ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3379】 中華そば 髙野 (横浜・大口) 特製鶏つけそば 〜旨さで路地裏まで客引き込む強い引力!そして柔らかい醤油清湯の魔力!

地味なエリアの路地裏に、神奈川メジャー級の新店出現
 
 今年の夏はとても天候不順だったのが印象的。これにまでない猛暑。観測史上初の豪雨。そして連続してやってくる台風。とある平日も台風接近が影響して、有給休暇かテレワークかにでもしようと思っていたのですが、どうしようもない業務があるー。泣く泣く川崎・横浜方向へ暴風&小雨の中、現地直出出勤ですー。しかし、こういう天候不順こをが業務のねらい目。「わざわざ来てくれたんですね、こんな中を・・・」と想像しなかった対応を出先から受けたりして、すいすいと仕事がはかどるではないか!。これはよいぞと一気に片付けてやりましたぞ。
 

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 そんな感じで早く仕事がキリつきまして、ゆっくりと東京へ引き返しながら、どこかで昼飯ラーメンを食おうと悠々と店選びを始めました(横浜駅のカフェで~)。いっそのこと蒲田か大森の人気行列店に突撃するか?とも思ったのえすが、「大口」って駅に妙に評価が高くて、新しい店があるのが気になる~。それが「中華そば 髙野」さんです。
 
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 髙野の「髙」と言ういわゆる「はしごたか」の文字には、苦い思い出がある・・・。まだ若いころ営業やってたころに、客先にこの「髙」を使う「髙橋」さんがいて、文字を普通に良く使う「高橋」さんとして印刷資料をまとめたわけだ。そしたら異様に「字が違う」と怒られてタジタジだった・・・。「だいたい苗字は顔と同じであって、それに泥を塗るような間違いがけしからん」と言いうわけである。当時の先輩はこう教えてくれた。お客様は様なんてウソさ。王様さ。どんな横暴でもまずは受け止めるしかねえんだよ・・・と。文字を見ただけで、そんな昔話を走馬灯の如く思い出してしまった。ま、確かに間違ったのはオレなのだし、間違いは事実だからしかたないと、今なら笑って地べた近くまで頭を下げるが~。
 
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単に神奈川淡麗って訳でもなく、甘みの広がり方が印象的な醤油つけダレ
 
 それにしても、こちらの店先は如何にも路地裏にあるね。「大口駅」自体が横浜市内のJRとしては小さ目で殺風景な感じだが、この奥まったスペースが最初はとても不安。しかし近よっていくうちに明るい空間が見えてきて、清潔感ありありな店箱が現れる。店はとてもきれいでモダンだけど、ひょっとしてご店主「髙」野さんが怖い人だったらどうしようと、少しビクついて戸を開けると、とても清々しく迎えてくれるではないか!。まさしく十人十色。いいかげんトラウマを拭わねばと感じていたところ、とっても店とご店主同様に清々しいつけそばが運ばれてきた。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!出たー昆布水!綺麗に整った麺線は、ワックスがかかったかのような艶めきがあって、艶めかしくもあり実はとても上品。粘度が少し高めの雰囲気。それを待ち受けるつけダレが、さすが特製というべきか、トッピングが溢れんばかりで嬉しすぎる!。鶏肉オンパレードといったゴージャス感覚がたまらん。白ごまが浮いているのが印象的だが、何よりも熱さが嬉しいね!。
 

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 まずはつけダレから。よくよく見ると香味油が多めに入っているように思え、さすが本場神奈川淡麗系のニュアンス色濃いといった感じ。鶏油の色気を感じますが、あのバターを感じさせるよな色気は低めに感じてそれが逆に上品に整ってます。一口味わうと・・・醤油感覚がとても透明感あってスッキリしているのがいい感じ。うんちくによると、濃口・薄口・生の醤油を6種類ブレンドして、魚醤も入っているとか。なので味わいがコンプレックスに支配するかと思いきや、程よくまとまって磨かれた感じがするのがいいです。カエシに引っかかりがまるでない上に、醤油の香ばしさが生き生きと感じる。
 

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 醤油ばかりでなく、ベースのスープも当然すばらしい感じ。信玄鶏というブランドの肉付きガラを使っているとの触れこみですが、素材感はたしかに感じる崇高なムードにあふれます。鶏の脂エキスのキラメキは半端ない。それに全く重さを感じさせないのにしかっかりとコクを伝えるところが素晴らしい。他にも乾物を選りすぐって溶かし込んでいるようですが、華やかさと落ち着きという背反する味風景を見事に両立している。そんな申し分な仕上がり感で、ただ唸るしかないね・・・。
 
 
 印象的だったのは「甘味」。塩もブランドのものを使うなどとても塩気に気を配っているふれこみでしたが、個人的には甘味が自然な印象的で、例えば白ごまの風合いなんかも、この甘さにのって香ばしさを発揮し、とても食欲をくすぐるものでありました。麺を食い続けると、昆布水が徐々に高まるわけですが、この昆布水の風合い・味わいととてもリンクするー。
 
 
 
 
昆布水に優雅に泳ぎつつ、多加水の明るさと優雅さがより引き出された麺
 
 ここ数年、昆布水つけそばの露出度がアップしてますね。これは今年の猛暑も関係しているのでしょうか。熱々のスープ割も当然旨いが、冷えた割スープという発想で昆布水という選択は、ありなんじゃないかと個人的にはウケています。とろろ昆布も乗っており、これも昆布水に沈めて全体になじませますが、麺と絡んで非常に昆布度を上げてくれます。
 

