夜の居酒屋営業&オフ会・・・初潜入
お誘いをいただき、数年ぶりに「オフ会」と言うラヲタの集まりに参加させていただきましたぁ〜。場所は「麺処 あす花」さん。前から行ってみたかった夜の居酒屋営業へ!。いやー、実にスッキリ致しましたよ。色んな新店舗を訪問するたびにお見かけする方と挨拶できたり、またグルメ系SNSやtwitterでよくお見かけするハンドルネームの方々にもお会いできて光栄。そして、酔いながらも皆さんの行動力にも感服し、オレもまだまだじゃな・・・なんて、妙なこと思ったり(笑)。
お酒は飲み放題システム。そしてこちらはセルフサービス。何十年ぶりにビールサーバーを手にしましたが、テクニックは衰えてませんでしたよ!昔むかし、バイト先のプロから教わったことありまして〜・・・泡も楽しむ!。
しかし本音を言うと、こんなに夜の部が完璧だったとは思ってなかった!。素晴らしいので全部語りつくせないが、酔った頭が覚えている範囲で、ラーメンを中心にご紹介させていただきましょう。
<全体> つけ麺なのか? 汁そばなのか?実にフリースタイル!コントラストが幾重にも!
ラーメン中心なので、コース〆の一杯である「冷やしぷるぷる鶏そば」からコメント。実はこれには「温 煮干スープ付き」と言う副題があり、セットメニューです。この構成がまず強烈に意識を引きます。「つけ麺スタイル」なのか「単に付属する」だけなのかが不明。あす花店主に伺うと、どちらでも良い・お好きな食べ方でと言うことだ。つまりフリースタイル!。
これには幾重に「味のコントラスト」が見事に張り巡らされてますよ〜。「本体」と「付属」の関係で表すと・・・「塩 vs 醤油」「鶏 vs 煮干」「冷 vs 熱」「ジュレ vs 汁」。特に、塩と醤油の両軸展開には、これは何系?と分類のしようがないし、ジュレと汁の組み合わせだって「いそじ@代々木の冷やし中華」以外に思いつかん。これだけでもう・・・かなりユニークで崇高な一杯です。
<ジュレ> 鶏エキスが芳醇でコラーゲンでプルプル表現!あっさり&コク深い鶏出汁ジュレ旨し!
「ぷよぷよ」鶏そば・・・と言うネーミングが女性らしいね(微笑)。女性がぷるぷると言えば、もうそれはコラーゲンを指す!?。大山鶏を扱うこの店だから、実に質の良い鶏エキスのコラーゲンでしょう。これがまた完璧な仕上がりでして、鶏コクが十分に伺える上に塩加減も完璧。ジュレ状態のハードさは、例えば麺にかかってもひたひたになり切らず、麺には空洞の隙間がキープされるほど。しかも量がフツーに汁系に匹敵するボリューム感!。嗚呼、まさしく鶏エキスが芳醇でコラーゲンでプルプル表現!あっさり&コク深い鶏出汁ジュレ旨し!。つけダレなくとも、これだけで既に完成の域ですな。
そして薬味がまたよく合う!。レモン・茗荷・大葉・柚子胡椒・山葵。大体の想像できると思いますが、茗荷と大葉はテッパン級の硬い安定度。レモンは麺にかけるとして、茗荷と大葉は麺でも煮干スープでもどちらでも合いそう。私は冷たい方が合うかと思って前者へ。柚子胡椒はもちろん塩味に合わせたいから麺丼の方へ。最後に山葵はなぜあるのだ?と思ったが、これは醤油味の煮干へと投入してみました。皆さん好みでバラバラ〜だったけど、同組ああせても旨いよきっと。
< 煮干スープ> 煮干が効いてると思ってたら・・・醤油の他にも滋味深い鰹節と昆布のエキスも!?(たぶん)
スープ単体としても良くできてる。そして塩気等味付けレベルもそのようです。煮干スープと簡単に言い切ってるけど、結構これはこれで手が込んでるよ(爆)。確かに一口目からホッとさせる煮干の旨味。種類までは分かりませんが、ニボっと遭遇するような苦味ではなく柔らかい甘味。香味油として煮干を溶かしているのか??不明ですが、とても円やかな風合いだったのが、すごく伝わります。
しかしそれだけじゃないね。一味?のチリッとした風味も微妙に浸透しますが、味わい続けていくうちに鰹節の出汁感が滲むではないか!(相当酔ってたから自信なし・・・ここでは一応言い切る)。そんなことを感じていると、余計なことかもしれんが昆布系の旨味もかなり溶けているような気がしてきた。
<麺> 加水がやや高めだからこそ!柔らかい麺がトロトロイメージに合う!
