<車窓を眺めていたらたまたま発見したお店!立ち食いもできる!>
くそ暑い中の移動中、冷房の効いた車両に揺られてひと眠りしたいものです。ところが、夏休み中だから親子連れが多く、座席を気プできず。つり革もって外を眺めるほかないね。そんな湘南新宿ラインで、ボケ――――っとアホになって休んでました。ところが、大崎に着くあたりから、反応してしました。最近完成したビジネスタワーの一階に、「あの小宮」なるラーメン店の看板を発見!。なにーーー知らぬ間にこんなところに出来てたのか!。恵比寿で食うつもりでしたが、急遽計画変更!。ここで食おうと決めました。
ところが意外と微妙に歩く距離なのよね・・・。大崎駅から六厘舎へ往復するくらいの距離はあったか?。汗かいちまった。
意外と店箱がデカい。表と裏に出入り口があり、券売機を渡して呼び出しを受け、取に行く立食い蕎麦屋スタイルです。座る席もあるけど、半分くらいは立ち席。立ち食い感覚の利用もできます。まさしく「食堂」と言う風景でして、「らーめん食堂」という接頭語には説得力があました。どうもこのビジネスタワーの利用客ばかりみたい。まさにこのビルの食堂的位置づけもあり、既にガッツリと固定客を確保しているのではないでしょうか。
<ランチタイム無料のライスと生たまごは嬉しいね!>
うれしいことに、ランチタイムはライスと生たまごが無料サービスらしい。価格設定もそんなに高くもなく、なかなか良心的です。業務用のご飯保温器がすでに空になりそうでしたので、慌てて自分の分をゲットして、座席確保に回ります。セルフ方式なので、実質的に食べ放題?。勝ち組ビジネスマンは、昼飯も勝ち組なのか・・・・羨まし過ぎる。
<いかにも喜多方風イメージの清い豚骨エキス!軽い煮干しの甘さと苦さ!しっかりコク有!>
どうやら近くの「■ONY」の社員さんも紛れているみたい。どうも会話を小耳に挟むと六厘舎逃れでやってきたらしい。うう・・・どっちも羨ましいじゃないですか。やはり「勝ち組ビジネスマンは、昼飯も勝ち組」と痛感していたところで、私の食券番号が呼び出されました。それはこんな麺顔。そしてこんな一式でした。
おおお!何となく迫力はありませんが、その反面肩の力が抜けるような和みがあり、日常の親しみを覚えるではありませんか。薄い茶色には穏やかな喜多方風の出汁感がありますし、全体的に麺や具材が埋没するようなたっぷりスープの量もナイス。丼の内側に一周、軽い煮干しの粉が貼りついていおり、またスープ表面には煮干エキスの集まりが漂ったりしている・・・。良く見れば質感もそこそこあったりいたします。
まずはスープから味わいますが、とてもティピカルな喜多方系の表現があります。まず煮干の風合いは。小法師系列でもこれまで頻繁に味わってきたような、しっかりした煮干しの甘味があり、塩気と結びついて旨みを感じるしっかりしたコクの厚さがあります。そして煮干らしい苦みが微かに広がりますが、ビターとまでは行かず、香ばしい程度の苦み感。煮干しらしい甘味と苦みが折り重なり、香ばしさとなって鼻孔をくすぐります。
またベースの豚骨エキスもいい感じ。清湯タイプですが、非常にゆったりとしたエキス感で、意外にオイリーと感じるかもしれません。香味油にはラードをしっかりめに使ってると思いますが、魚介系ラーメンのようでも動物系のコクがかなりイメージを占めます。ここに薬味ネギなどの風味が伝わり、非常に満足度を高めてくれる。そんな食堂系らーめんです。
<多加水の平打ちピロピロ麺!明るい弾力を感じる一方で、麺風合いもしっかり伝える!>
王道の平打ちのピロピロ麺。不規則に縮れて捩れた感じが、いかにも素朴さを感じさせます。多加水なのでモチモチした明るい弾力も印象的。スパスパと前歯で切れ込み、ぶよぶよしたふ膨らみがありまえせん。また麺自体の風合いも感じさせるので、熟成麺という一面も持ち合わすかも・・・。
表面はツルツルしており、ボコボコした形状の麺を強く啜りあげると、唇や舌触りに面白い抵抗感・タッチを感じます。奥歯でプレスすると、意外にもスープも吸い込んでいるのが改めて分かる感じ。奥歯を横ずらししながら潰すと、急に汁が麺に浸透して結合するような旨みに変わる感じです。ライスサービスでなかったら、大盛りにしていたところ。まだつけ麺は未提供でしたが、これならつけ麺にも大いに期待が高まります。
<薄味でやさしい煮豚感!やはり落ち着く喜多方風肉厚チャーシュー>
ばら肉を中心とした肉厚で角煮を連想するような肉。肩ロース部位もあったような気がしましたが、どれも薄味でスープ浸透を前提としたような淡い味わいです。裏をかえせば、スープの生成には豚骨ばかりでなく、肉も貢献したのが伺える。そんな感じで余計な脂身が外れた感じが寧ろ旨そうです。
<味玉にハズレなし!>
生たまごがサービスであるのだけど、あえて味玉プリーズ。薄味系の醤油ダレが深い浸透ですね。白身が薄いカフェオレ色に染まって、少し引き締まった歯ごたえに旨さが感じられます。その一方で卵黄は熟成感ある甘味と化していて、時間をかけてゆっくりと染まっていったのが何となくイメージできる感じ。旨し!。嗚呼、今日も味玉にハズレなし!。
<卵かけごはんはとてもいい感じ!なのだがつい・・・汁をかけてしまう>
卵かけごはん専用の醤油タレってのがありまして、こいつをかき混ぜる前の生たまごにかけ回します。ぐじゃぐじゃと卵を混ぜながら、卵黄と卵白・・・そしてタレを一緒にかき混ぜて、白飯の粒と同化させてゆく。日本人に生まれて良かったとつくづく感じる、卵かけごはんの味風景が、そこに広がります。
そのままフィニッシュでも十分良かったのですが、スープが想像以上に旨かったので、最後の2クチだけスープを入れて茶漬け風に。卵かけごはんの風合いと意外にマッチして、これが旨かったりします。あとから思えば、半ライス程度お代わりして、別の茶漬けにして食ったら良かったかもと・・・考えが回らなかったことに反省。
総じまして、「食堂イメージのぴったりの質実喜多方らーめん!やはり・・あの小宮やるね!」と言うイメージでして、この真新しくも先端なビジネスタワーのエリートさんたちが、とても羨ましくて仕方がありません。オレだったら週4で通うかも・・・。こちらは、宵の口などチョイ飲みにも使えそうで、つまみメニューも豊富。ちくしょーやはり羨ましいぜ。悔しいのでこの日は、一人千べろしてから帰宅することを自分に誓いました。アホ一直線な私ですが、ご容赦気分でとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
雲映る
ハイソなビルに
素朴麺
エリート気分で
啜る喜多方
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!
らーめん食道 あの小宮 らーめん+味玉+ライス&生たまご 〜ラーメン食べて詠います
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