昼だけ営業の人気行列店・・・雨の閉店間際に狙ってみたよ！
迂直 （東京・荻窪） 鰹昆布出汁 味玉･醤油つけ麺 ＋ おつまみ ＋ ハートランドビール 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- ＜酒＞ ハートランドビール：しっとり湿る雨の午後でも爽快気分にさせる麦酒！
- ＜おつまみ＞ この質感とボリュームで250円とは圧巻！これを狙って酒を飲む！絶対食っとけ！
- ＜全体＞ 今や見慣れた醤油昆布水つけ麺！しかし美しさと研ぎ澄まされた質感に圧倒！
- ＜つけダレ＞ ありとあらゆる出汁の構成！醤油の深みも混じってコク深く甘さも感じる逸品！
- ＜麺＞ 自家製麺：仄かにフスマが混じって風味高し！昆布水の旨味でコーティングされ、醤油と混じって緩やかに甘さを感じる逸品！
- ＜チャーシュー＞ つけダレの浸透あっても・・・吊るしの燻製香ばしさがしっかりと残る旨さ！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 薄出汁浸透感深く円やかな味わい深し！つけダレに絡めても旨し！
- ＜昆布水割り＞ 最後は旨味のグルタミン酸を大量投入！一層円やかで深い出汁となり・・・
- 総じまして「世相の暗さ・雨の冷たさ・不安な心をも・・・一気に旨さで心落ち着ける崇高昆布つけ麺」
そんなダサい手作りマスクで、時差通勤を徹底してるが、どうせなら混雑も飯時をさけないと意味があまりないのかも？。なのに・・・普段ラーメン行列してるしてるオレです。この日は昼飯前後が立て込んで微妙に食い逃したぁ～。どうせ早めに退社する計画でしたし、ちょっと勿体ないが、午後休暇扱い！。営業終了間近の「迂直＠荻窪」さんへとやって参りました。想定通り・・・普段の行列とは雲泥の差で、するっと入店です！。
実は、午後休暇にしてまで食いたかったのは今だけ限定の「醤油らぁ麺」。フツーはつけ麺が限定ってケースが多いのですが、ここは逆です。しかし乍ら・・・やはり終了間際だと売り切れ。これはしょうがないですな。気を取り直して、麦酒とおつまみを追加と行きましょう！。
＜酒＞ ハートランドビール：しっとり湿る雨の午後でも爽快気分にさせる麦酒！
500円で、スーパードライかハートランドを選べます。当然後者でしょ！。最近、赤星出す店が増えてきましたが、やっぱりこれだよ、ラーメン店でのビールなら！。こういうところも実に私の趣味と合うのでこの店好き！
最近久しぶりだが、少しライトな切れ味ながらも、ズドンと麦芽の苦みと旨味を伝えるビール！。グリーンボトルも照明に照らされると全体が輝いて少しお洒落！。この価格でしっかりと中瓶を提供してくれるのもいいが、温度管理がすばらしい。ちょっと早めの仕事終わりの一杯としては最高でございます。
＜おつまみ＞ この質感とボリュームで250円とは圧巻！これを狙って酒を飲む！絶対食っとけ！
ホント絶対に食っとけですよ。この価格で、この手の込みよう。そしてボリューム感と質感の高さ！。バーナーの炙りチャーシューがふんだんな上に、細切れ肉まで座布団敷き。そして上質メンマもごっそり！。
このチャーシューは吊るしで燻しが凄く効いててスモーキー！。そして炙られて軽い焦げを端っこで感じつつ、中から滲み出て脂がめちゃ美味い。このまま丼飯にアタマとして乗せても、上質な一品となりましょう。またメンマのコリコリ感が堪らん上に、上品な醤油の味わいが滲んで超旨し！
これだけでもチャーシュー感を存分に楽しめるため、つけ麺を特製にする必要もないかも。今回は、フツーに味玉醤油つけ麺とさせてもらいました。
＜全体＞ 今や見慣れた醤油昆布水つけ麺！しかし美しさと研ぎ澄まされた質感に圧倒！
心配りもすばらしい。実はビールが出た後、少し時間経過してからおつまみが出たんだが、手間がかかるおつまみだから、こっちも承知の助。全然気にしてなかったんだが、その分の・・・丁寧なお待たせお詫びを受けながら、配膳を受けますよ。こっちが逆に恐縮してしまうがな（笑）。そんなハートフルなやり取りがありつつ、やってきたのがこの麺顔です！。
おおお！もはや見慣れた昆布水つけ麺ですが・・・やはり迂直のそれは、美しさと凛とし佇まいを感じる圧倒的な質感！。奥深い醤油ブラウンはとても深くて濃ゆくピントが合ってる感覚もありなむ。さりとて優しい色合いも感じさせる不思議な醤油の色合い。そして麺皿にはたっぷりと昆布水がはられてメチャ艶っぽい。その中で規則正しくも優雅にそろって折りたたまれた麺が美しい限り！。その麺の色合いも表情も柔らかく、食べ手をやさしく包むようです。もう見ただけで美味に違いない！。
＜つけダレ＞ ありとあらゆる出汁の構成！醤油の深みも混じってコク深く甘さも感じる逸品！
ううう・・・旨い！一口啜れば思わず唸るよ。醤油がとても濃ゆい見栄えですが、実はそのままでも飲み干せるのではと思うほど円やか。しかし味わいは濃ゆく、醤油のジットリさも複雑に感じる味風景です。醤油感だけで言うと実に掴みどころがない・・・。なま醤油のような明るさもありますが、生醤油のパンチを感じる力強さもありなむ。円やかさが格別で、たまり醤油をイメージしてしまうかも・・・。醤油だけでも実にカオス。
