ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3538】 麺や そめいよしの 西荻窪店 (東京・西荻窪) 特製まぜそば + ハイボール 〜王道の味わいにブレなし!手抜きなし!若さあり!の痛快なる汁なし!

おいおい!この店はなかなか「使える」店じゃないか!?
 社会に出て、年末に穏やかに過ごした覚えがない~。業界にも、職種にも、役職にもよるのだろうけど、忘年会で憂さを晴らすなんてのずっとやったことないかも。若くて少し仕事を覚えだしたころは、上司との呑み会が鬱陶しいこともあったが、あれはあれで本当に良かったし感謝もすごくしているこの頃。ただ・・・今は本当にオレ自身に余裕がないのだ。最近の若い会社員の調査によれば、意外に上司との呑み会に理解を示しているというではないか。なのにずっと機会損失してる状態かもしれませんが・・・本当に申し訳ない次第。
 

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 新宿で急に身柄が仕事から解放され、「さあ新宿で飲もうぜ!」と仲間を誘ってもオフィスは神奈川県だから無理だわな。仕方なく寂しく、一人いつものように中央線に揺られて、ラーメン&呑み活動へと向かいます。ただちょっとラーメンよりも呑みメインな気分だったので、場所は高円寺か西荻窪に絞って検討。しかし直ぐに決めきれず結局「西荻窪」に流れます。ここなら、いきつけ「麺尊RAGE」なんだが・・・混んでる(汗)。だったら「丸福」もいい感じだが、そこは呑み屋エリアに近すぎてラーメン的には気が散る。なので、その途中にある・・・こちら「麺や そめいよしの 西荻窪店」さんへと流れました。
 

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 実はちょっとチェーン店のようなイメージがあって避けてた店。すぐそばに日高屋があってかぶるんじゃないかと。しかし・・・誤解でした!イメージ一変!ここは使える店だぜ!。王道の醤油ラーメンとか、塩ラーメンがなかなか旨そうなのだ!。客層が見事にばらけているのはいいとして、ポツポツと女性客とオヤジ客が、塩らーめん、しょうゆらーめんのデフォルト一点で食いに集まってるのだった。しかも常連風な慣れた手つきと雰囲気。そして、タイムサービスもなかなかで、この日はサイドメニューのハヤシライスが100円。餃子も100円で、それも安っぽくなさそう。おいおい・・・結構使える店だったのか!。これまでの機会損失を嘆く。
 

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一日の最後にお疲れ様のハイボール!氷少なくても冷えている!
 
 小腹に何か食い物を詰めてから飲むはずが・・・食う前に飲むオレ(汗)。それでもプリン体を計算してハイボールを頼みます。500円ですが、缶ハイボールだったら凹むし、グラスだったらもっと凹む。不安ななかで持ってこられたのが、ジョッキに入ったハイボールです。このタイプあまり好きじゃないんだが、今日は気に入った。「氷が少な目」でその割に「冷えが強く」て「薄くない」。おおお!居酒屋でもそうそうないかもよ。銀○か、○軒目○○に教えて差し上げたいくらい。
 

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 ところでラーメンにハイボールって、実は合うのかと感じたりしませんか?。私は否定派なんですが、なぜ今回これなのかと言うと、今回は「まぜそば」だったからです。酒のんだ上に汁系食えば、もう飲めずに帰るしかないからね・・・(嗚呼相当やさぐれ気分)。
 
 
 
 
王道の勝負の仕方!豚骨魚介にも感じる醤油ダレと香味油!そして魚介風味の甘さがストライク!
 
 疲れていた上に、濃ゆいめが気持ち良いハイボール。ほ・ろ・よ・い。心の中ではリビングソファーで体育座りしながら「Over The Rainbow」を口ずさむオレです。店のBGMは、広瀬香美のクリスマスソングが流れる・・・。今も昔のラーメンにハマってるようだが、スキーにハマってた頃もあったっけ。いや、スキーウェアのお姉ちゃんたちにハマってたのだったが、全部討死した記憶しか残っていない。あのころの体力エネルギーと資金がもっと有効的に使われてたら、日本と言う国もオレ自身も、もっと変わってたはずなのです。そんな感じで眉間にしわを一人で寄せていたら、配膳が完了。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!具材が豊富すぎて・・・まるで生け花かアートフラワーのような詰め込み方が嬉しい。肉がはみ出て、温泉玉子がゆらめくのは、演出とサービス精神の現れ。ただ勢い余ったのか、薬味が結構いい感じを越えて嬉しすぎるのです。白髪ねぎ、三つ葉、玉ねぎが相当の量。しかもメンマもそれに寄り添ってる・・・。トッピングだけで酒が飲めるとはこのこと!。
 

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 一体何味のまぜそば?やっぱ醤油??と思って丼の底を覗いてみましたが、見事に麺の絡まってて、溜りがありません。これほど全くにタレの溜りがないとは。そこで麺を早速味わうしかないんだが、これが私個的には王道中の王道で泣けるほど旨い。
 

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 油そばと言えば「武蔵野系」。これも好きです。でも私が初めて汁なし系に出会って、その初めての汁なしに衝撃を受けたのは、「兎に角@松戸」。移転する前の兎に角。「とみ田@松戸」がまだマイナーで近くにあったころの話。濃厚豚骨魚介が更にヒートアップするころの「兎に角」は豚骨魚介な味わいをふんだんに残したイメージでした。今では広く知れ渡った味わい過ぎて目新しさがないかもですが、動物系に魚介のエキスを融合させる味は、やはりフィーバーが過ぎたからこそ冷静に旨いと思います。そんな極めて個人的な味憧憬を一気に思い起こしてしまいました(きっと既に酔ってた)。
 
 

 

 
 
薬味の多さと温泉玉子の効果がいいのだ!
 
