ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3430】 かしわぎ (東京・東中野) 塩ラーメン+味玉+チャーシュー+サッポロ赤星 〜ラヲタ的極上フルコースな極楽気分!味もさることながら過ごし易い名店!

気持ち良い休日は、解放と最高の気分で麺活動を盛り上げたい!

 

  

 なかなか秋晴れのスッキリさが伺えないこの頃。しかし秋分の日を囲む三連休最後は、ゆっくりさせてもらいましょう。上期末の追い込みと決算で翌日から忙殺されますからねー・・・生きているうちが華、今この時を楽しみましょう。この日だけは、どうしても失敗したくないどころか、極上的にうまいラーメンを食いたくて、前の夜から悩んでました。結局、悩みすぎて深酒して、朝寝過ごした訳ですがー。気分が「塩ラーメン」だったので、通勤定期が使える範囲で考えれば、こちら「かしわぎ@東中野」となりました。
 

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 実に昼の部の「かしわぎ」は久しぶり。確か昼は、旧今川のご店主だった方の当番ですね。軽く会釈のご挨拶を交し、店内の待ちスペースでゆったりと過ごしながら待ちました。ちょっと意外に感じたのは、前と前々の他客は皆「醤油」を選択。おお?人気順列がこの一年で変わってしまったのか??。実は激しく券売機の前で躊躇しましたが、初志貫徹で塩選択。そして勢いが余ったのか、オレの解放されたい気分が「味玉」追加の予定がそれに止まらず、「チャーシュー」「瓶ビール」も追加してしまいました。ラーメン連食諦めて、今日は「かしわぎ」と心中です。
 

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 食券の束をスタフさんに手渡すと、「チャーシューは先にお出しして、ラーメンはお声がけで出しましょうか?」とハキハキと尋ねられます。酒飲み野郎の気持ちを、ちゃんと汲んでくれてるー。そい言う先回りの気配りって好き。後客に迷惑にならない程度に、これでまったりと過ごせる免罪符を得たようなもんです。
 

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大人の休日の過ごし方・・・サッポロラガービール赤星
 
 それにしても瓶ビールは旨い。ましてやラガービールが旨い。昔、酒を覚えたてのころ、実家のオヤジのビールを深夜に少し拝借してたのはこの味です。ドライビールが世に出だす前の、質実とした頼もしい美味さに魅了。そして就職して配属部署の歓迎会は横浜で、そこにあったのはサッポロ赤星。意外にいつまでも覚えている味です。嗚呼、酒の酔いもあるのだろうが、歳とって酒飲むと、昔ばかり振り返ってしまうねー・・・。
 

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お通しナイス!いくらでも酒が進ませられるのだ!
 
 この銘柄ビールでお通しが付いて500円だったら値ごろ感あり。しかもお通しが実に相性が良いです。少し濃ゆい味付けで、おつまみと言う役割を忠実に表現。チャーシューの端っこの部位は、少し歯ごたえある感じで、しかも味が濃い部分の集まり。そぎ取ったようなカットだから、細かいサイズとなり、それがおつまみ感にはちょうど良いです。さらにメンマが絶品。ラーメン用ではない独特の味付け。醤油の深さが香ばしそうと見た目で判断してたら、発想の逆を突くうまさ。スパイシーな味わいなのです!。しかも、カレー風味とすら見まごうスパイシー感で、これ一切れでグラス半分は軽く加速されます。一方、エノキダケは大好き!なのですが・・・歯の衰えゆえに隙間に深く挟まって、カウンターに座りつつ外すのに苦労しました。
 

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そしてチャーシュー別皿が激しくオススメ!
 
 おいおいおい・・・チャーシュー皿がすごい。ラーメンのトッピングをそのまま別皿にしてもらっただけなつもりだが、小皿から溢れんばかりの内容。しかも穂先きメンマも増量されており、これだけでも軽く腹が満たされそう。テーブルセットの醤油ダレなどを駆使し、淡麗薄味なメンマを味わいつつ、チャーシューを味わう。同じ調理法なれど、部位が違うとこんなにも感じ方が違うのか。バラ肉は3枚、肩ロースは3枚と言う構成。どちらもオーブン炙りタイプの香ばしさで、周囲はタレの浸透と焦げ目が深くて、ダブルの香ばしさ。酒も進むが白飯も進みそうな味わいです。
 

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 常温で食うチャーシューのうまさは、脂身の締まった部分。熱でとろけるのも旨いけど、引き締まった脂を口の中へと運び、そこで自分の舌の熱で溶かすようなイメージで味わうと旨い!。周囲の焦げ目と中の肉質、そして脂身の歯ごたえもギャップがあって、食うこと自体が楽しくさせます。
 
 

 

 
 
塩の強さと言うより旨味の濃ゆさ!明るい塩と動物系の輪郭に・・・ほのかな魚介残像??
 
