ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2521】 らーめん処 こたに (東京・武蔵野) 醤油ラーメン


<本当にこれでいいのだ・・・と思えるラーメン>


 昭和レトロのようなノスタルジー感満載ではない。かと言って今風のスタイリッシュな系統では決してない。だけどなんだか真面目そうな感じの店と味。そしてほどほど旨いのだ。「ほどほど」と言う言葉は、褒め言葉で使うものではないけれど、ここではその「ほどほど」がなんとも愛おしく思えてならない。そんなお店とその一杯です。三鷹駅から歩けるし、またY河電機と言う一流企業の本社の真横の小道にあると言う・・・なんともいい立地ですが、通りすがりが多いだけで、意外と灯台下暗しな感じで、混んでなさそうでしたが、ヘビーな常連さん一名が、食い終わっても、長々心地よく居座っても、文句言われないと言う和やかな空間です。









<一方、食い手の俺は、結構酔ってた見たい>

 実は飲んだ勢いでしてねー、一応写真メモ撮ったけど、ピンボケとぶればかり。この時の酔い度合いが伺い知れます(笑)。その酔った証拠に、割り箸を何度割っても失敗ばかり・・・。


   








<舐めてかかったら美味かったスープ・・・本当の煮干し支那そばだわ>

 小腹が空いたので、サクッと「醤油ラーメン」です。そして配膳が異様に早くてびっくらぽん。単に記憶が飛んでるだけか・・・。でもこの麺顔が、印象的なのは覚えている。いかにも横丁のラーメンたる感じがして気楽と思わせる反面、どこにでもある調味料ギチギチ感覚を連想させます。これは見た目で以上に、なかなか丁寧な旨味を感じる代物でして、酔った頭と舌だったけど、ちょっとびっくりした。たとえ酔ってはいたけど、丁寧な煮干しの旨味ですよ。エグ味がないタイプで、腸を取り除いているのか?と思うほど、すっきりとしたまろやかさが印象的。そして醤油のカエシもナチュラルな塩気で、結局グビグビと飲み干してしまった。










<程よい汁の吸い込み加減が素敵だった麺>

 麺はストレート細麺で少しばかりボコっとしたフォルム。加水は多の中の少なめと言った感じで、風味もそこそこ楽しめるけど、汁を吸いこませて楽しむタイプです。失礼だけど、てっきりよく大衆系な店でお目にかかる、かん水影響が強すぎる柔らか麺かと思っていたから、これも驚いた。歯ごたえもスパスパとしながらも、前歯で千切る楽しさを感じさせてくれる。奥歯で潰す時は風味も連れてくる。細麺の持ち味であるすすりあげの軽やかさももちろん良くて、もう黙々と無心で食い続けてしまいました。










<チャーシューよりも和布蕪の記憶が残ってる>

 トッピングは、ロース部位のチャーシュー。ほどほどの大きさと、薄めのスライス。食べ応えは薄いが、しっかりとした塩気とスープの吸い込みで旨い。そういえば、豚肉のエキスもスープに貢献しているなと、後追いで気づくほどです。メンマは一般的なのだが、面白いのは和布蕪のトッピング。コリコリさとフコイダンエキスの滲みでるところが嬉しい。思わず・・・以前、武蔵野市の五日市街道沿いにあった「一二三」と言うラーメン屋を思い出してしまったけど、あの店もよかったな・・・。






 





 総じまして、「本当に日常のそばにある・・・良き煮干し支那そば」と言う感覚がして、ちょっといつも日常を振り返ったりしてしまいます。抜きん出るとか、個性を出すとか、目立つとか、顧客重視だとか・・・・経済活動ってそんなことばかりだけど、素朴で真面目な自己主張な一杯が美味い!するといろんなことがアホらしく思えてきますね。いい意味で肩の力が抜けそうな気分。突き抜けなくともいい一杯。それでいて食う人に気楽と美味さと空間を与えてくれる貴重なお店かも。とは言いつつも、限定麺などもあって、ちょっとした面白さも感じたりもします。目立たないけどいい店ですから、過度に期待しない程度で訪問してみてはいかがかなと。・・・などと言っているけど、とっとと詠います!


   年忘れ
   酔いどれ気分
   立ち寄りて



   楽な麺顔
   気分に馴染む



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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アギーレ 言葉の魔術師

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