ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4181】 麺や 福吉 (東京・国分寺) 金醤 地鶏味玉はまぐりらーめん + 鶏炙りめし 〜見た目と味展開の見事なるコントラスト!そして旨さ安定感ある鶏と蛤のハイブリッド!鶏肉スペシャリストなる崇高水鶏淡麗拉麺!

解除後少し範囲を広げて・・・国分寺エリアへ!水鶏系を狙ってみた結果
 

 


麺や 福吉 (東京・国分寺) 金醤 地鶏味玉はまぐりらーめん + 鶏炙りめし 〜ラーメン食べて詠います

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 さて緊急事態宣言解除とは言え、ステップを踏んで生活や経済を回復させていかなければいけませんね。そこであまり大きい行動も出来ずで、少しだけ行動半径をいつもより広げさせていただきました。今回は西側へ少し移動して、国分寺エリアへ。宣言の規制にも拘わらず、めげずに新規開店したこちら「麺や 福吉」さんが、今回のターゲット。国分寺駅周辺も拉麺密集地ですが、いい新規店もじわじわ広がってますし・・・ここは、最近滞ってた新店舗ハンター気分復活です。
 

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 ま、前のめり過ぎて開店時間を読み誤ったので、ポールポジションをゲットしてしました:汗。見るからに・・・水鶏系のイメージですね。近年この系統は増殖してますが、微妙に醤油や香味・魚介ブレンドを変化させて個性を発揮させるタイプですね。今回はどんな個性かとても楽しみ!。
 
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 それと面白いのは、「唐揚げ定食」もイチオシでラーメンと二枚看板スタイルであるってこと。唐揚げご自慢らしく醤油と塩で2種類の味付けあり。また唐揚げだとこの時節、テイクアウトにもってこい。券売機も2台、唐揚げとラーメンに分けて設置という・・・なんとも珍しいですな~。もう少しよく下調べしておけば良かった・・・。唐揚げは次回。週末にビールと共に!
 
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<全体> 光ると言うより輝くに近い!鶏油の黄金さでビッカビカ!これぞ水鶏系の鏡!?

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 接客もすこぶるよいね!オーナーか店主みたいな方が、わざわざ背客担当みたい。メニューっで迷ったりしてると、何気にフォローしてくれたりして。厨房はアイランド形式で、各種アイテムが整然と使い勝手よく並んでおり、トヨタ式生産を彷彿とさせます。チャチャっと出来上がった一杯は、わざわざ接客担当に渡されてから配膳が完了!。それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!宣材よりもグッとめちゃくちゃ黄金色!輝き度合いもハンパなし!まさにビッカビカゴールデン鶏醤油拉麺じゃないですか!。それに透明度合が素晴らしく・・・ラーメン食らうのにグラサンを付けたくなる(それはオーバー:汗)。その割には蛤がパカッと開いてて、少々場違いな部分もあるが・・・自分がオーダーしてそれは無責任だねオレって。しかしまぁ、この麺顔みてある程度、味の予想がついたのなら・・・貴方も相当なラーメンヲタク?(失礼!)。ところが、そんな単純な展開ではなかったのです・・・。
 

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<スープ> 何とファーストインプレッションは「はまぐり」の滋味!鶏と魚貝のせめぎ合い!

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 だってこの色だよ。この黄色を見れば鶏油を誰もが思うよね。そして相当多めで大胆に投入していることも。実は食う前から、バターのような鶏エキスの濃厚さを想定し、待ち構えつつ味わい始めました。おお!確かにヌルっとする口当たりが始まった!・・・と思った直後、実はハマグリの出汁に反応してしまう!。そう、見た目は一面の鶏エキスなのだが、私が単に変態過ぎるのか・・・個人的ファーストインプレッションとしては、貝の滋味を感じた初動展開です。この貝滋味、貝エキスも相当なもので、初動だけではなくずっとそれ以後の味展開にも片鱗を表すこととなります。
 

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 しかし鶏エキスも相当なもの。明るく円やかな旨味で、見た目通り気持ちまで明るくさせる旨さ!。頼りになる蘊蓄では、名古屋コーチンはもとより、会津地鶏、山水地鶏等の厳選して、鶏と水のみで仕上げたスープなんだとか。実に嬉しい言葉の響きです。コクが分厚いがくどくない。何だか背反しそうな表現ですが、分厚いけど厚化粧さがほとんどない味のイメージ。ゴクゴクと飲み干せてしまうほどに。
 

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 また円やかさには醤油の影響もありましょう。カエシが鶏油と結びついて、香り高く丸みのある味に仕上がってるのも印象的。また貝出汁にも安定感が深まるイメージです。また店蘊蓄を紐解くと、井上醤油店@島根の歴史がびっしり。酵母菌に相当拘りを見せておられ、生揚げ醤油と察しがつきましょう。塩気があるのに、香りがついてて鶏とむずびつくとどこかしら甘くも感じる不思議な感覚。
 

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<麺> 加水低めのストレート細麺!出汁の香りに負けない粉の風味感!やがて甘味を滲ませる旨さ!

