<房総半島を暴走した結果・・・辿り着いたのが「ちばから」>
「ちばから」にたどり着く前が大変であった・・・
それは、とんでもないことだった!。貴重な平日代休の日に、多摩地方から房総半島の山奥へ3時間程度クルマを飛ばしたのに・・・・。
それも事前にホームページをチェックして営業時間と臨時情報などを確認しつつも行ったのに・・・。そのとある店は【臨時休業】でした。入口までクルマを突っこんでしまったけど、呆然と、ただエンジンのアイドリング音をしばらく聞いておりました。
「バカヤローどけよ!」
と大きな声で怒鳴りかけるハイエースの兄さんの罵声で漸く我に戻ります。こうなったらバックで切り返すしか無いよね。だって入れないんだから。その間・・・・「何やってんだバーカ」などと罵声を再び浴びながら、言い返す力もありませんでしたよ。で、その後のハイエースは、と言うとつい先ほどのオレと同じですよ。「何ぃ〜!!!」と休業看板を見て叫んでた。静かな山奥だからよく声が通るんだよなー。大急ぎでタイヤを鳴らしながら急発進してどこかへ行ってしまった・・・。
さてこれからどうするか。アリラン発祥の「長柄店」へ行って食うか?・・・いや、オレは長南店でこそ食いたかったのだ。妙な妥協はしたく無い。そこで急にふっと思いついたのが「ちばから@市原」です。同じく大きな宿題店だったからね。他にも「福一@成田」なども候補だったけど、開店時間まで残り少ない。そんな流れで、急に方針変更で「ちばから」GO!。ケチケチ言ってられないので、高速道路を使ったよ!。いやー焦ったけど、道ががら空きだったから、まるで運命に吸い寄せられるように、突き進んで行けました。そして色々あったもののなんと開店15分前にきっちりと到着。駐車場までキープできてしまい、正々堂々と「ちばから」に対峙することができました!嗚呼、最初からこうしておけば良かったのだった。
<節が効いてアイデンティティ高し!ニンニクパンチとラー油の刺激でスープを思わず飲み干す!>
ただね、二郎系は先日の二郎@神田神保町で、麺半分のデフォルトトッピングで遭難しそうになって以来、自信と言うかガッツリ系に対する矜持が崩壊してしまったままだったのよ。だから、避けてアリランへ行ったのもあったのに。そんな感じですんません。今回は「ミニらーめん」とさせてもらいました。同じく並んでいた女子でさえ普通サイズだったのに。ヘタレ心は、クセになってしまうね。負け癖ってやつかな。
だから「ヤサイ」「ヤサイマシマシ」などは持っての他。今回の呪文は、事前に「麺カタメ」でお願いし、直前に「ニンニクネギマシマシラー油」といたしました。ネギ大好き「ネギ星人」の意地だけは通したと言うところです。そんな麺顔はこんなです。
ううう!これなら丁度いいかもよ!!ヤサイの盛り上がりがオーディナリーだし、ラー油に染まったオレンジモヤシとキャベツは、食傷気味でも食欲そそる雰囲気がありあり。そして・・・・ニンニクがいいねーマシマシに近いボリューム。またネギは?こんなものか??。ひょっとして、マシマシを間違えた?かもと言う疑念も浮かびますが、必要アイテムは揃ってるのだから気にしない気にしない。豚も抜こうかとも悩んだけど、やはりこれがないと落ち着かないし、今時点のマイベストな感じです。
まずはスープからゆっくりと味わいましょう。なるほど、相変わらずのド乳化な豚骨エキスとそのコラーゲン感覚が実にいいね!。ここがまず二郎とは少し別の特徴かもしれません。豚骨を煮出している寸胴は、まるで九州系豚骨で見るような、ひっきりなしに鍋底から休みなく全体をかき回すからこそできる、濃密な味わい。比較的乳化がライトな二郎が多い一方で、これは逆にインパクトがあります。実に脂の溶け具合も見事。脂の甘みも濃密で見事にニンニクと調和します。
