 何にせよ、キリン一番搾り生は、一口目の華やかな苦味の展開は、ワンランク上のプレミアム系のそれと匹敵する旨さだよ。沢庵をアテに出してくれたが、ビールと沢庵ってのも合うよね!。実はビールに合う漬物系はラッキョウだと思ってるんだが、定番沢庵も捨てがたいと悟る。
 

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<全体> THE 中華そば ・・・そんなピッチリ醤油感と何だか古風なようで華やかな麺顔!

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 それにしてもこの店、地元民のハートを鷲掴みですな。狭くもないのに開店10分ですでに満席ですよ。外は冷たい雨が降る中でも、店内は熱気でムンムン!。ビールをちょうど一本空ける頃合いになり、タイミングよく配膳が完了!。それがこの麺顔です!。
 

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 おおお!これは何と王道の中華そば感覚溢れることか!拉麺のど真ん中ってな感覚すらしますぜ!。何となく全体的にはレトロな雰囲気が立ち込めるものの、その迫力たるや今風最先端のそれに匹敵するほどの緊張感も漂わせます。定番の醤油清湯に素朴な縮れ麺って組み合わせだけでそう思わせてくれるが、良く見ると素材感の生き生きさが溢れている。確かに和やかなデザインだが、一つ一つがどこかモダンでそれぞれが調和してますな!。
 

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<スープ> カエシが凛々しくキマッた感覚!馴染みの鶏ガラ&魚介エキス感が和む!実に嫌味なくしみじみさせるほっこり味わい!

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 恐る恐るレンゲでスープを啜りますと、うわぁ〜ピントが合った醤油感覚。近年、醤油と言えば鶏油系の甘味が深い円やか系の味わいが多い中、しっかりと塩気・カエシを感じさせグイグイと食わせる迫力ではないか!。鶏油の甘さはないものの、しっかりと鶏ガラの煮出し感はあるので、食べ応えは相当ある。そうは言うものの、一方で甘味もしっかりあって調和しているわけだが、それが魚介等の乾物系だとすぐわかる。
 

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 複雑な魚介系なので、昆布・煮干・節などどれも複雑に取り込んでいると思います。その中でも一番深いなぁと思わせるのは、個人的には節の味わい。醤油感と一番マッチしているようで、塩気に香りを感じ、塩気そのものが旨味と感じさせるほどです。また甘味の隠し味もありなむか?。だとしたら椎茸系の味わいだと思うのだがいかがなものか?。
 

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 また時間経過とともに、麺の風合いが映るとか、トッピングの肉エキスが混じるとか、色々あるようで中盤以降はますますカオスな旨さに移行・・・最後は思わず一気に汁を飲み干してしまいます。
 
 

 

 
 
<麺> 多加水で素朴さ感じさせるスリムなピロピロ麺!ボコつくフォルムは勝手に会津系を彷彿と感じる!

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 おおお!何と中太縮れ麺!。これも意外な部分で、端的に言えば「スリムなピロピロ麺」ってな感覚です。何となく喜多方系。しかしそれほど太くなくてややスリム。また白河系のようなマイクロ縮れ風でもないし、勝手に会津系と結び付けてしまうがあしからず。
 

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 見るからに多加水系。うっすらと透明感すら覚えつつ、表面はとてもツルツルしています。手もみ風のボコつきも汁の絡みによくマッチしており、汁の持ち上げ力はそれほどでも、吸い込む力と相まってカバーしてるようです。
 

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 奥歯で噛み締めると柔らかいモチモチ感。歯で潰した後にはグルテンが糖化した旨味と出汁の旨味が一体化しております。色々青菜とかメンマとか絡めて食うもよろしかろう。ザクザクコリコリとした食感とモチモチ感で複雑さが増して旨さも比例してゆくようです。
 

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<チャーシュー> 分厚いながらもフカフカで汁吸いまくり!解れまくりの柔らかさ!究極のスポンジ肉感覚!

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 フツーに違和感なくトッピングされてるが、かなり柔らかくて存在感ありあり。肩ロースと思いますが、とってもフカフカで持ち上げ続けると、自重で崩れそうになります。肉繊維に沿ってあっけなく解れつつ、多くスープを吸い込んでいるので、まるで肉汁が口の中で怒涛のように流れ込むようです。
 

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 実はこの肉が人気らしく、地元と思われる多客はチャーシューメン注文率が高いようです。個人的には脂の甘味が好きなんだが、肉身と出汁のハーモニーってのもご飯が進む旨さに似ていてすごくいい。まさに解れまくりの柔らかさ!究極のスポンジ肉感覚!です。
 
 

 

 
 
<他具材> 青菜!メンマ!海苔!・・・どれも隙なし!質感とまとまり度合いの高さに納得感!

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 どこをとっても抜け目ない質感だから、全体でとっても迫力があるのね。青菜の色合いも鮮やかで茹で加減絶妙。ザクザクとした歯応えに青々とした清涼感が見事です。またメンマは小ぶりながらエッジがキリリと尖っており、歯を当てるとコリコリと軽やかな音を立てて容易にちぎれてゆくのも快感。また侮れないのが海苔。肉厚な1枚海苔ですが、この風味が実に質感高くて磯の風味に一切の嫌味がない!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> どちらかと言えば塩味玉系!出汁深くてマチュアな味わいに卵本来味をしっかり残す旨味!

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 味玉も実に秀逸。どちらかと言えば塩味玉に近いようで、白身の染まり具合もとても淡い。白色がそのまま磨きがかかったような美しさです。卵黄は見るからに出汁浸透してトロッと柔らかめに仕上がったイメージ。
 

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 出汁の浸透深さにマチュアな熟成旨味を感じますが、味わうと塩気が卵本来味をうまく引っ張っており、卵黄のマスキングされない旨さがダイレクトに味わえます。あらかじめハーフカットされてますので、食ってる途中でバシャバシャ醤油スープを浴びますが、そんなのも香と味わいのカオスに貢献しているかと。とにかくうまし!そして嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!。
 
 

 

 
総じまして「安心安寧な旨さとはこのこと!昭和と令和が交錯する王道質実中華そば!」
 
 ・・・と言う感動!。この日は本格的春間近でも相当冷たい一日であったが、食って心から温もりを覚えたよ。とってもシンプルラインアップの店だけど、夜は飲み屋的にも使えるし、月例の限定麺なんかも定期継続している様子。ここは一回だけで終わっておくにはもったいない店と感じました。埼玉西部在住・西武池袋線利用者なら、これを食っておかない手はないですよ。激しくオススメ!。そんな今回の感動を抑えきれぬままですが・・・とっとと最後に詠って、いつもように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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