<やはりこれ食って行かねば、京都に帰って来た気がしなくて>
京都ラーメンと言えば、誰もが頭に浮かぶ、京都駅界隈にあるあの名店二つ。「第一旭たかばし本店」と「新福菜館本店」。これほど店同士が共存共栄なのも珍しいですが、一つよく間違える方が多いのでお教えしておきましょう。大抵行列になってしまって、週末やら観光シーズンなら平日でも大行列の場合、それが「第一旭」の列か、「新福菜館」の列か確かめましょう。と言うのも、両方の店も入り口から南側に並ぶのです。よって両方の店の行列がかぶる。この結果、北側の新福菜館の行列がよく訳わからなくなり、待列が極端に少ない場合があるのです。はたから見れば、第一旭だけ人気があって、新福菜館が人気ない見たい・・・・・。これをうまく利用して入店してしまう人もいます。最近外国人観光客も多く並ばれるので、新福菜館行くはずが、第一旭に並んでるということがないように、心がけましょう。
そんなたまにしか使えない注意喚起は別として、京都から東京に戻る前に、サクッと我が青春の一杯を食っておきたかった次第。京都駅だと、少し移動すると「ラーメン藤 京都本店」があるのだが、新幹線の時間の都合から、今回は「新福菜館」へ行ってまいりました。やっぱり上述のようなことがあり、あっと言う間に、平和的に店内に入ることができた。デフォルトの「中華そば(並)」を食ってまいりました。
もう私がうだうだ言う必要もない有名な一杯ですが、やはり東京のフランチャイズは少し上品で、また味が濃いのでメモ程度に軽くレビューを。私は、本店の方がさっぱりしているのかと、今回は改めて確信してしまいました。これほど醤油カラーに染まっているのに、醤油らしくない味も少ない。目を瞑ってスープを味わうといかがかな?。薄味とは言いすぎだけど、動物系のコクが実にさっぱりしているのに気がつくと思います。醤油の酸味も感じるけど、実に淡くてほのかなことか・・・・。薬味の九条ネギの味わいがマスキングされない醤油味です(笑)。
また、定番の麺の表情が捨てがたい。飴色に染まったバディー。美しいストレートに丸みを感じるようなライトな口当たり。意外にも麺の風合いが効き気味で、デフォルトでもパツッとした風合いの片鱗を感じさせます。ネギを絡めて食うもよし、薄切りチャーシューを巻いて食うのもよし。一体就職するまで、どれくらいを平らげてきたことだろう・・・新福菜館。
厨房の中には、結構男たちがいます(笑)。バイト君も洗いに必死。しかし、私の憧れるのは、「ミートスライサー担当」。新福菜館に限らず、京都ラーメンの特徴は「ミルフィーユチャーシュー(勝手に命名)」。つまり、ロースだろうがバラだろうが、深い醤油だれに付け込まれたチャーシューブロックを、片っ端からミートスライサーにかけて、それをワサワサっと盛り付ける。そして留めに九条ネギの薬味盛り付け。わざわざ薄くスライスされた肉片を、2ー3枚集めて口へと運び味合うのがうまいわけ。このチャーシューで結構な割合で、府外の方々には京都ラーメンの好き嫌いや、評価の分かれ目だったりするねー。
総じまして、「我がソウルフード」と言うやる気のないまとめ方でごめんちゃい。私の知っていた新福菜館(大昔)とは、かなり前に代替わりしたようですが、スピリッツは受け継がれているのがわかります。このままこのまま、どうか私が死ぬまで継承してくださいまし。それにしても、たまには隣の第一旭にも行かないといけないな・・・。第一旭くっとけば、昭和の関西ラーメンの味がわかると思っているだけに。ああ、あの店も経営母体も当時と変わっていたのだったが・・・。継承の一杯と言うのはやはりすごいと改めて感心したところで、とっとと詠ってもう寝ます(新幹線の中でね)。
青い空
黒いスープの
心地よさ
上京前の
懐かし塩気
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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