 ビールをほぼ飲み終えようとしてた頃、それでもチャーシューは2枚程度残っており、これを一気に食うのも手ですが、ラーメントッピング用に利用します。快調に酔いが回ったところで、スタフさんと目が合うが、「そろそろお出ししますか?」と確認が入り、オレはうなづくだけだった。やはりいい店の条件ってんは、味は当たり前なんだけど、こういったホスピタリティなんだよねー。それが味わいを気分良くさせます。そんな感じでこんな麺顔。
 

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 うおおお!何がどうとは言えないが、安寧と美貌を感じさせる。その落ち着き具合がもはや「塩ラーメン」のプレゼンスと言うか、アイコン的なわかりやすさを感じます。チャーシューは、バラと肩ロースが一枚づつで、肉の学級委員と副委員といった代表格。そして味玉の色合いは、まるでバーバリーの秋コレクションを思わせるベージュ。そして麺の乳白色とスープの黄金色が混じり合った淡いコントラストを思わせる中、中央には関東らしからぬ青ネギ薬味。これが画竜点睛を「欠く」の反対で「突く」ようにピンポイントで押さえられてます。
 

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 塩ラーメンが旨いと言う中で、魚介や鶏の淡麗系だったり、焦がしネギのような香味油だったり、塩のミネラル感だったりとテクニックは多い。そんな中で、シンプルなんだけど、塩の旨味の濃さを感じます。じっとりとした感じもそこそこですが、コクに関してはベースの鶏ガラの芳醇さに加え、豚の背脂に魚介を込めたような香ばしさもありなのか?。シンプルなのに深い味わいですねー・・・。これはハマる!。
 

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 気のせいなのか今回は以前より、ちょっぴり後味に微妙〜〜〜ぅに魚介を後味を感じる部分と、コショウのキリリ感を感じました。しかし後者については、チャーシュー追加による影響とも思えますし、デフォルトの味が大きく変わったわけではないでしょうね。でもどこかしら、いつも訪問するとおや?と楽しませてくれるのが楽しい一杯です。
 

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自然なフィーリングでパツっと食わせるストレート細麺!汁を吸い込み風味をキープする凄さ!
 
 常連さんの中にはカタメコールもされてます。しかし、デフォルトでも十分なクツクツ感を味わえるし、ちぎった後の風合いに魅了されるはず。密度感が高くてもナチュラルな印象なのがいい。決してスープ感に立ち向かう粉っぽさではありません。
 

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 中身は淡く芯の残像を感じるようで、周囲は軽く角が薄く半透明になってる感じ。なので前半はきっぱりとした腰つきのわりに、スルスルと滑ってしなやかにも感じます。これは後半になると汁を吸い込み、たおやかに感じるようになりますが、決して風味のぼやけには結びつかず。汁を吸っても旨い麺。だらけたイメージを微塵も感じさせません。
 

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 この風合いを大切にしたいから、こちらでは大盛りではなく替え玉制。ビール飲んで腹パンでなかったら、替え玉は必須でしょう。和え玉制が最近増えてますが、あまり色々考えないで、シンプルに塩スープとの相性で味わうのが似合ってますねー。
 
 

 

 
 
改めて暖かくチャーシューをいただく!脂の甘みがググッと前に!焦げた香ばしさが迫力マシマシ!
 
 ビールのアテとしてたのを2切れ残しておいて、麺顔に投入。一気に塩チャーシューメンの迫力に変貌です。やはり肉は熱が少しこもると風合いがまるで違ってきます。肉食魂が自分の中で沸き起こる。まず脂身が全く感じ方が違います。脂の甘さが一気に膨張するような甘さが広がる・・・・、嗚呼やはり肉は暖かいのがいいのかね。舌の上でスープの熱とともに蕩けてゆきます。鶏の脂よりは、ずっとスマートな豚の脂。適度にスープの塩気が滲み、これでまた酒が進むようです。流石にビール2本はスープを飲み干すことを考えると無理ので控えます。
 

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 肉質の部分は、ただ濡れているように見えるけどスープの浸透が早いのを感じます。表面は軽く温まるけど、噛むとスープの塩気がほんのりと香り、酒にも合うが白飯にも合いそうな気分。なるほど・・・酒が飲めない日は、白飯ぶち込んで軽く肉茶漬けでさらさら食えそうです。
 
 熱が入ることで活気付くのは、コショウも同じこと。周囲に香味付の為にフラれた胡椒が、バラ肉の焦げ目とマッチして、香りがふくよかに広がる。つい先日、コショウが打ち込まれたラーメンを食ったばかりですが、コショウは出汁にもなるのだよね・・・・。肉のつけダレとして効果発揮が素晴らしい旨さです。
 

 

 
 
 
味玉にハズレなし!とにかく濃密でふわふわ〜な卵黄の甘み!
 
 塩気のパーツと甘みのパーツがあると、無限大に食えそうな気がする・・・妙にこの味玉食って感じたことです。ウイスキーも好きなオレなんですが、ジャイアントコーンとキスチョコがあれば、いくらでも酒が進むのを、妙に思い出しました。塩気が効いたスープとそれに染まった味風景の中で、この味玉だけは少し異色の味わいを発揮です。
 

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 これは歯を立てるとたちまち白身が崩れ落ちるほど柔らか。弾力があまりない分、出汁が染まった感じが深いです。しかも卵黄の甘みはハンパなく、和三盆かと思うほど泡のように溶ける甘みと、まったりと絡みつくようなカスタードを彷彿とさせる濃密甘みが、絡んできます。旨い・・・この質感で100円ならリーズナブル。味玉食った直後にスープを味わうと、不思議に塩気が生き返ったかのような深さを感じますねー。トロトロふわふわな卵黄の食感が、また舌に絡むので、塩気と甘みの旨味振れ幅を楽しめる一瞬です。うまし!嗚呼、今回もまた味玉にハズレなし!。
 

 

 
 
 
総じまして「ラヲタ的極上フルコースな極楽気分!味もさることながら過ごし易い名店!」
 
 ・・・と言わせてもらいましょうか!?。もうこの店ではビールなしでは過ごせなくなってしまいました。また、味玉も同様。もう少し健常な胃袋があれば、替え玉カモン!と言いたい。個人的にはフルコース食らったような充実の満足感。ぜひオススメです。そんな宣伝気分が先行しますがあしからず。とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   秋空に
   猛暑の記憶
   薄れゆく
 
 
   かしわぎの塩
   濃く増す旨味
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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