そして、大衆的ラーメン専門店の心意気は・・・世代を越えて受け継がれるのだ!
丸幸 (東京・武蔵境) ラーメン 国産そば粉入り中華麺 + アサヒスーパードライ 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> アサヒスーパードライ:冷え方!グラスの気配り!タイミング!そしてサービスお通しメンマの素晴らしさ!
- <全体> ボランティア精神の450円!これを心意気と感じずに何とする!
- <スープ> 武蔵野エリアのラーメン風情・・・ここから西に向かってゆっくりと、八王子系のニュアンスを響かせる?
- <麺> 自家製麺:汁を吸い込んでこそ旨し!前歯でスパスパ!奥歯でクチクチ!感触を楽しみたい・・・そば粉入り中華麺
- <チャーシュー> 蕩けるロール式豚バラ肉チャーシュー! 醤油系に染まるメンマも食感味わい柔らかく!
- 総じまして「捨てちゃぁ〜もんじゃない大衆的拉麺!世代を越えて受け継がれる心意気!ビバ!ワンコインラーメン旨し!」
ところで中央線エリアには、「丸幸」を始め・・・あの名店老舗「丸長」「丸信」「丸福」等、丸ブランドが目白押しですが、相関関係はどうなってるんでしょうかね・・・。
さて丸幸。3年ほど前は、確かオヤジさんが仕切ってたイメージですが、息子さんなのか若い方が腰を据えつつあるなという時期がありました。そして今では若い世代がしっかりと仕切ったイメージです。大衆的ラーメン専門店の心意気は・・・世代を越えて受け継がれるってのがいいね。土日は明るいうちからラーメン&ビールでオヤジ達で賑わう店ですが、家族が急遽出払ったものですから、ひとり平日晩酌として今回は活用させていただきました!。
<酒> アサヒスーパードライ:冷え方!グラスの気配り!タイミング!そしてサービスお通しメンマの素晴らしさ!
へへへ・・・ここは生ビール・瓶ビール・日本酒・ハイボールとラインナップされとるのだ!。しかもサービスでメンマお通しがあるから、実に嬉しい。チャーシュー皿もあったりして、私のホーム「中華そば みたか」と似たり寄ったりな世界観がここにはあります。生ビールよりは瓶ビールなオレ。アサヒスーパードライを堪能させていただきましょう!
いいぞ!瓶を握った瞬間から「冷え冷え」「キンキン」でして冷たさが手に沁みる。そしてグラスじゃなくてコップ!。これが大衆酒場感を感じさせてくれていい感じ!しかもコップも冷えてて曇ってる。冷たいコップにキン冷えビールを注ぐ瞬間がたまらんね!。一瞬でコップが曇り氷りつき、瞬間的に見えなくなるが泡立ちが透けて見えるのが・・・これまた粋だよ。
口に含むと、スーパードライらしいキーンとした辛口の響きと冷たい刺激がマッチ。そして喉越し刺激を与えながらも、比較的ライトな味わいと鋭いキレ味で、心のストレスを一気に流してくれるようです。これは欧州の人々よりアジアの人々にはスッキリ受入れられるようで、ビールは切れ味!っていう感覚を証明してくれる味わいですな。一方でサービスお通しのメンマは、それとは裏腹に古風そのものですが、コク深い味わいもドライビールには妙に合うね。
<全体> ボランティア精神の450円!これを心意気と感じずに何とする!
テーブル席に座りながら、ボケーっとテレビを眺める。芸能人のクイズバトルを眺めつつ、元大学サークルのクイズ研究会員の魂(超超幽霊部員)がもたげつつ・・・、アホな回答にツッコミ入れそうになったところで、丁度配膳が完了!。店員さんがマジでその瞬間・・・・配膳を躊躇っておられてました・・・すまぬ!。それはこんな麺顔です。
おおお!これはワンコインラーメンとして侮れず!決して仕入れ素材をアッセンブリーしているわけではありません。自家製麺でハンドメイド感ありあり。そしてこの価格「ワンコイン未満」。まじで儲けあるんかい!!この感動は、うどんの「おにやんま」と匹敵するか勝とも劣らずですよ。しかも「中華そば」たるテーゼを感じさせる雰囲気でして、手を抜かずとも・・・やり過ぎない「ほどほど」感覚がむしろ素敵。高級素材を一切謳わないところがむしろ素晴らしい。そしてこじんまりしつつも、堂々としたポリシーすら覚える一杯です。
<スープ> 武蔵野エリアのラーメン風情・・・ここから西に向かってゆっくりと、八王子系のニュアンスを響かせる?
