ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2887】 江戸麺 熊八 (東京・森下) 冷やし中華

<都内散歩でひと啜り〜〜>


 知人が日本にやってきてひと語らい。日本の夏はどうしてこんなに暑いのかとぼやいておりましたが、お前も元?日本人だろと嗤ってやりました。翌日朝に八重洲で待ち合わせ、成田エクスプレスに乗り込むのを見送って・・・さてここからは自由行動です。久しぶりに、東東京エリアでも新規開拓しようかねー・・・ということで、冷やし中華強化期間中の私としては、「熊八@森下」さんへと出かけてみました。全くノーマークのお店でして、森下という駅も初めて降りたと思う。なぜわざわざ?というと、この夏の冷やし中華情報で、ちょっとザワつかせているか?と思えるからです。その風貌が独特だからね〜。独特な冷やし中華は、近年はJ系を始めちょくちょく見かけるようにはなりましたが、色合いで度肝を抜く冷やし中華は、ここしかあるまいです。






 で、暇に任せて開店直後にやってまいりましたが、すでに半分客で埋まってました。それにお目当の冷やしもすでに調理中だったりして、さすが東京、冷やし中華ハンターは私だけではなかったようです。食券を渡すとご店主から、「今日は焼きアゴの出汁なんですが、大丈夫ですか?」とややぶっきらぼうに質問を受けますが、ご安心ください。これは食材へのこだわり、客の安心度を高めるポリシーみたいなもんらしく、店内のPOPからもそういうのが十分に伺えました。












<真っ黒黒スケ〜〜な岩海苔大量投入!>


 分かっちゃいたけど驚いた。その風貌は黒一面です。私の人生の中で、これだけ乾燥岩のりを一度に摂取するのは初めてのはず。しかし質が大変良いのか、岩海苔の香りがとても香ばしく、磯っぽいエグミを感じることは一切ございません。焼き海苔ともまた違った雰囲気と香ばしさ。タレに接したところから徐々に水分が回り出しますが、それでもベタベタにならない。むしろサクサクと海苔を頬張る感じが旨いと思えます。やはり江戸前とくれば昔は海苔もそうであったのか。海苔を今回は本当に見直しました。






 海苔がこれだけアピールしていても、ワカメが追加投入されているところがいとをかし。それもありかな・・・・。それにしても、肉類のトッピングの併せはとても計算高いと思われます。鶏肉のスライスをやや甘辛い風に仕上げたトッピング。これがまた、麺というよりご飯に合うような珍味系統でして、岩海苔を邪魔しない。実はこの鶏肉で感じた味わいが、あとで効いてくるのですー。
















<酸味排除でご飯がススム系の甘醤油ダレ!鶏エキスの後に焼きアゴ香る!!>


 見栄えは岩海苔一色。ワカメも投入されてて、冒頭にご店主から「焼きアゴの出汁」という情報インプットされておりましたので、てっきり魚介系で醤油の塩気が効いた味わいだと思い込んでいました。ところが、タレを一旦啜ってみると、これが実に鶏系のすっきりした旨味が濃ゆいというか、魚介系とは思えぬ明るく甘めの出汁が大きく広がります。ご飯にあうーーー。焼き鳥の缶詰を突拍子もなく連想してしまったのですが、それはちょっと飛び越えすぎか。伝えたかったのは、「誰でもこれ好き!と思える甘み溢れる」というところです。






 しかし驚くのはまだ早い。「焼きアゴ」はどこへ行った?。訝しんで食い進むと、後半はその香りと味わいがどどどっと押し寄せてきます。皿が大きくと中心部分だけが大きめに凹んでるので、そこに溜まっていたのでしょう。麺を半分程度食い終わったとことで、じわじわとタレを吸い込んだ麺が、味わいを一気に広めます。焼きアゴは、時には海の野趣って感じもする。その一方で穏やかで上品な旨味と感じる時もある。今回は、前者の感じ方に近く、食べ進める前後でかなり印象度合いが違います。












<ブリブリモチモチ自家製太麺!岩海苔貼り付けうねる〜〜!>


 自家製麺とのこと。なかなか香り高く粉の質感を感じる良い麺ですね。割と太いタイプで縮れというより軽くうねるような形状。岩海苔が所々張り付いて、海苔佃煮「磯じまん」のような感じになっております。なので意外と岩海苔が啜り上げの邪魔にならない。濡れた地肌に粘りは張り付いているという感覚で、多少の重さは感じるつつも、ブリブリと軽く暴れながら、ズボボボボボボーーーっと小気味好く啜り上げることができます。







 前歯の千切りはサクッと刺さる感じで、反発感は少ないテンピュール感。しかし奥歯へ運んでプレスすると、ややハードにヌッチリしながらも反発を感じます。それを強引に潰す際に感じる、グルテンの風味良さが印象的。そして醤油ダレに一気に混じって甘みを感じることになります。











 総じまして、「食欲そそり具合でオールシーズンいけそうな冷やし中華と、個人的には感じてしまいました。思えば夏エッセンスをこれほど感じないでも美味く食える冷やし中華というのが面白い。だからまぜそば感覚で、オールシーズンメニューでも食えそうな気がしてくるんですが、これは個人的な妄想なので嗤ってやってください。ともあれ、冷やし中華ハンターとしては、これは一回食っとかなきゃ!という使命感は達成された訳で、ちょっとした一仕事終えた満足感なんかあったりします(アホです)。来年の夏もこれを提供するのかしないのか、それだけでも興味そそるところでして、ここは定点観測をしてゆきたいと思います。今回だけはやや涼しく、帰り電車の弱冷車が妙に心地よかった・・・また眠り込んでしまいましたが、お目覚め気分でちょこっと詠いメモを残しましたー。そんな感じで改めて詠っときます!。



   炎天も
   小雨ぱらつき
   一休み



   涼やか気分に
   食欲復活



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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