ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3043】 菊凰 (東京・新橋) ニラそば ~新橋サラリーマン支える食堂的心意気!しっかり食わせる本格街中華!

【東京都内で「ニラソバ」ならここ!シリーズ その4】

<相席必須のランチ時、地元密着の信頼関係がいいね!>

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  御成門界隈で所用で外出。さくっと用事を済ませて移動するはずだったんですが、待たされたりいろいろあって、終るとすっかりランチタイム前になっとりました。ちょっと四谷へ移動して、気になる黄ニラなる一杯を食おうと思っていた目算が崩れてしまい、新橋に戻って店を探すことにいたしました。Ramen Database に「新橋 ニラソバ」と打ち込んで検索された中で一番近そうなのが、「菊鳳」さんです。寒風駆け抜けるマッカーサー通りを駆け抜けて、少しでも混まないうちに入店を果たそうと急ぎました。

新橋アンダーグラウンド

新橋アンダーグラウンド

 
 

  しかしそれも徒労でした。満席状態。店の外で順番待とうかと思っていたところで、「こちらぞうぞー!」と明るく迷いもなく案内されましたが・・・・あ、そういうことか、相席が大前提なのね。しかも、小さいめのテーブル席4つを、はすかいに一人づつ2名でシェアという甘いものではなく、フルに見知らぬオヤジたちを4人詰め込み座らせるというタイプの相席です。しかし、それが周りの方は一切のストレスも感じていないようで、当然でしょというような目線を私に送ってきますよ(苦笑)。常連なら常識なわけですねー。

新橋玉木屋 世界のふりかけ W-8

新橋玉木屋 世界のふりかけ W-8

 
 

  しかしそんな状態も悪くなかったのでした。それ擦り合うも何かの縁というか、お互いに気を使い協力しあってテーブルセットを使いまわすなどの連携あったり、食べ終わって席を立とうとする時には、周囲が椅子を引く協力体制などあり。すごく新橋サラリーマン達の阿吽の呼吸が見事なのであった。しかも、ほぼ同じものをみなさん食ってる。ほぼ8割がたが「半ちゃんラーメン」。あとはニラレバ炒め定食。本当に息のあった常連さんたちに支えられた、地元の密着感がいいみせだと思います。そしてオレだけ一人「ニラそば」を頂いてきましたー。

 

 

<とても本格的な肉ニラ炒めのトッピング!ラード炒めの香ばしさにニラもやしのシャキシャキ感がたまらん!>


 今回はとても密着した相席状態なので、写真メモを撮るのもはばかれたので簡単にしておきました。隣のおじさんのレバニラ炒め定食を見てみると、これがすごい盛り具合と旨そうな仕上がりでして、ニラそばへの期待が一段と高まります。食ってるおじさんと目が合ってしまって(大汗)、「旨そうです」と短く謝りつつ感想を告げました。妙なことに、このタイミングで丁度配膳が完了し、うやむやにすることができました。それがこの麺顔!。

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 おお!隣のレバニラ炒めに負けず劣らず!旨そうな煌めきがギラギラしとるぜおーーーー!ってのが正直な感想です。それに器が少し大きめで深い。汁がとても大量でさらに熱々!。いいこと尽くめな一杯の登場に興奮がさめやらんと言った感じです。こちらの「ニラそば」は、非餡かけタイプ。まさに先ほど隣客のを羨ましく見つめていたニラレバ炒めと同様な仕上がりで、ニラのほかに、モヤシ・キクラゲ・ニンジン・タケノコ等が多めに入っている。もやしの炒め具合もまさにシャキシャキで熱々で歯ごたえがとても痛快に感じます。しかもキクラゲとタケノコという歯ごたえアクセントも非常に効いており、食べること自体が楽しく思えます。そこにニラの苦味のような甘みある清涼感が広がりますから、これで都心で650円というのは嬉しい限りです。まさに新橋飲食店の太っ腹!というところですよ。

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 また改めて見直すのはラードの炒め具合。ラードを高火力で一気に痛めたときの香ばしさが堪らんし肉の仕上がりが全然違ってきます。ラードの香りだけでなく甘みも感じますし、それらが具材全体に広がる。まさしく中華万歳と心のなかで叫びつつ、ただ無心に食らうのみです。客のみんなそんな感じで、狭いテーブル席で見知らぬオッサン達4名が、ただただ無言で猛烈な勢いで食らう店内。オヤジパワー炸裂状態でございます。

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<熱ダレしないストレート中華細麺!汁を吸っても密度感キープの優れもの!>


 麺がまたスープと全体感にマッチしております。まず熱ダレのしないタイプであること。中華麺の中でも細麺に分類されるタイプで、熱の影響を受けやすいと思いきや、ねり水の個性なのか細麺でもキュっと引き締まった密度感が好印象で、芯はないものの全体的にクツクツと感じさせてくれます。前歯の当たりがとても気持ちよく、麺を箸でリフトするときれいに順列に揃う感じがします。ラード炒め油が浮いた醤油スープを、ほどよい毛細管現象で持ち上げてくれますから、火傷しそうな感じな熱々な感じがする麺です。啜り上げるときは要注意です。

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 細麺とニラもあしを絡めて、はぐっと口に入れてから麺の残りを啜り上げるという食べ方になりますね。今回は具材の歯ごたえがとても明確なものばかりなのですが、麺のクツクツ感も合間から明確に感じ取れます。ストレートさが際立つ綺麗さも持ち合わせているので、喉元を駆け抜けるシルエット感もマイルドで、上品とすら思える食感でありました。

 

 

<醤油のきっぱりさとベースの鶏ガラの塩気風味がナイス!炒めラードの甘みも加わり円やか!>


 スープもいい感じで、具・麺・汁と三拍子そろった一杯と言えます。醤油は薄味を思わせる淡いブラウンですが、上述の通りラードがいい感じで香味となって、味にも好影響を与えています。醤油の微かな酸味と塩気が熱を通して感じ取れる一方で、ベースのしっかりとした鶏ガラの出汁加減もなかなかです。その上でラードの甘みと野菜炒めからにじみ出る淡泊な甘みが滲みかぶさるので、実に旨々なスープに仕上がる。しかも大量に丼にはられているいるから食べ応えあり。

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 熱量も多いから体が胃袋を通して芯から温まる。食い終わったら額に汗をかいており、上着を脱いでも外の風がとても気持ちよく思えるほどです。今回も難なく飲み干してしまった・・・。

 

 

 総じまして、「新橋サラリーマン支える食堂的心意気!しっかり食わせる本格街中華!」と言う感覚でしょうか。ここはネットでは情報が少ない店ですが、個人的にはかなりツボにハマった次第でした。新橋にまた新たな止まり木を見つけてしまった嬉しさ。多少混んでいても問題なく通いたいと思ったところで、なるほど地元サラリーマンの支持を集めるのも分かるなと深く感じました。私も仲間入りですー。さて、これから一気に忙しくなりますー。既に風邪を引いた身ですが、皆さんもお体にはお気をつけてくださいまし。私は、風邪の初期症状がでたら、ニラそば食って、銀色のベンザを飲むことにします。そんなわけ、ニラそばの感動を忘れないうちに、最後に詠って締めることといたしますー。

 

   重い雲
   冷たき風に
   外回り

 

   元気授かる
   熱々ニラそば

 

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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