<どうしようもなく、ほっこりとしたい週末に質実な中華そばを食いたい!>
本当にどうしようもなく「良い中華そば」が食べたい!と思って、「ほっこり中華そば もつけ」のある八王子まで、クルマを飛ばしました・・・・そんなとある午後。なぜって・・・理由は、①土曜日に自宅に仕事を持ち帰り前夜は遅くまで対処、②明けて日曜日の午前中はマンションの通常総会(オレ理事長&進行役)、③おまけに初夏を思わせる眩しい青空、だったから。これだけ条件が揃えば、もう憂さ晴らし!というか癒しを求めて、ソウルフルで質実オーディナルな中華そばを食いたいと思うのは、必然的展開でしょう。ケチケチ言わず、高値のハイオク詰めて、国道20号をひた走りました。
滅多に聞かない「B’z」をカーステでガンガン鳴らし、エアコンもガンガン効かせながら!そんなに好きでもないのに、なぜか今回ひとりで気分はノリノリ。快調に八王子までたどり着きました(笑)。適当にコインPに駐めて、急いで店前までたどり着くと、嗚呼行列ですわ・・・やっぱり。微妙に西陽がさすような感じです。もうラーメン活動に暑さ対策をする季節になりましたね。夏フェス対策ならぬ、夏ラー対策として、携帯日傘と大型うちわ(扇子では間に合わぬ)、ハンドタオルに、場合によっては折り畳み椅子が必要でしょう。
ここに来る道中で、妙に「恋心(KOI-GOKORO)」が懐かしくも耳に残り、その昔・・・オレは相当に女にモテたい気分だったのを思い出してしまいましたよ。当時のアホさ丸出しをつい思い出し、やっぱり肉食って男らしさをアピールやろ!という流れで、今回は「焼豚中華そば」。落ち着いた中華そばをしんみり味わうはずが、なんだかファンキーな展開になってしました。
<特別じゃないのに特別さ滲む!鶏ガラのさっぱり煮出しに醤油の円やかなカエシのエッジング!魚介乾物の甘みも芳醇なり!>
このお店の混雑時の行列の並び方は、少しわかりにくい。ぼけっとしてると、地元の方と思われる人が、親切に教えてくれました。食券をまず買って、今日は暑いから店脇の影で並びなさいと・・・、丁寧でいい人。なんと行列には私のようなラヲタ臭はなく、ほぼ全員ご家族行列という、微笑ましい雰囲気です。これは正に、ラーメン店の原風景ですな。途中、JRのおじさんが並び出し、少しばかり話してゆっくりと進んでいって、案外早く入店できました。座ってからお疲れモードでお冷をググッと一気飲み。深くため息ついたところで配膳されたのが、この麺顔です。
おおおお!懐かしさ込み上げるレトロ調なようで、なんだか微妙に色気だつ雰囲気あり。しかし淡麗な落ち着き感もあり、トラディショナルなのか、コンテンポラリーなのか。見る角度でイメージがコロコロと変わりますね。やや並行に流れる麺線の上には、味玉を起点として、反時計回りの扇状に具材が広がる。まずメンマがあり、続いて焼豚がずずずいっと広がり、続いて薬味ネギ&青菜(小松菜)と流れます。スープの淡くも赤みがかった琥珀色が美しい。
まずスープから。レンゲですくうと、鶏ガラらしき旨味油の浮きがきめ細かい。それを啜り味わうと、鶏ガラ系の安定した動物系旨味と、スッキリした味わいが広がります。もう胃袋は喜び、脳は観念的に「伝統の旨味」と感じる。確かに、店名にある通り「ほっこり」とさせる中華そばと、言い得て妙な感覚があります。しかも、あまり醤油でギチギチなカエシのアピールは一切なく、円やかな醤油の落ち着き感も醸し出して来るから、じんわりと旨いと思えてきますねー。
また単なるあっさり系とは一線を画する、魚介他乾物の旨味の濃ゆさも見逃せません。煮干し系の甘みは十分に含まれていると思う一方、苦味は皆無で煮出し自体にストレスはない模様。一方、節系はもとより、昆布等の乾物も舌にダイレクトに感じなくとも、間接的にスープ製造に加わっております。言わば、旨味のローディングを感じさせま寿司、食い手の感動として確実に効果を回収しております。
ここからは邪推ですが、初夏という汗ばみつつある気候で、味の濃ゆさを微妙に調整してませんかね?。中華そば系は今回で2回目ですが、ちょっとそんなことを感じたりしました(間違ってたらごめんなさい!私の体調によったということで)。
<自家製ストレート細麺が美味すぎる!更に進化したのか??神がかり的な歯応えと汁浸透のしなやかさ!>
麺が実に美味かった!。前回も感動したんですが、個人的には細麺推しですよ。今年の上半期の麺に対する感動としては、ベスト3以内だと確信をしてます。美しい麺線には少し工夫があって、やや平型の形をしておりますから、見栄えでナチュラルな感覚を与えるともに、舌触りにおいては格段の差を生んでおります。
冒頭から前半にかけては、淡いクスクスとした前歯の反応が潔しです。麺の風合いを一番感じる瞬間ですし、麺好きとしては一番神経を尖らす部分。玉子麺ですが、小麦グルテンの爽やかな風合いが、鼻腔をくすぐります。しかし本領発揮は、汁を吸い込んでから。玉子麺ならではのクッチリとした歯ごたえと共に、スープ浸透による旨味と麺の炭水化物の結合は、余韻として素晴らし!
