ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2791】 立川中華そば ととホンテン (東京・立川) 中華そば


<競合店をスルーしてでも一回食っとけな店>


 立川に来ると、断然「醤油麺」が恋しくなる。南口には「鏡花」があるし、北口には「楽観」がある。とりわけ楽観には、個人的に好感をもっており、系列店があれば必ず食いに出かけるほどのほれ込み様です。しかし、北口から楽観へ続く道を、もっと先へと行くと「ととホンテン」があるわけで、以前から注目はしていました。楽観の方向に行くとどうしてもそこに吸い込まれるわけでして・・・これまでずっと訪問機会を失ってたんですが、意を決して今回はやってまいりました。立川も大したラーメン銀座状態でして、場外馬券売り場の周りは、石を投げればラーメン屋の看板か!ってな状態。そこからあえて少し離れたのは良いが、ロケーションとしては厳しさも感じます。








 ドンキホーテから東へ東へてくてくと歩いてゆくと、丸幸 立川店のすぐそこに「ととホンテン」があります。ランチタイムのピークは過ぎていて、まったりとした時の流れのなか、奥様が丁寧で明るい接客をしてくれる。中は気軽な雰囲気ありつつ、掃除が行き届いていてグッドです。今回は、基本メニューから攻めてみようということで「中華そば」とさせていただきました。












汁:「基本的な鶏ガラ+煮干しの醤油清湯なのだが、キレが素晴らしく明るい味わい」


 元々、立川のラーメンスクエアにあって、トライアルで優勝したことから注目をしております。なので腕前は確かだと思って心配はしてなかった。そして、期待通りに澄み切った旨さを堪能させてくれました。








 配膳されたそれは、ほんと基本的な中華そばって感じで、突っ込みどころがあまりないので、レビュアーとしては困る。なのでとっととスープの味わいに集中してしまいましたが、これが実に明るい醤油味という感覚で、香味油もとても華やいだ感じ。冒頭から魅了されてしまった。ほんとに基礎がしっかりしているといった鶏ガラ醤油スープ。鶏油の香味色気とかは抑え目ですが、じんわりとする清湯という感覚で、動物感覚の旨みが沁み渡る感じ。鶏一辺倒という感じでもなく、豚骨系のすっきりした味わいも含まれているような・・・そんな芳醇感も備えます。甘味を感じる部分は、丁寧な煮干しの風味という感じで、苦みは皆無でナチュラルな甘味のみが溶け込む感じ。非常にさっぱりとさせつつ旨味がきっちり積み重なった、極めて質実なスープと言えましょう。







 また醤油ダレのキッパリとした味わいが響く!。ここがとても全体感を引き締めていて、塩気をスムースに感じさせる一方で、醤油ならではの風味を滲ませています。なので香ばしい塩気と言った感じがあって、それがとても「明るく」かんじさせるのがいいね。後味で微かに口の中にのこる酸味もキレイで、トータルで言えば、醤油だれにキレがある。デフォルトが750円でちょっと強気か?と思ったけれど、それに見合う価値です。













麺:「やや細めの平打ち縮れ多加水麺、風味も豊かだしスベリが楽しくて思わず咀嚼疎かに」


 スープも良いなら、麺もなかなかコンビネーションがいい。それだけでなくスベリが楽しくてどんどん啜れてしまう。微妙にスリムに感じる平打ち麺で、色白ながらも柔らかに縮れがあるフォルムです。加水は高いと思いますが、密度感もあって引き締まりがあるような歯ごたえ。前歯で千切るとプチリという感じで、奥歯へ運び込んでプレスするときは、ハードなモチモチ感という反発感です。汁吸いの性格はあまりなくて、最後まで持続する弾力という感じ。







 また表面は光沢があって、みるからにツルツルと滑る。絡み合ってスープを持ち上げるという感覚はなく、スープに濡れるといった感じで、ヌメリも一切なし。なので高速に啜ることができて、やさしい縮れがコツコツコツコツっと、口の中にぶつかり刺激を感じる。これが楽しくてならない。もう噛むことを放棄して、そのまま飲み込んでしまっていた後半だったかもしれません。喉ごしシルエットも鮮やかだし、こういうことなら大盛りにしておけばよかった。













具:「醤油ダレと脂の二重の焦げが香ばしく、質感の高さが伺える豚バラ肉旨し」


 メンマは細く短いタイプで、明確な繊維質をコリコリと切断するのが楽しい。引っかかることが全くなく、ストレスなく食えるし薄味はスープにもあっている。しかも多めに入っているのも好印象でした。


 チャーシューは、綺麗に作りこまれた豚バラ肉。ちゃんと皮の部分も残しており、周囲は醤油ダレの浸透でとても香ばしく食えます。しかも片面を軽く炙ってあるのでこの部分と相まって、ダブルの香ばしさがとても好印象。脂の甘みと筋肉質の旨みがいいバランスで、ご飯というよりも個人的には酒と合わせたいチャーシューという感じです。












 総じまして、「オーソドックスの中にキッチリとした作りこみを感じる醤油麺!」というそのまま何の捻りもない感想でごめんちゃい。まぁ、他の誘惑に吸い込まれずにいっぺん来なはれ!と地の関西弁が思わずでてしまいます。醤油がここまでハイレベルだと、塩も味噌も気になる。それにこの醤油でつけ麺もしっかりライナップされており、これは、近くの楽観と掛け持ちして食いに来なければならないのかと・・・・嬉しいやら困るやら。色んな誘惑のうごめく立川ですが、また来る理由が増えてしまいました。そんな嬉しい悲鳴を込めて詠います!。



   立川の
   食と色気の
   誘惑に



   負けず来れば
   旨しならーめん



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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