そして何と言っても「節」の溶け具合の濃さが、「ちばから」の「ちばから」たる個性。私が言うまでもないですが、ここで大きく「二郎とは別物!これはちばからと言う食べ物なのだ!」と言い聞かされた気分になります。甘みがガッツリ系で絡みつくのがナイスでこれがくせになりそう。聞き逃してしまったけど、どこかのオジサンが「ザラメ?」だったか??聞いたことない呪文を唱えてたようでそうでないような・・・・・。よほどのファンか常連さんなんだろうね、きっと。
さらに今回、私が強烈に心を奪われたのが、この豚骨醤油と節の融合に加えて、「ラー油」の味わいが溶けたこと。これは旨い!絶対に旨い!ニンニクがさらにヒートアップしたかのように、ジリジリと感じられるではないか!。脚色なしにスープをグイグイと止まらず飲み込んでしまい、完全に飲み干してしまいました!。ミニで物足りなかったのが本音でございました。なんだか復活した気分だぜ!。
<平打ちデロデロな見た目なれど風合いも取れてる!節の甘味とカエシの刺激にもベストマッチ!>
見事なる自家製麺!。スープだけではなかった!麺が実に秀逸。このカテゴリーで麺が旨いと私はあまり強く表現してないのかもですが、「桐龍」に匹敵するのか!と思うほどに、風味と味わいと旨味がしっかりと出てました。座った場所の照明の関係で上手く写真で捉えられませんでしたが、前半は麺を齧るとしっかりグルテンの風合いが色濃く伝わってた。次第にスープもそうだが、ラー油とニンニクが貼りついたりして、そこを奥歯でがじると、唾液が一気に噴き出し、グルテンがデンプンに一気に昇華されたかのような旨味が溢れる!。そこにスープがジュワーっと入り込んできて、旨味とエキスのぶつかり稽古ですよ。何回も何回も、ぶつかっては立ち向かってくる旨味とエキス。
あまりにも一気に食い進めてしまいましたし、しかもミニだったので先客ブッチギリで完食してしまいました。ごちそうさまでした!を伝えるのが早すぎたので、遠くの席の他客は「あのオッさん、残しやがったな!?」と思われているかもしれませんが・・・考えすぎか。
<トロトロな脂にホクホクな肉!タレの浸透深く風味よし!別腹で食えるうまさ!>
ご立派なバラ肉ロールチャーシュー。こう言ったガッツリ系を語るとき、豚もしっかり重要な要素ですが、年齢と共に食えなくなってるので、レビュー内容が肉厚になりませんがご容赦を。ここの脂身がヤバいっすよ。やや甘めでカエシに染まったタレが、深く浸透しているので、脂身自身の甘みが引き出されています。塩気の入ったゼリーを食っているように、とろとろに溶けて舌の上で蕩けるから、これはもう誘惑の味わいという領域です。さらに肉の部分は繊維質も朗らかで、奥歯に力を入れると直ぐに崩れます。すでに脂身の旨味が浸透している肉なので、麺は当然ながら白飯にも絶対に合う。出来ることなら、いきなり!ステーキ!のようにグラムで注文して、それのみをガッツキ立ち食らいしても良い。許されることなら・・・。
総じまして、「似て非なるものにして比類無き一杯!一回食っとけガッツリらーめん!」と言う感じでして、冒頭である店にフラレたショックは、一気に霧散どころか痛快に思えて笑えてきます。ヤバい、コレはヤバい。上総村上などそう頻繁に来れるところではないのに・・・。すでに後ろ髪を引かれているではないか。やはり、自分に自信が持てず、ミニで対峙してしまったことが心残りということでしょう。コレはもう一度、デフォルトで食い直しをせねばならなくなりましたな(汗)。宿題を片付けたつもりが、新しい宿題をもらって帰ってきたような気分。未練なら断ち切るが、宿命なら受け入れるしかない・・・。とりあえず、渋谷店で食いながら今後を考えることとしましょう。とにかくいいリカバリーをさせてくれて感謝感謝!そんな心を忘れないように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
立つ夏に
房総半島
駆け巡り
ちばから求め
半島暴走
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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