ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3521】 麺処びぎ屋 (東京・学芸大学) 醤油らーめん全部入り 〜都内で間違いない醤油らーめんならここ!まさに王道の現代醤油はレトロとニューウェーブの狭間で輝くのだ!

定番のラーメン!王道の醤油味!贅沢に特製!そんな外したくない気分の週の始まり
 師走にどっぷりと入ってしまいましたね。商店街はすっかりクリスマスムード一色。このムードに心ウキウキしなくなったのは、いつ頃からだろうか。仏教徒であってもクリスマスは楽しかったはず。個人的には、クリスマスツリーが片づけられ、門松が準備され始めたころが仕事のピーク。
 

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 なぜなら、この時期は今年の振り返りと、今年度の事業見通し。そして来年度に向けた活動計画など、全部一度に始まりますから、目先の業務だけでは終わらないのです。したがって毎年忙殺されるのですが~。年末年始に思いっきり死んだふりしてやろうと覚悟を決めております。
 

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 そんな中でも、この週/この日だけはヤマ場とか、重要なイベントとかがあり、失敗できないということはありませんか?。私はそんなタイミングや大切なプレゼンの前では、思いっきり【良いラーメン】を食うことにしております。気分が自然と盛り上がるし、旨く成功させてまた旨いのを気持ちよく食おうよ!と自分に言い聞かせるために。そしてそんな今回の境遇に選んだのは「麺処びぎ屋」さん。おもいっきり定番な醤油らーめんを食べたかったのだった。あれこれ構わず、その店一番の定番を食うと心に決めておりました。
 

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醤油カエシに鶏油結びついたか甘味芳醇!鶏豚以外の魚介出汁の甘味がじっとり溶け込む王道の旨さ!
 
 昼飯ピークタイムでもすんなり座れました。目黒区らしいこじんまりした商店街には、ポツポツと買い物客が多く、付近のサラリーマンとごった返してますが、そのままの客層が先客として埋まってます。眺めていると面白い。大抵サラリーマンか男性の方が疲れた顔してますから・・・・余裕ないって表情ありあり。方やおば様方はゴルフ練習の帰りらしく、疲れてもハツラツとしてる。せめて旨いものをと集まるオッサン達の気落ちがびしびしと伝わりますな。明日は我が身か・・・と背筋が寒くなって震えたころ合いに、配膳が進もうとしていた。それはこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!何とも落ち着く醤油ブラウンの風景なのだ!。肉々しいゴージャスさが溢れているのに余計な派手さを感じない。中身のつまった滋味は迫力と申しましょうか。そんな質実さ真面目さが色濃い特製らーめんと映りました。確かに今風のラーメンなんだけど、どこか懐かしさを感じさせるのがポイント?。これぞ当たり前に旨いという感じがアリアリです。
 

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 スープを啜ると、醤油ブラウンのアピールの割には、塩気よりも円やかさ、もっと言えば甘味が前面に出てきます。醤油の味は確かにする。独特も醸造感覚を響かせる香ばしい塩気など。これはカエシとよばれる部分で醤油の出来具合も左右されましょうか。しかしここに甘味を感じさせるのは、個人的には香味油の仕業。とりわけ鶏油の色気ある旨味が正体ではと感じます。だって好きだし旨さが分かりやすいんだもの。まず最初のハーモニーがあるとしたらここかな。
 

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 次に感じるのはベーススープの穏やかさ。明らかにいい鶏ガラで煮出した雰囲気がありありの、ベーススープ。また動物系に優しさを感じるのは豚肉か豚骨の風味だとも感じます。しかしこれは明らかに魚介出汁のペースが勝っていると思われ、ダブルスープのように方法が明るく芳しく思えます。エグミはないのは当たり前にせよ、すっきりした魚介の印象から、白身系煮干しと節系の合わせ技かと。魚介甘味に癖が全くありませんし、むしろ上品と思えます。
 

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 最後の方になると麺から吐き出される小麦の風合いが汁に移ります。このため一気に甘味が各感じますが、淡い範疇の話。少々濁った方が味がカオスにも感じて、旨さが高まるという人の気持ちも分かるような気がします。
 

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全粒配合で風味豊か!汁を吸い込んでしなやかになる先には・・・汁の旨みと交わる糖化の旨みか?
 