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 大盛設定はなく替玉方式。ここから何となく察しがつくのは低加水系ストレート麺。予測は当たり!。パツパツ過ぎない低加水で、キッパリさよりもナチュラルさを表す、優しいストレート麺線が気持ちを穏やかにさせます。色白なタイプで汁が浸透するより濡れるといった地肌感。なのでズボボボっと啜るには、ややハードなものごしのわりに、スルスルと抵抗感低いスベリの良さです。
 

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 前歯でクツクツ、奥歯でクッシリ・・・潰して味わう前には、粉の微かな風味を感じ取れる逸品。中盤過ぎても風味は衰えずで、噛み締めて出汁の旨味と合わせ味わうという動作を繰り返すばかり。途中で肉や葱を絡めて変化させて食らい続けました。また、終盤にさしかかってから俄かに汁の浸透を許すが・・・・ここも旨味が変化して飽きさせません。麺自体に甘味が加わり、鶏や蛤の旨味を炭水化物に溶かして食らう旨さが楽しい!。
 

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 これは替え玉必須かと思ったのですが・・・サイドメニューを既に追加してしまったので今回はご遠慮させてもらいました。替え玉の場合、鶏のエキスも多少加わるんですかねー・・・再訪問して確かめたい!。
 

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<チャーシュー> 定番の鶏豚2種肉!半レア系の滋味と柔らかさ!汁との絡みが最高!

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 さて肉!これは見るからに安心感のある見栄えと旨さです。近年の淡麗系、そして水鳥系となれば、豚肩ロースのスライスと、コンフィっぽい鶏胸肉のパフパフ肉・・・まさにゴールデンペア!。
 

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 特に豚肩ロースは超大判で、麺顔の5割弱を占める大きさ。ゆっくりと下側からスープの熱で色変わりするのを見ているだけでもワクワクします。醤油感がない豚肩ロースですが、とてもきめ細かく脂の差しが入ってる中心部と、蕩けが見て取れる周囲の部分をまとめて食うと脂と歯応えが複雑に広がって旨いっすよね。口の中でちっちゃな肉のミルフィーユが生まれたようで楽しめる!。勢い余って麺にからめちゃったりして食らいましたが、これがもし特製だったらもっと肉まみれになっていたということでしょうか?。鶏油に塗れるのもあって、スライスの割には肉のゆったりしたコク深さを楽しめるはず。
 

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 それに対して、ややコロッとした鶏胸肉。実は下に埋もれて合計3つありました!(嬉しい手違い:笑)。こんなに芳醇な鶏油が滲む出汁を、ギュギュっと染みこませ、そして塗らせて食らうと旨いに決まってる!。まさにスポンジのように吸わせて味わいました!。胸肉って淡泊なれど滋味深いところがありますから、妙に蛤のエキスのも合うって感覚・・・。これきっと無限大に食えるはず。
 

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<はまぐり> 殻付きでプリプリ!敢えて鶏エキスに塗れさせて旨味を広げて味わう!

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 お飾りだと思ってませんか?。いやいや・・・これは心意気と申せましょう。飾りで置いてある場合、殻と身が外れてる場合ありますが、そんな無粋さはなし。しっかり本来の味わいを感じさせてくれます。出汁だけでも感じ取れる蛤感・・・やはり視覚的に味わえると印象が全然違います!。大粒なので噛み応えもあり。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 玉子本来味を優先!塩気や出汁感を極力抑えめ!汁に沈めて食らおう!

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 これは面白い!超薄味だが超ナチュラルな旨さ!さすがは鶏肉のスペシャリスト。塩気をあまり感じませんが、旨味は感じ取れるというスタイルです。これは味玉としてはレアだと思う!。
 

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 そしてオススメは、割ってから出汁に沈めてから食らうこと。鶏油ベースの出汁がここで実力発揮です。黄金のエキスが割った卵黄の不規則な断面やら、白身と卵黄の隙間にググっと入り込み、そこから全体的に旨さが浸透して・・・旨いのです。この展開だから旨さが面白い。旨し!そしてやっぱり味玉って期待にハズレない!。
 

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<〆飯> 鶏炙りめし:腿肉&胸肉の炙りに加え、白ごま、青ネギ、フライドガーリック絡んだ甘辛タレ!

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 TKG(卵かけご飯)に強く気を惹かれたんですが、それよりお安くお得感ある「鶏炙りめし」を〆飯として選びました。きっとシンプルなサイドメニューだろうと思いきや・・・おいおい複雑で重層的ですやん!。ラーメントッピングの鶏胸肉だけと思いきや、鶏のモモ肉の細かいカットも入ってる!。そして当然ハンディーバーナーの炙りが効いてますから、モモ肉の脂が焦げた香りでメチャ旨い!。しかも肉量も満足。
 
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 さらに白ごま・青ネギの小口切りがふんだんにのってて、炙り鶏肉の旨さをググっと羽ばたかせてゆきます。これだけで酒のつまみになろうかと!。それだけじゃない・・・タレの旨さ!。甘辛く仕上がったタレには、フライドガーリックが混じっているじゃないか!。その揚げた衣が甘辛いタレと絡んで・・・タレだけでも酒のつまみになりそうな旨さです。うう・・・250円は優れものかと。激しくオススメ!。
 
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総じまして「見た目と味展開の見事なるコントラスト!そして旨さ安定感ある鶏と蛤のハイブリッド!鶏肉スペシャリストなる崇高水鶏淡麗拉麺!」

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 ・・・と言う感動!。冒頭のインパクトから、味のストーリーが繋がるような一杯です。これは実に楽しい!。次回は酒を絡めてみたいと思うし、鶏メインのバージョンの味広がりを体験したいと思います。自慢の唐揚げも食いたいしね。まだまだ水鶏系も奥深いのと今回は実感!。中央線ラーメンが益々楽しく思えてきました。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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