<直系の系譜を訪ねてわざわざやって来た〜 ^_^ >
家系ラーメンの家系図でも辿ってやろうかしら!?と野心が芽生え(ウソです)、先ずは吉村家直系のこちら「厚木家」にやって参りました。ここは・・・そりゃ〜クルマで行くしかないだろう〜。朝というのに、夏の行楽日和の国道129号線は、開放感バリバリで相模湾にふりそそぐ日差しが痛いです。海風は強く気持ち良い〜だろうとクルマを降りたら、蒸し蒸しの湿気混じりの熱風で・・・なんだかとても重いです。
早く着きすぎてしまいましたが、もう先客のクルマで結構埋まってます。しかし、家系ラーメンのイメージとは真逆の店箱。ファミレスか大型焼肉店のような、堂々たる大きさです。どちらかと言うと、横濱家に近い外観ですな。裏側にもパーキングがありますので、満車でがっくりする前に、確認もおススメしておきます。
とりあえず、のり増しは必須。そして私、ネギ大好き「ネギ星人」ですからネギ追加とさせてもらいましょう。と思っていたのだが、それぴったりのボタンの組み合わせが見つからず焦る。とっさに思いついて押したのが「ネギチャーシュー」と言うボタンです。それにしても開店直前には40名ほどの行列。中にはタクシーで乗り付ける客もいたりして、ちょこっと騒然状態が、興奮を誘います。
<本格的な白濁豚骨煮出しに醤油のカエシ感じっとり〜!やや強めなエキス感がナイス!>
開店直後はすごい店内の光景です。センターキッチンのような作りで、でかい厨房をカウンターが取り囲む。そしてそれでも収まらない客は、どんどんと店内に誘導されて背後霊状態で席が空くのを待つ状態。こんなに荘厳な背後霊の列を見たことがなく、席で待っていても、食っていても、何と無く背後から圧を感じますな・・・・。
おおお?カウンターに但し書きが!!撮影禁止とな!!!。しかしよくよく小さい文字を読んでいくと、ラーメンのみ1枚だけの撮影なら良いそうな。と言うことで、今回は1枚だけの撮影。拙ブログでは、一枚の撮影写真をコピーして、パーツアップ毎に流用さえてもういます。
そんな感じでピントだけには注意して撮影しましたが・・・なかなかのネギの盛りっぷりで大興奮!。ネギの山が全体的に汗をかいているように見えますが、これは味付けタレですね。短冊切りのチャーシューがまたワイルドそうに見え隠れです。それを背後から支えるのり増しもいい感じ。家系にのりだけは外せない!。
さて興奮を抑えてまずはスープを味わいますが・・・これがなかなかじっとりとしていて色気を感じます。動物系のエキスが家系なら当然ですが、豚骨の白濁煮出しがしっかりと出ています。そしてカエシは効き目でどちらかと言えばデフォルトでも塩気を感じるタイプ。カエシの効きっぷりは、さすが総本山直系と言う感覚ですかな・・・。より動物感がアップしているように思えます。何と無く鶏油のキレがよく効いているのでしょう。ここで色気をすごく感じるし、食べ進めていくうちに、ネギの風合いとそのタレがジワジワと滲み出し、直系でも独創性を感じ始めます。
<非常にクッシリ感味わえるカタメの風合い!ややスリムで捩れっぷりが楽しい!>
直系と言えば・・・酒井製麺。カタメコールをさせていただきましたが、このコントロールが実にいい。密度感ほどほどなれど、しっかりと加水低めなグルテンの風合いを感じさせます。濃厚なスープの味わいの中に、混じり合わないグルテンの了々とした風合いを感じます。前歯でクスリクスリと独特な感覚で切れ込み、奥歯でプレスするとクシクシと潰れこむ。その合間にネギが入り込んでザクザククシクシとした歯ごたえの合唱が始まり、なんとも言えず楽しい感触。
撮影できなかったのだが・・・マイクロボコボコとしたフォルムに、ややスリムな太麺といった風貌がいいね。スープ対比で色白に感じるけど、ワイルドそうで実はきめ細かい地肌。上品な太麺なのかもしれません。
<迫力の白ネギ攻撃にネギ星人も満足!>
厨房が丸見えだから観察してしまう。オレのネギチャーシューだ!って分かると途中からそれを凝視してしまいます。ひょいと大きなボールからネギ山を掴み、そのまま大胆に盛り付け!。普通なら1.5人分のネギボリューム。これだけでも感動ものだけど、よく見ればチャーシューも混ざってるので、正確にはネギチャーシュー盛り。味付けタレはあっさりしていて、ビールのつまみにもなりそうだけど、クルマで来ること前提だからか・・・・酒は置いてないのよね。それでいいと思う。
<実にしっかりした吊るしのイメージ近い叉焼!短冊カットと大判スライスのダブル!>
ネギの合間に短冊チャーシューがあってそれで満足していたんだけど、いやいや・・・ネギ盛りの下には、一枚スライスのチャーシューが数枚敷かれておりました!。わ!これだけで感動してしまう。そしてそのチャーシューがまた、嬉しいほどに質実で、いけないことだがビールを欲してしまう(とにかくこの日は暑かったのだ)。
吊るし叉焼風の仕上がりで、周囲にはうっすらと食紅が施してある。脂分のさしは控えめだから、ロース肉だと察しますが、これが実に質のいいシンプルな味わいで、肉味の楽しさを知りますよ。嗚呼、撮影できなかったから・・・・伝えにくい。ともあれダブルの叉焼攻撃に遭い、私は撃沈。
総じまして、「さすが直系のスープパンチ!迫力と心意気の葱叉焼麺!」と言うそのまま何の捻りもないまとめ方でごめんちゃい。名ばかりのブランドではありません!。地元民が開店前から群がる意味がわかりますよ。家系フォーマットを忠実に守りながらも、一つ一つのパーツがしっかりしているのが如実。質実の結晶のような家系と申せましょう。これはわざわざ来て良かったと思う次第です。ここはまた来たいよな〜・・・ところが家から遠すぎるのだがー。ともあれ、箱根か伊豆の観光に絡めて、次回は家族を呼び込みたいと思います。実は「各種もやしトッピング」が人気な店だから、次回はそいつをね!と言う感じで、今回は一足先に自分だけラーメンで夏をさせてもらいました。そんな解放気分を忘れぬうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
国道に
青さ染み入る
夏空哉
疲れ腹減り
豚骨沁みる
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!!
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