またベースの出汁もすばらしく、魚介とも動物系とも判断できかねるバランス感覚がいいね！。醤油を円やかと感じさせるには、鶏エキスも結びついて効果を発揮してるのでしょうが・・・魚介も結構深いよ。勿論昆布水の影響も後になるほど効果を発揮するが、節系の味わいもメチャ深いのではと思わせます。ただそれだけなら・・・似た味が都内には溢れるのだが・・・・それと感じさせない程度の煮干しの甘味がしのばされている感覚。つまり、ありとあらゆる出汁の構成！醤油の深みも混じってコク深く甘さも感じる逸品です！
まあ食い進めるほどに、麺に絡まる昆布水が、醤油つけダレで洗われるように溶けだすから、ゆっくりと軽いトロミが深くなる。ゆっくりとだが確実に味変化を起こすので、着実に最後まで飽きづに食えます！。だから昆布水つけ麺は、やめられない。
＜麺＞ 自家製麺：仄かにフスマが混じって風味高し！昆布水の旨味でコーティングされ、醤油と混じって緩やかに甘さを感じる逸品！
実に上品なストレート細麺。微妙にフスマが打ち込まれており、香り高い仕上がりになってます。また昆布水やつけダレに絡みやすいように、しなやかなものごし。多加水の淡い密度感といった上品麺です。噛むとプツプツと柔らかく、しかも淡い弾力を発して、奥歯でクチクチとリズミカルに潰れるのが、チョッピリ快感だったりします。
国産のいい小麦って感じで、麺だけ啜ってもその淡い甘味だけでグイグイと食えるような味わい。少しの塩を付けて食えば相当旨そうです。それを醤油ダレと昆布水の混じった味わいで食うが・・・醤油味の中に甘味すら感じさせる麺の風味感！。
またやっぱり昆布水に絡むから実に啜りが滑らか！。ズボボボボボボーーーーっとメチャ啜りやすいから、後半はほぼ噛まずに飲み込んでいる状態！。つけダレを大量にトロミに引っかけて持ち上がるので、啜っているだけで味を感じるかのように、永遠に啜り続けられそうです（うそです）。
＜チャーシュー＞ つけダレの浸透あっても・・・吊るしの燻製香ばしさがしっかりと残る旨さ！
おつまみと被るが・・・やはり吊るし燻製の香ばしさがいい！。つけダレに浸り、底に沈んでタレを吸い込んでいても、つけダレの味わいを突き抜けて、その香ばしさが負けずに伝わってくるのがいいね！また一段と汁を吸い込んでいるため、食感が更にフカフカと柔らかく、噛み締めると出汁の味わいも加わって旨くなっているじゅあないか！。
またデフォルトでも相当量入っているため、肉寂しい思いは１ミリも感じさせず。肉増ししなくとも十分に満足感を楽しめます。ブロック肉も相当に入ってますから・・・レンゲでサルベージして一気に贅沢食いすると更に楽しい！。薬味の葱の味わいも引っかけてくるから最高に合う！
＜味玉にハズレなし！＞ 薄出汁浸透感深く円やかな味わい深し！つけダレに絡めても旨し！
この味玉も上品で・・・100円なら追加必須！。見た目で分かるように、出汁の深さがおとなしい。薄出汁がほんのりと染みるといった感覚で、タイプで言うとライトなタイプ。白身はフルフルと柔らかく、卵黄に染みこんでも明るい濃密さといった味わいです。そのため卵黄のフレッシュなコクがわりと残っているため、玉子感覚が味わえる旨さなのです。
深い味が好きなら、噛みちぎったあとで醤油つけダレに少し入れてみるのも一興かと！。少し醤油出汁の円やかさが足されるだけでも、マチュアな卵黄のコクに匹敵する旨みが楽しめます。嗚呼、どのように食ってもやぱ旨し！。味玉にハズレはあり得ないね！。
＜昆布水割り＞ 最後は旨味のグルタミン酸を大量投入！一層円やかで深い出汁となり・・・
最後は恒例の昆布水割り。サラサラと薄すぎず、ローションのようにネバネバでもない昆布水。微妙にトロ～ンっと感じる艶めかしい粘りを、一気に残った醤油ダレに投入！。漆黒だった醤油ダレが、ググっと全体的に琥珀色に変化して、また違った美しさと旨さを感じます。
ありとあらゆるエキス感の中に、昆布由来の濃厚なグルタミン酸が溶ける・・・塩気が一気に低くなり薄味に感じますが、よくよく味わうと柔らかい滋味なる昆布旨味が堪能です。ビールとつまみと、つけ麺で既に腹パン状態でも、別腹でグイグイと全部飲み干す！。！一層円やかで深い出汁となり・・・華やかな旨さに酔う！。
総じまして「世相の暗さ・雨の冷たさ・不安な心をも・・・一気に旨さで心落ち着ける崇高昆布つけ麺」
・・・と言う感動！。今回は、期間限定の汁系（醤油らぁ麺）を食い逃したとは言え、全く悔しさも忘れてしまう極上旨さでございました。これは本当に飽きずに食える・・・。週末や祝日には行列必須でございましょうが、並ぶ価値ありでございます。時間調整つく方なら平日昼の終わり間際など狙われたらいかがでしょう？。湯河原・大森の名店にならぶよりは楽に食えましょう！。つけ麺好きじゃなくとも一回食っとけ！激しくおススメ！。また近いうちに狙いたい次第。そんな・・・旨さの感動を胸に、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