玉ねぎ微塵が乗るだけで、イメージは八王子系!?。それもさることながら、「鶏ガラベースの煮出し」と「透き通った醤油ダレ系」は、オヤジ世代には涙ちょちょ切れの優しい味わいです。以前は「ラードの油膜補強」などと感じていたその特徴は、今では全く感知せず。むしろ乾物系の旨味でサラッとしている感覚でして・・・今の私には実に好みの味わいです。
明るい系の鶏ガラのエキス広がり、そして醤油感の甘みとは少し違って、やや「落ち着きがある」と思えるところが乾物系かな?。また一方で、麺がそば粉入りだから・・・その素地の風合いが溶けているかもしれません。レンゲですくって眺めると、深めの琥珀に似た透明なブラウンがピッキーンと広がる。その上澄みを漂うのは鶏ガラエキスであり、どんどんと食い進めるうちに深みを感じて尚うまし。麺から吐き出されるグルテンの風合いも甘みに転じて余計にうましと思えます。
<麺> 自家製麺:汁を吸い込んでこそ旨し!前歯でスパスパ!奥歯でクチクチ!感触を楽しみたい・・・そば粉入り中華麺
何度もこの場で紹介をしておりますが、こちらは麺を選べます。「玉子麺」と「国産そば粉入り」のどちらかです。私は後者が多いのですが、そう言うポイントも八王子系らしくないところ。風貌は見ての通りの褐色系ですが、三鷹の「中華そば みたか」ほど蕎麦ライクに突き抜けている訳でもありませんね。
割とボコボコとした捩れたフォルムが印象的です、弱い縮れが入りつつ、それよりも捩れが強めに感じられるので、ボコボコとした啜り心地がありつつも、割と引っかかりの少ない喉越しと言うイメージ。しかも加水はやや高めな上に柔らかめの茹で上げ。さらに汁を吸い込み易い感覚ですから、物腰がとても素直でしなやかです。ズボボボーーっと勢いよく啜ると口元には若干の抵抗を感じますが、後に続くうち頬を抜けるタッチや、喉奥に感じるシルエットはとても淡い。
前歯で千切るとスパスパととても安易に小気味好くちぎれてゆき、奥歯でプレスすると短いタップを踏んでクチリとあっけなく潰れます。この時に別にそば粉の味わいを感じることもないのですが、見た目で感じる味わいというやつか・・・・脳が勝手に蕎麦ライクと解釈してくれてるようで、そんな満足感は確かにあるかもね。
<チャーシュー> 蕩けるロール式豚バラ肉チャーシュー! 醤油系に染まるメンマも食感味わい柔らかく!
玉ねぎ微塵はさておいて、実はメンマもうまい!。深く醤油ダレが染み込んでいるようですが、それほど塩っぱーでもなく程よい味わい。醤油の風味が染み込んだって感じで、ゆるい歯ごたえが独特です。トッピングとしてもボリュームはいい感じかも・・・。あまりにも気に入ったので、次回はメンマラーメンにしても良い。
さてチャーシュー。王道的?典型的?なバラ肉ロールタイプで、脂身が蕩けるほどに甘みが芳醇。醤油ダレの味わいと相まってとても食が進みます。サイズは中々のものでとても450円とは思えない・・・・と言いたいところですが、まあ想像通りに厚さはそれなりペラさはある。しかし、コスパとしてはありあり。と言いつつも・・・他客のチャーシュー麺をチラ見してみると、どうもバラ肉とロース肉は好みで選べるみたい!。完全に忘れてた(汗)。
総じまして「捨てちゃぁ〜もんじゃない大衆的拉麺!世代を越えて受け継がれる心意気!ビバ!ワンコインラーメン旨し!」
・・・と言った感動!。週末は混んでるイメージと、密対策ですっかり遠慮してましたが、やっぱり久しぶりに来てみるといいね。ほっこりとした居心地の良さと、優しい味わいに癒されまくりでした。ちょっとこれは今後、平日夜訪問で機会を増やしてみたいと思う次第。また、仕事帰りや仕事の区切りにサクッと拉麺晩酌するにはもって来いかも!。三鷹・武蔵野エリアのラーメンファンには激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!