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 もう「春よ来い」ブランドの小麦は崇高なラーメンには定番になってますねー。当然こちらもそれを使ってますが、つけそばにはこれに粘りに優れた別の小麦粉をブレンドされてるとか。昆布水にまみれて滑らかなのかと思っていたけど、麺自体にも粘りを意識させている配慮の細かさには脱帽です。たしかに滑らかさと明るくも、昆布水まみれでネットリと千切れる多加水の持ち味がナイス。
 

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 つけダレに入れてくうのもいいけど、実はそのまま昆布水に少し味をふっただけでも食えるのでは?と思ってます。普通に、3クチほど昆布水混じりだけの状態から啜り食うけど、塩があったらもっと食えたはず。風味は昆布にまじってダイレクトに感じ取りにくいけど、淡い風味と昆布風味とのマッチングは良かった!。
 

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 とは言ってもやはり、つけダレとのマッチングは最高で、甘いニュアンスの醤油ダレに昆布水がまず混じって旨さが結合。そこを滑らかに麺の風合いを重ね合わせながら、奥歯ですり潰して唾液まじりで甘味を高めて食らう・・・。時々白ごまが混じって同時に潰れ、香ばしさも重なる。ひとすすり毎に味風景が微妙に違うのが、昆布水つけそばの醍醐味ですね。最終的にはとろとろ粘りさはすべて一体化します。
 

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鶏チャーシューのオンパレード!調理と部位の使い分け旨し!
 
 鶏肉の旨みがいろんなところに溢れているという感じ。まず堂々と立ててあるのが胸肉。その低温でゆっくりと調理されたピンク色の肉が淡泊ながらも味わいが深い。これはどんな酒にも合う優れもので、歯ごたえも化粧パフのように柔らか。前歯を立てて味わい切ると、繊維が一本一本千切れていくみたに、シルキーに千切れてゆきます。何もつけずに、そのまま食べきってしまった・・・。
 

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 また丸く整形されたのが、もも肉。これは皮部分の旨さをしって欲しい逸材。皮部分が少し焦がしてあって香ばしさを高めたところに、鶏脂の甘さが光る。またもも肉も脂が溶けて浸透しているので、とてもジューシー。ソテーのようであり焼き鳥のようでもあるような・・・ジューシー鶏肉の味風景が濃ゆいので、この旨さは期待してください。
 

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 続いて鶏の挽肉の旨さですが・・・・これはワンタンにゆずる~。
 
 
 
少しでもワンタンがあるだけで幸せ感アップ
 
 特製なので入っているんだけど、すべてを味わえるところがいいね。特製でもわんたんないところ多いから・・・・。一つだけでしたが、いえいえあるだけで幸せ度合が全然違います。皮はトロトロに溶けすぎないタイプで、すべりもいいが味も感じるものです。シワは肉餡の縮みでナチュラルに形成されます。餡はわりとふわっと仕込まれたタイプで、いわゆる肉ワンタンというゴッツさはないけど、挽肉の粗い歯ごたえは印象的。素直に塩主体でシンプルに味付けされてます。また軟骨が細かく刻まれているので、コリコリとした食感が実にうれしい。歯ごたえでコリコリと楽しめ、すべりでつるつると滑らかさも明確に楽しめる。
 

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味玉にハズレなし!あっさり出汁の浸透に加え卵黄の風味が力強い!
 
 こちらは卵かけご飯にとても力を入れているみたい。うんちくをメモするの忘れましたが、よく見かける「卵黄を手でつかんで持ち上げる」図柄がアピールしてましたー。鶏にパプリカ食わせると卵はこうなるのかー。まあ、よくある定番の薄味出汁をゆっくりストレスかけずに深くしみこませた一品です。こういうのは白身を食っただけでいい味と分かるよね。
 

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 卵黄がトロトロとねっとりしていて、嗚呼・・・素材の良さが異様に感じられるタイプ。卵そのものの味がとても感じられるので、味付けし過ぎるともったいないなと思えるほど。このまま白飯の上に移動させて絡めて食いたい衝動にかられます。嗚呼、今回も味玉にハズレなし。
 
 
 
 
最後は昆布水で割る!
 
 じつは、つけダレが最後まで足りるのか?と不安におもいながら食ってた次第。昆布水自体に深い風味があるので、味が薄くて困るといったことはなかったけど。最後にのこった昆布水を一気にそそぎこんだら、とても透明感あるスープ割になりました。
 

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 味が薄かったらスープを足してくれと言うつもりだったけど無用でした。割ったスープを味わうという感じじゃなく、醤油ダレで味付けされた昆布水を飲むといった感覚でしたが、それはそれで大満足。最後まで飲み干すこと言わずもがな。
 
 
 
 
総じまして、「旨さで路地裏まで客引き込む強い引力!そして柔らかい醤油清湯の魔力!」と言った感覚
 
 これはちょっと定点観測もしてみたいと思わせる実力度です。ただこの一帯地縁がないのがイタイ!だがなんとかするー。汁系も食わねばならんし、味付きの和え玉も妙に気になる。駅前でもコインPが随所にあってクルマでも便利。奥まったロケーションですが、すでにファンもつかみつつあるようですから、地道に頑張ってもらいたいです。また来ます!。そんな感じで応援気分を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   る空
   湿度も上がる
   ンチ麺
 
 
   カッと淡麗
   さもスッキリ
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

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