 標準的な太さのストレート細麺。小麦の色合いが淡泊な黄色っぽさを感じさせ、またところどころに斑点を見せるので、全粒配合とすぐ分かります。これは香りや風味が期待できる。茹で上げもそれを損なわないコントロールの良さが感じられるし、余計なぬめりが抜けてすっきり感じられます。やはり小麦の風合いは、醤油味に混じると一気に食用をそそりますねー。半分湿ったような乾き層を奥歯でクチリと噛み潰すと、一気に出汁の味わいと一体化して、旨味が昇華する気分です。大盛必須なんでしょうが・・・最近ラーメン食いすぎて控えております。
 

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 しかしこれは汁を十分に吸い込んだ後がよろしかろうと。一気に滑らかになって麺と麺が貼りつきやすくなり、汁の持ち上げがアップします。汁と一体化した旨みが最高潮に高まり、例えばレンゲを駆使してスープ合わせでずずっとすすり上げなくとも、麺だけで汁との一体感を味わえる。もう周りの目も気にせず、ズボボボボボボボボーーーーーっと音たててすすり上げましょう!。ストレスの発散も兼ねた旨さか。でもこの質感なら、細つけ麺でもかなりイケそうな気がしますが如何に。券売機のつけめんボタンが、いかにも控えめだったので、これまでスルーしてまいりましたが、そろそろ試してみたいと思います。
 

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さすが全部入り!それぞれ出汁浸透覚える、鶏と豚の三種の旨み!酒にも飯にも合う味わい!
 
 低温調理のレアチャーシューが流行ろうとも、昔ながらのぶれない旨さと言えましょうか。こういう肉もいいですね。まず豚肉ですが、肩ロースは中華風の食紅を感じさせる色合いで燻が聞いたような香ばしさを感じるタイプ。塩気が熟成してアミノ酸と結合したようなしっかりした旨さが印象的で、これは酒に絶対に合うタイプ。また煮豚タイプのばら肉もいい感じ。これは明らかに飯に合うタイプで、程よく脂が抜けていてトロトロした部分が格別に旨い。これが一般的には一番馴染みのあるタイプじゃないだろうか。
 

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 そして全部入りだから入っているのか、鶏肉が旨い。これは腿肉で皮も残した仕上げとなってます。適度な歯応えがまたうれしいと思わせるタイプ。噛むと繊維がしっかりと千切れて肉汁と出汁を吐き出すのが分かる・・・そんな食感です。これは酒でも飯でも両方相性は甲乙つけ難し。
 

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味玉にハズレなし!醤油と出汁甘味の深い浸透!白身は香り深く卵黄は熟す!
 
 醤油らーめんの名店らしく、醤油ダレに漬かった味玉が格別でした。ライトな色合いに見えますが、思いのほか漬かり具合が深く、例えば白身が旨い。白身がとても香ばしいほどに塩気を含み、味わい深い仕上がりです。そして卵黄は、熟成が深く決まっており、塩気の旨さと甘さがバランスよく感じさせます。オーディナリーな味玉に見えますが、実は相当旨いぜ!。嗚呼・・・今回も味玉にハズレなし!
 

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総じまして「都内で間違いない醤油らーめんならここ!まさに王道の現代醤油はレトロとニューウェーブの狭間で輝くのだ!」
 
 ・・・・と言う感じで少し思いが入ります。この店で王道の一杯食ってそりゃ旨いでしょ!と当たり前なんですが、王道の旨さに今回は力強さを感じた次第。さあ今週の仕事のヤマを乗り切って、またこれ食おうと思うと力が湧く!。ラヲタなりに仕事がんばります。そんな気合で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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