ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2888】 喜楽 (東京・渋谷) 冷し中華

<ハキハキさと気怠さが入り混じる喜楽 (´ω`) >


 今年の夏はどうしてこんなに暑いかねー、オレももう歳かなー、ってな感じで道玄坂の緩い坂を登る・・・・もうダルダル状態です。そんなオレは冷ややかな目線を感じるか? 今回は渋谷の「喜楽」さんで冷し中華を狙って見ました。





 ここは、気怠さがユーモラスを醸し出す独特な接客が良いね〜〜。決して皮肉ではなく、とても興味をそそるフロア担当のオジサン店員氏が、私にとってはこの店の看板のイメージになっております。この日も入店する前から、坂道を登ってくる途中でガラス扉越しに氏と目が合った(笑)。入店した途端に無言で座る席をご指定。座った途端に「何にやしますか〜」って宣う。ハナから「冷し中華」狙いだから、速攻で返しましたところ、「冷やしぃ〜」って厨房内に速攻返しの伝言で、ゲームセットです(ハハハ・・・)。







 そしたら厨房は健気に受け止めておる状態でして、この温度差が笑うー。店主と後継調理人の二人三脚的なコンビネーションが、微妙な緊張感を保つ?。時々間延びするんだけどそれも愛嬌。ランチタイムのこの店は、入店して席を指定してもらうのも戦争状態なんだけど、やはり通し営業の有名店は、夕方に突撃するのが最良ですね。







<もうどうしようもないほどに王道の麺顔!>


 結構待つかなーって思って、メニューPOPなどをスマホ撮影で収めていて、裏返しを再度撮影しようとしたら、かの氏に持って行かれました・・・・。いやー、嫌いなですねレビュアーやブロガーってのが。ま、逆の立場ならとっても分かるんだけど、現実は逆じゃないからついやってしまうんです。いずれ卒業するか、それまでの期間は少し自重せねばです。そんなプチ反省をしたところで、配膳が完了です。






 ウッヒョー!これはどうしようもなく王道の冷やし中華の見栄えですー。これはレビュアー泣かせ・・・散々語ってきた麺顔だけに、特徴を伝えにくい。冷やし中華トッピング三兄弟もしっかりと備わっていて、それはコニーデ盛り付けで盤石の体制。プラスアルファのトッピングはモヤシです。だって「もやし麺」で有名な店ですから当然のことでしょう。止めに、紅生姜と和がらし。どう見ても王道中の王道の冷やし中華です。







 強いて特徴を述べれば、チャーシューのスカスカぶりが良い意味でタレに絡んで吸い込み、良いコラボ味わいでよかったかもー。それくらいですよ特徴としては。だから、安心して食えるというのですが。











ナチュラルに甘みを感じさせる醤油ダレ! 実は酸味も効いた複雑な味わい!>


 タレもまた王道なので、特徴を述べよと言われても辛いんだけど、王道の醤油だれを分類すると「酸味さっぱりタイプ」か「甘みこくアピールタイプ」の大別して二種だと思い込んでおります。こちらのタレは後者。砂糖とか味醂というあからさまな甘さではありません。しかしこの甘みは麺の風合いとよく合うし、どちらかというと食欲を増進する感じで私は好きです。もやしやきゅうりの野菜エキスも溶け込み出して、甘みにとっても自然な感じがキープされている。それでもやっぱり醤油の塩気もしっかりしていて、しかも鶏系のエキスも溶けているのか、妙にキラキラした漆黒の醤油ブラウンがいい感じです。







 あまりにもタレが旨かったので、最後に残ったタレをクチ直付けで飲み干します。すると何とこの段階で酸味の存在のアピールを知った!。甘いと思っていたら、しっかりと下支えしてた酸味が顔を出したではないか!。改めて食って面白いと思ったっすよー。しかもしかも、ひょっとして生姜の汁も混じってない???? この部分は妄想ですのでスルーしてもらって結構です。酸味の後味にジリリとした反応を感じたもので。











<実は麺が旨い店だと思い知った!クッシリさの中に麺の風味がナイス!>


 しかし一番見て欲しいのは「麺」です。麺がうまい・・・・。風味が飛ばない程度にぬるさを感じるのですが、風味がこんなに良かったのかと再認識してしまいました。いつもは汁系でしかお付き合いがなく、汁吸ってなんぼの麺だと思っていたのですが、汁吸わない状態でうまいと思わせるところが流石です。







 前歯の差し込みからして、スパスパと切れ込む小気味よさの中に、低反発のテンピュールにも似た感触がナイス。しかも奥歯へ運び込んでプレスすると小麦というかグルテンの風合いをしっかりと伝えます。表面は若干外が固いタイプの漆喰のような感覚で、口当たりが良い一方で、抵抗感が少なくて啜り上げには持ってこい。当然のごとくズボボボボボボーーッと勢いよく啜り込んで、先客を圧倒してやりました(笑)。本当はフロア担当の氏をビビらせてやりたかったのですが(爆)。











 総じまして、「王道の店が作る王道の冷し中華!」っていう感想しか思いつかんわー、正直な話。随所に王道たる個性の中に、技と個性を感じる部分もありますがー・・・・素直に王道と言い切ってもいいかという感じですね。つべこべ語るのがレビュアー・ブロガーの性で、中でも私はその最たるものですが、これは単純に王道と言い切りたい。次回は素直に「もやし麺」を食うつもり。冷やしを食った後だから、感じ方も少し違ってくることを楽しみにして、また来ます。そんな感じで、ああまた夜遅いや・・・とっとと詠ってもう寝ますー!。



   猛暑日
   道玄坂
   ダラダラと



   仕事放棄か
   冷や中求めて



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





喜楽人生

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