<家系バリエーションの二枚看板で「新化」した大勝軒>
いつも私疲れている・・・・・それはいつも重い鞄を持ち歩いているからか。モバイル環境が充実して以来、パソコンは持ち歩くものとなってしまっている。薄型のモバイルPCも会社で用意してもらったけど、電源などいろいろ持ち歩いたり、iPADもプライベート用に入れたりすると、あっと言う間に3kgくらいになる。そんな重いものをもって、仕事とラーメンで歩き回っているのだから、夜になるとへばってくるの当たり前のような気がします。歳は足から感じるとも言いますし、いっそのこと在宅勤務や、サテライトオフィスなどの環境が整わないかなと・・・真剣に思っております。
そんな感じで、府中への外回りの途中で調布で途中下車。狙いは「東池袋大勝軒 新化家」さん。ちょっと前にリニューアルしたみたいです。駅前から500mほど歩きますが、平坦な道なのにコンクリートからくる太陽の照り付けがまぶしくて、暑くて、寝不足も重なってヘロヘロ状態で到着。入店するととても元気よくハキハキとした男女スタフの対応が、頭に突き刺さる感じー。迷わず一番定番とおもわれる「大勝軒 中華そば」をいただくこととします。
それにしてもこの店は、あまり「東池袋系」に来たような雰囲気がないのが印象的です。勝浦式タンタンメンもあれば、台湾まぜそばもある。それにラーメンはもう一種類豚骨重視の家系っぽいのがあって、ラーメンは二本立ての展開。それに名物に鉄鍋チャーハンと来るから、ずいぶんと盛りだくさん。よくばりなメニュー展開です。御隣のガテン系のオジサンは、もりそば大盛りに、チャーハンをガッツリ食しておられ、こういうメニュー展開は、他の大勝軒ではありえません。なので人気があるのか、正午になると店前に行列が発生するという状況に、ご店主も嬉しい悲鳴です。
汁:「ワイルド印象の魚介にオイリー豚骨エキスの融合!家系雰囲気の大勝軒」
異業種なれど中年オヤジばかりで、ボックス席もカウンターも埋め尽くされた店内。気持ち悪いを通り越して、面白くも思えます。みんなガツガツと食ってますからー厨房に負けずエネルギッシュな雰囲気です。そんな中を一番おとなしい中華そばが1杯だけ通され、私の目の前に行きつく。何だか自分がヘタレのように思えてなりません。
さてその麺顔は、東池袋系の中ではちょっと雰囲気にアレンジが入ってるようで、定番のような不思議な感覚。麺顔の佇まいが、どこかしら家系に似て見えてしまう。ゆで卵ハーフと中太多加水麺が見れればかなり違うのだけど、そういう東池袋系のポイントを排除しただけで、随分と印象が変わるものですね。しかもスープの表面にはラードの層が厚く引かれて入れ、そのグラスコートのような反射も、家系っぽく感じさせる。
豚系のコクは、まさにラード層の余韻で最初はいっぱいになる。まったりとしつつもサッパリと一瞬感じさせる。腹には重く感じさせないけど、食っていく内にベーススープに溶け込んだ豚骨エキスとラードが結びついて、ちょっとばかりズシリと重みを与えてくる。しかしパンチを感じるには程遠く、全体的には大人しい豚骨エキスと言えなくもない。
もっと印象的なのは魚介。粒子が粗めも魚介が少々ザラザラと感じさせ、それの甘みが全体の味印象を決定づけている感じ。煮干特有のニボ感覚は皆無。むしろ甘みとコクが分厚く、それに特化したような魚介味のあみだし方。また醤油系の風味は、ラードと魚介の奥にしまわれたように、姿をみせない。コクの中で塩気として下支えをしている感覚で、それがまたよいねー。甘すぎないところで落ち着きを示しています。
麺:「王道のモチモチ感覚とは少しアレンジを覚える歯応え!油をくぐって滑りが極上」
麺は大勝軒と言われなければ分からない感じ。加水は多めには違いないけど、あの緩い茹で上げ感覚や、モチモチっとした明るい弾力とは遠い。奥歯で潰す際はモチっとした感覚の中に、クスクスっとした密度の低い断末魔があって少し軽い印象。その分、前歯ではスパスパとリズムよく食える感じがあるのでよいですが。
麺量は、自分の腹具合からすると180g程度かと。夜も食うつもりなら丁度良いボリューム感。むしろ・・・・へへへ、夜もどこかへ突撃する自分への言い訳ー(になってないが)。
具:「家系並みに美味い海苔、とろけるバラ肉チャーシュー旨し」
あちこち大勝軒回ったけど、かなりチャーシューについては、どの店も解釈がさまざまなようで、一本化されてないけど、それはそれでいいよね。食う方も飽きないし。中でも蕩けるようなばら肉のチャーシューは好きです。ライスと一緒に食っても良し。特に脂身部分が多くて、蕩ける感じがMAX。
また海苔がやっぱり旨い。ますます家系ニュアンスを感じてしまうが、旨い方がいいに決まっている!。
総じまして、「家系要素溶け込むアレンジ風大勝軒!」と言う何のひねりもないそのままの感覚でごめんちゃい。個人的にかなり、本流からアレンジが入っているなーっと思うけど、多かれ少なかれそいうところは、どこでもある。むしろ、家系の人気パワーが東池袋系にも押し寄せたか?と感じておりまして、そういった変化対応には脱帽です。ラーメン屋業界もも生き残りですから・・・。そんな思いを抱きつつ、暑さが本格的になりつつある時期に、熱い汁麺くって、来る前とは別の意味で死にそうになりました。帰り道は、コンビニでソーダを買ってがぶ飲みしつつ駅に向かう・・・・。やれやれ疲れを感じながら、とっとと詠って電車の中で爆睡しますー。
外回り
陽気盛んに
汗だくで
汁麺食って
早や初夏を知る
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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