一足早めに早明け＆仕事納め・・・今年は本当にごくろうさま！
- ＜酒＞ ハートランドビール！麗しきボトルと麦酒の泡立ち！今年の憂さを洗い流すように飲み干してやる！
- ＜全体＞ ピッカピカの親鶏エキスのイエロー感覚！透ける中太縮れ麺はまるで饂飩ライク！懐かしさと新しさを感じるハイブリッド鶏醤麺！
- ＜スープ＞ これでもか！と言う親鶏エキスは適度に円やか飲みやすし！醤油の明るいエッジに乾物の溶け込みもナイスで何となく饂飩ライク？
- ＜麺＞ 青竹手打ちの自家製麺！中太麺切刃１２番の手もみの素朴さ！柔らかさに引き締まりを感じる弾力感！出汁を吸い込んで一体感の旨味が最高！
- ＜チャーシュー＞ 豚肩ロースと親鶏モモ肉の２種＋鶏皮！スープとめちゃめちゃ相性良し！存分に浸して合わせて食らうべし！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 眩しいほどのオレンジ卵黄！出汁の浸透深くマチュアな甘み！スープと絡む旨さ最高！
- ＜〆飯＞ かき揚げ小丼！貝柱・玉葱・春菊諸々！小サイズでもしっかり感！サクサクに甘醤油ダレが絡む旨さ！
- 総じまして「今年の憂さも忘れてしまう鶏出汁の明るさ！癒しすら感じる中太麺のしなやかさ！食って前向き招福親鶏中華そば！」
ラーメンデータベースで懇意にしていただいてるレビュアーさんが、早速新店舗の情報アップ！。それに激しく刺激されて早速ホイホイとまた追いかけてみました。その名も「手打 親鶏中華そば 綾川」さん。「手打」ってワードに弱い私。それに情報によると青竹による打ち込みとのこと。これだけでもう行くしかないでしょ！ってな感覚ですわー。
こんな中途半端な時間だから余裕で食えるでしょ！なーんて思ってら甘かった。並んでる。少しばかりならいいかと感じていたら、店内待ちもあるー。ううう、恵比須のビジネスマンって時間が比較的自由に使えるみたいね（汗）！。なんだかんだで並び始めて配膳までに３０分くらいかかってしまった。いきなり注目されてますねー。
＜酒＞ ハートランドビール！麗しきボトルと麦酒の泡立ち！今年の憂さを洗い流すように飲み干してやる！
飲んでるやつオレだけー。まだ明るいからね。しかし今年は当然ながら忘年会や納会は自粛中止だし、ひとり納会ってな感覚です。サイドメニューも食らう予定だから、今回は小瓶。キリンハートランドビール。場所柄忖度してヱビスって感じじゃないのね。
小ぶりのグラスに小瓶がよく似合います。元々グリーンのボトルがキレイなんだが、特にピカピカで傷すらどこにもないボトル。美しい。注いだ液体の琥珀色と浮かぶ泡の白さ・・・実に絵になりますな。小瓶でもけっこうズシリとした苦味あるから飲み応えあり！。更にいつもながらののど越しの後の清涼感がたまりません！。嗚呼、今年は仕事帰りに飲むってことが本当に少なかっただけに、この年末は特にしみじみと染入る旨さに感じますな・・・。やっぱり忖度せず、中瓶いっとくんだった（汗）。
＜全体＞ ピッカピカの親鶏エキスのイエロー感覚！透ける中太縮れ麺はまるで饂飩ライク！懐かしさと新しさを感じるハイブリッド鶏醤麺！
中華そば専門店なのに、麺類１種類のみ。特製という設定もなし。その代わりつまみや丼もの、そして酒はそこそこあって、夜メインのお店かも。しかしカウンター７席だけというこじんまりさ。今後の展開が楽しみです。そんな期待させる麺顔は、こんな感じでした！。
おおお！これは何と眩しい黄色がかった色合いなのか！親鶏と冠あったから鶏油のイエローは想定してたけど、これほどピッカピカのイエロー感覚とは、予習はしてたけど実物はそれ以上！。そして器から伝わる温度がとても熱くていい感じ！。トッピングはいたってオーソドックス。肉と追加の味玉とメンマ少々。透けてみえる饂飩ライクな中太縮れ麺とも相まって、素朴な要素ばかりです。しかしこのスープの明るさと黄色い展開は、ちょっと都会的にも感じてしまうのは私だけ？。懐かしさと新しさを感じるハイブリッド鶏醤麺！。
＜スープ＞ これでもか！と言う親鶏エキスは適度に円やか飲みやすし！醤油の明るいエッジに乾物の溶け込みもナイスで何となく饂飩ライク？
さてスープ。屋号の「綾川」は店主の名前じゃなく蘊蓄によると香川県の地名とのこと。綾川鶏という成鶏から取る出汁が主体のだそう。なので先入観というか、うどん県イメージが少しあって、全体としては、どこか中華そばとうどんの中間を行くー・・・ってなのが全体感想です。
醤油清湯の鶏系と言えば・・・神奈川淡麗系や、少しタイプが違うが岡山笠岡系など他にも浮かびます。しかしそれらとイメージが別。鶏油は確かに感じ取れるが、バターのような濃密感は抑えめで、いや・・・もっとナチュラルな鶏のコク。これが親鶏（成鶏）の風合いなのか？・・・なぁーんて妄想してしまいます。そして温度がちょっと高めなのも好印象で、鶏のエキス感がとっても熱に伝わってくるようなイメージ。独特の円やかさが広がるようですね・・・。
円やかさと言えば醤油感も明るい。生っぽい風合いで塩気という尖りが殆どない。いろいろブレンドされてると思いますが、鶏のエキス感と非常によく結びついて、馴染み易い鶏醤油感覚を醸し出している様子もうかがえます。