前半は「別々」に。後半は「つけ麺スタイル」で食いました。まず前半・・・麺の腰つきと歯ごたえが柔らかく、ジュレと一体感が素晴らしい!。汁の持ち上げどころの話ではありません。とにかく絡みまくっているのだから!。すすり上げるとジュレが口の中に押し寄せるようで、気分は汁そばと混ぜそばの中間的な感覚で食ってた記憶。滑らかな腰つきが、ライトな啜り上げにも貢献してるね。またジュレが旨味濃厚なようで鶏そばとしてのあっさり感もあるため、麺の味わいや風合いもマスキング仕切ってない。茗荷や大葉も絡まり合って、それがまた旨い!プツプツとちぎった後は、ほぼすぐにそのまま飲み込むように・・・夢中で食ってました。
さて後半。つけ麺スタイルでいきますが、ジュレが相当麺に絡まって出汁に入れられるから、ゆっくりと出汁の味も変化してゆくようです。煮干の世界に徐々に鶏旨味が加わるので・・・。やはりタレにつけるとかなりジュレが煮干スープに洗い流されるようです。しかしまた別の旨味も引っ掛けてくるようで、ここで「塩味」と「醤油味」のコラボ感が初めて味わえるかと。通常のつけ麺に感じる「ひやあつ」感に加えて、味コントラストがコラボに変化する一瞬の旨さを味わえますよ!。
<トッピング他> 最後に締めとしては非常に良くできている完成形!
これだけを単品で、薬味セットなしで見ると寂しく見えるかもだが、コースメニューの〆一杯ですからあしからず。むしろ、ジュレと出汁の方に意識が支配されるので、この程度が味の厚化粧にならずに済むかと!。ま、多くを語らずとも、鶏胸肉のチャーシューは細切りになっても上質感バリバリ。しっとりした繊維質にはほのかな塩気と肉旨味があり、ジュレに少し絡めて食うと立派な一品おつまみにも匹敵です。味玉だっていつもの一軍レベルだし、このボリューム感でこの質感なら既に、〆の一杯としては完成です。
<ジュレ割?> 煮干スープをジュレで割る・・・このまま別のメインスープにも匹敵のうまさ!
勿体無くも、鶏塩のジュレが少し残ってしまったので、煮干スープに入れてみました。この瞬間がまさに旨味のカオス!。熱は冷めてしまうんだが、実に複雑エキスの凝縮で、まさにフュージョンスタイルのうまさ!。ひょっとして、これの延長戦上で、立派な特製ラーメンが設計し仕上がってしまいそうな迫力!。
<その他> 本日のコースメニュー
せっかくですので、他のメニューも簡単にご紹介させていただきましょう。
①冷やし茄子
最初のサラダ感覚ですね。焼きなすスタイル。鰹節がふんだんにかかっており、薬味の青さが目に眩しいほど。さすがオヤジ世代の好みをわかってらっしゃる!。
②サーモンと新玉ねぎのサラダ
これ完璧!サーモンの脂がのりきっている上に、ドレッシングがマリネのように絡み浸透し、実にさっぱりさと濃密さが味わえる一品。すみません!ちょっと私が多く食べてしまったかも(爆)。
③枝豆ペペロンチーノ風
枝豆もこんな風にもなるんだーって実は深く関心。そして枝豆の仕上がりも完璧だもんね!。フツーの塩気にピリ辛な旨味が浸透して実に旨し!。これ食ってから、セルフのビールサーバーへ向かう頻度がアップしたかも。
④とうもろこしのかき揚げ
夏を感じる天ぷらと言えば、トウモロコシ!。この一品は、子供の頃からよくお袋が作ってくれたんだよなー。しかしそんな憧憬を吹き飛ばすほど美味かったのだ!。トウモロコシが甘い!まさに味付け不要なんじゃねーかと思えるほどに。またビールが進むぜ。
⑤合鴨ロース和風煮
鴨はどうしてこんなにも、オヤジたちを惹きつけるのでしょう。普段の鶏肉には及ばない野趣なパワー。四つ足系には成し得ないたっぷりとした繊細さ。一度鴨の旨味を知ってしまったら、もう意識から消すことができない魔力的な肉。それが今回は和風で仕上げられて、さっぱりといただけるとは!。天才のなせる技かと!。
総じまして「旨さでカラダ固まる・・・そんな感動レベル!」
・・・としか言いようがないね。こんな感じで首尾一貫して圧倒されまくりの約2時間半でした。いやーこの店スペースにおられる方々と、あす花店主にはただただ感謝でございます。さて〆の一杯は、あまりにも驚きの構成と旨さだったので、しばらく考え練ってたか試作重ねましたかと直接伺ってみました。すると「え!?実は朝思いついてやってみたんですよ・・・」なんて照れ笑いが返ってきた。逆にまた驚いたー。ただただ美貌と才能を讃えるしかないよね。そんな思いと感謝を伝えつつ、とっとと最後に詠って、いつもの様に締めたいと思います!。
お粗末!と言うこと家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!