 なぜこれほどに、汁なしなのか・・・・汁やタレが堪らないのは。薬味多さと温泉玉子。これらが余分に溜ってしまう汁を吸い込んでいるようです。三つ葉と白髪ねぎだけで相当吸着しましょう。そこに温泉玉子が混じって、麺と絡み合わせてしまおうと働くのか・・・。勿論、配膳前に麺とタレを撹拌させながら混ぜているのですが、魚粉も絡ませる働きを後押ししているかもしれません。追い飯など必要ないほどに、後に残らないんです。
 

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豊華食品:クッシリ感じる風味とモチモチ感が印象的!汁なし系でも後半には汁浸透の余韻が旨し!
 
 初めて聞いた「豊華食品」。厨房の麺箱をチェックしてしまうなどラヲタの証明です。ところがそれが美味かったから、製麺所の奥は深いと再認識しました。濃厚タレ系の汁なしとくれば、それ相応の太麺。そしてモッチリなどの「歯ごたえ」と「風味の強さ」を期待したい。そんなファーストインプレッションは軽々と超えてゆきます。本当に全体的にねっとりと、タレが麺に絡み付いてますが、一度噛み千切るとその風合いの良さ!そしてすぐさまにタレと融合する旨味と甘味の表現はさすがです。湿っているようで全体的には乾いた風味を指す・・・。そんな絶妙なる味わいに、ただただ感服。
 

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 まだそれだけでは終わらなかった・・・・。食い進めては、味わいを堪能して、ハイボールを楽しむ。そんな時間経過とともに心なしか、汁なしなのに汁の浸透を感じてきます。いや、タレの浸透といったほうが正しいか。その後半の風合いが、改めて二度惚れ直すといった感覚で旨い。もっちり度と言うより、しっとり感が加わったクチクチ感が後を引く・・・。腰つきの滑らかさが増すので、益々薬味を絡めてくるではないか!。こうなれば、そのまま白飯の上に乗せて食っても美味かろう。特に白ネギの微塵切りが絶妙に絡み、そのネギも辛いんじゃなくて甘い傾向だから、旨さが増す!。魚介系の味ともコントラストを形成して、旨さの幅が広がりますねー。
 

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さすが特製!賑やかなる薬味の展開に「レモスコ」でとどめ刺す!
 
 存在は存じておりましたが、初めて、タバスコならぬ「レモスコ」を後半に入れてみました。ご店主がぜひ!って宣うから。
 

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 正直言って、汁なし系なら、辣油と酢で締める前に、これをやっとくべきです。辣油と酢を入れ出すと、一気に味が同じになってしまいますしね。豚骨の出汁に酢を入れるとまろやかになる方程式の通り、酸味イメージよりは甘味が広がる!。通常の酢だけなら風味が足らないので、辣油を入れるしかない、ところがレモスコなら、レモンの風味がすでに乗っているし、「青唐辛子エキス」も混じってるから辛味もすでに補填済み。なんと計算高いのか!。もし日本でヒットしたら、これは一気に広島農家が喜ぶストーリー。瀬戸内広島レモンが、一気にブランド化しそうです。
 
 

 

 
 
飯にも酒にも合いそうな大判肩ロース肉!肉身のスポンジ部分がタレ沁みまくりでうまし!
 
 さすが特製!それをアピールするには、何と言っても肉ですよ!。それを見事に果たしているとはこのこと。大判な肉は肉身と脂身の配分が理想的な、肩ロース肉。厚さはそこそこ申し分なし。一枚で茶碗一杯程度のチャーシュー丼ができそうです。食いごたえ間違いなし。
 

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 また大判なゆえに、箸で噛み付こうとすると、筋とか切れ目から解れてしまいそうです。タレ自体も軽く甘味を感じる醤油系で、それが薄く満遍なく浸透してる感じ。その過程で余計な水分が、肉身から抜けた感が少しあって、スポンジ的な部分も多少ですが見受けます。しかしそれは長所でして、タレを見事に吸い込もうとして、味わい高い。ましてはタレとネバネバと絡み付くのだから、無視できない旨さであることは確実。
 
 

 

 
 
総じまして「王道の味わいにブレなし!手抜きなし!若さあり!の痛快なる汁なし!」
 
 ・・・と言う感覚でして、これはメニュー制覇もしたくなる!。とにかく醤油・塩・つけ麺・汁なし・限定麺(複数)と既にバリエーションも豊富ですから、家族で行ったって喧嘩しない店。非常にハードルが低い上に、満足度が高いですから是非!。そしてもしここに日本酒ラインアップが加わったら快感!そんなメッセージが店主に届くのは無理として応援気分。だからとっとと詠って、いつもの様に締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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