少し饂飩ライクと感じたのは、魚介もゆったりと溶けているような印象で、それが甘味と化して落ち着く旨さ！。一応一通りの乾物が入っていると思われる中、節系を一番感じるような？？。そこが西日本エリアの出汁感も通じるような感じがして、関西オリジンの私としてはすごく安心する味わいと受け取った次第です。ホントに胃もたれなんて皆無。ライトだけど味わい深くて明るい旨さ！。
＜麺＞ 青竹手打ちの自家製麺！中太麺切刃１２番の手もみの素朴さ！柔らかさに引き締まりを感じる弾力感！出汁を吸い込んで一体感の旨味が最高！
こちら「中太麺切刃１２番」と「極太麺切刃４番」と選べるとのこと。ちょっとマニアックに切刃４番を食らうつもりだったが、選ぶのをスタフさんが聞いてこないので、こちらから尋ねると既にそれは売り切れだったため、質問しなかったんだって・・・。だったらまた来なければ。年末に宿題をまた抱えてしまいました。
青竹打ち込みか・・・大井町の店を連想してしまうが、やはりお見事なる手もみボコボコなフォルムが実に素朴で質実！旨そう！。見た目は多加水系に見えるけど、この打ち込みとしっかりとし熟成時間により、モチモチと言うよりプリプリな腰つきと歯応えを生んでおります。確かに明るい弾力と感じるが、ほのかに引き締まりを感じるヌチヌチとした奥歯感覚！。
表面はツルツル。しかも鶏油を少し潜ってくるんでスベリは高速です。ボコボコフォルムが舌触りやのど越しに、軽いタッチが連続してくるようなシルエット。そして噛み締めたときは、汁を吸っているのを感じ、出汁の旨味が瞬時に麺の素地の甘さと一体化する旨さ！。こんな部分も饂飩ライクに少し思えてくるんだが・・・。これはつけ麺などでも、面白そうな旨さ！。ゆくゆくは出してくれないかなぁ・・・。
＜チャーシュー＞ 豚肩ロースと親鶏モモ肉の２種＋鶏皮！スープとめちゃめちゃ相性良し！存分に浸して合わせて食らうべし！
優しく明るい汁と麺とは、すこしイメージが別の素朴さ。質実と言ったところでしょうか。肉は２種。豚肩ロース肉と鶏モモ肉。まず豚肩ロースは、ローストがきっちり効いたタイプ。差した脂身は半透明で軽く引き締まった感じ。赤身はスープ熱もしっかり移り、噛み締めて肉本来の味わいと、吸い込んだスープの円やかさが合体して非常に旨し！。スープとめちゃめちゃ相性が良さそう！。あまりスポンジ感はないのだけど、繊維のスキマに出汁が貼りつくようで味わい深しです。
そして鶏肉はモモ。これは歯応えが楽しいタイプで、鶏の中でも肉味と皮の脂身が一番味わい深い部分。実に素朴な旨さです。噛み締めてこそ旨し！。これも親鶏なのか？。山形のラーメンみたいにゴリゴリと言うほどでもなく、適度な歯応えと柔らかさ。また笠岡ラーメンのような深めの醤油って感覚もそれほどなくて、ナチュラルな味の濃さ。これは酒のつまみにもなるし、白飯と一緒に食らうとかなり旨そうですぞ！。
＜味玉にハズレなし！＞ 眩しいほどのオレンジ卵黄！出汁の浸透深くマチュアな甘み！スープと絡む旨さ最高！
食券を手渡したあと、味玉乗せ忘れて慌てて口頭＆現金対応で追加いたしました。予めカットされてますが、その卵黄のオレンジ色の濃ゆさも、スープに劣らずかなり眩しい。そしてトロトロさが実に妖艶にすら感じます。
一口食して、出汁がとっても深く浸透して卵黄のコクと熟成しあったような濃密な旨さ！分厚いコク！。出汁の塩気が濃密円やかさを通り越して、甘味すら覚える・・・そんなコク深さです。後で券売機で確認したら「那須御養卵」というブランド卵だった・・・・どおりでオレンジ色が濃かった次第。
＜〆飯＞ かき揚げ小丼！貝柱・玉葱・春菊諸々！小サイズでもしっかり感！サクサクに甘醤油ダレが絡む旨さ！
こちら「かき揚げ」にも力を入れているようで、かき揚げも３種あったり、小サイズではなく一品としてかき揚げ丼も提供してるようす。サイドメニューに３種類の丼があり、どれも旨そう。とりあえずメニュー表一番上にあったから、かき揚げ小丼をチョイス。
確かにミニサイズ。しかしプレゼンスは見事なもので、貝柱・玉葱・春菊。その他もろもろ・・・分厚くサクサクと揚がっております。天丼らしく丼つゆがかかっております。サクサクした中で、つゆで濡れたところがしっとり変化。齧ると音を立て、中の具材の旨さにつゆの甘辛い旨味がひろがる！そして揚げた衣の甘味が入り混じり・・・やっぱり天丼って素晴らしく旨いものだと、再認識いたします。この店は、丼も少し手を出した方がオススメのようですよ。
総じまして「今年の憂さも忘れてしまう鶏出汁の明るさ！癒しすら感じる中太麺のしなやかさ！食って前向き招福親鶏中華そば！」
・・・と言う感動の嵐！。仕事納めでいいもの食えて、何となく仕事も〆られたとこの時点で感じ入った次第。本当にみなさん、今年はいろいろと苦労があったと思いますが、旨いもの食ってる時間だけは忘れさせてくれる。来年は旨いものをもっとたくさん食べて、凹んだ気持ちや鬱憤などを晴らしてゆきましょう！。旨いもん食えば気分は前向き！だから激しくこれオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