啜り始める口当たりから、平麺に似た明確でランダム口当たり。しかし啜り始めると表面はきめ細やかだから、するすると流れるようにズボっと啜り切れるのです。そして奥歯で軽く咀嚼して喉奥へと落とす時が、平麺が捩れて落ちるのか、妙にシルエットを感じる喉越し。一連の啜り食いに物語を感じます。
<トラディショナルな豚肩ロース肉!その柔らかさと脂の甘みは、現代的新鋭チャーシューに引けを取らず!>
本当は、「麺顔一面の肉」を少し期待してたかも。配膳の瞬間は、少し肉が強化されただけかと、やや肩透かし感があったのですが、これは大いに自省せねばなりません。見栄え以上に、実は肉肉しいのです。
とても分かりにくいけど、ロースト感がある豚肩ロース肉。写真に収め忘れたけど、部分的に食紅のリングが薄っすらとかかっていたような記憶ですが・・・・写真資料見るからに証明できません。しかし、きめ細かい肉繊維の隙間には、脂の差し微妙ーーーーに入っているし、また皮に近い部分の背脂層は明らかです。その赤身の肉繊維と、脂身もどっちもうまい。
懐古調なチャーシューと思えば、それに似た歯ごたえの確からしさは、十分にあり。ただやはり現代のラーメンだなと思えるのは、肉はそれでもやはり、やや柔らかくて今風にも感じます。どちらに転んでもWelcome なのだが、誠に分類ってのは難しいものだと、新ためて実感をいたしております。
<味玉にハズレなし!ナチュラルな玉子味のこす!>
思わぬ誤算が嬉しい!。味玉ハーフがデフォルトで付くのですね!。これは実に嬉しいです。基本的に醤油系よりはかなり塩分低めのツケだれ。そのまま味わうと、確かに漬け込まれた出汁の旨味が加わってうまいと思うけど、それに完全に染まり切ってない、玉子本来の旨味が残っております。白身はともかく、卵黄部分は中心部のみトロミがありますが、全般的に、卵黄本来の味わいが残っており、玉子ファンとしては、嬉しい限り。嗚呼ナチュルラルに味玉がうまい!嗚呼、味玉にハズレなし!。
総じまして、「ほっこりさ極まり、崇高さに達する八王子気鋭の一杯!」と言う感じでして、ストレス発散どころか感動を覚えてしまった今回の麺活動。幸せもいただきました。残すは、「ワンタン中華そば」と「つけ麺」ですかね。どちらも美味いに決まってると思うのですが、メニューを一通り食い尽くすと、あとは疎遠になるのが私の悪癖。しばらく、ベースの中華そばを飽きるまで(飽きないと思うが)、食い続けてみようかと・・・検討中です。ともあれ、これだけ食って無心にさせてくれる店は少ない。八王子は本当に遠いけど、これからもちょくちょくとやって来ますので悪しからず。すでに「もつけヲタク」です(笑)。そんな訳で感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
週末に
仕事で募る
もやもやを
食って晴らさん
ほっこり中華
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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