<夏休みの自由研究課題 〜舎鈴シリーズ その5>
年に数回の丸の内界隈への外出。カレンダーを配りに奔走して以来ですから、実に久しぶりです。この季節は、ビジネスマンより親子連れや、外国人を初めとする旅行者の姿が多く、レストランの入り口にデカイ旅行用のキャスターバッグがあったりして、少し冬場とは違ったまったりとした光景が目に付きます。これが夕方だったら、ビアホールで一杯ひっかけて帰るところなんだが、まだ仕事が残っているから適当に近くでラーメン食って帰りましょう。東京駅のラーメンストリートは、混む時間帯だし、旅行者も並ぶだろうからちょっと無理かな・・・。ということで、最近とても気になっている「舎鈴」へと向かいました。丸の内店と、八重洲店と二店舗構えるんだけど、ぶらぶらと八重洲に来てしまったので、そのながれで八重洲店。
さてと・・・何にしようかね。先日、大雨の中食った担々麺が好印象でしたので、その流れで今回は「担々つけめん・並」とさせていただきました。
【なかなかマッタリとした濃厚感の麻芝感覚!辣油の辛さ&黒七味の香ばしさでガンガン食える!】
とにかくここはガンガンと客が入るね。さすが都心の大ビジネス街だけあって、みなさんササっと手っ取り早く食ってすぐ退店という回転の良さ。接客の良さもいい感じで、最近急拡大している店舗計画にしては、サービスの質が落ちていないような気がします。キレイ形のお姉さんに食券渡して5ー6分程度だったか、もう配膳が完了するという手早さ。見込み生産しているわけでもないと思うけど。
さて担々のつけダレ。もう汁系で実食済みですので、イメージつかんでいたのですが、やはりつけダレとして濃ゆい方が甘みが厚いね。単に濃いだけでなく、麻芝醤の風合いは濃い方が実力度発揮と言う感じで、甘い風味が二乗となってかぶさってくるような満足です。一方のラー油は相変わらずのシャープなエッジングが痛快ですが、今回は冒頭から「特製黒七味」を投入。割りとドバドバと遠慮なく投入してみましたが、ヒリヒリする感じでなく、和のスパイス感が濃厚に広がり、麻芝の甘さに拮抗するように辛味が立ち上がる感覚がいいです。
タレの量も相変わらず多めでよろしい!全部麺を食いきっても、タプタプと残るほどですから、割りスープを存分に味わえるというもの。またこれで結構腹が膨れてくるので、私的には「並」でいいなと最近思うようになってます。
【ヌチリとした適度なハードさ!絡みつく余韻もナイスで、水切り完璧!】
これは既に過去のレビューに書く尽くしたので細かいことは割愛します。そういえば忘れてしまったけど、一度「あつもり」を試してみたいと思います。どんな変化があるのか知りたくて。
まあそれでも、つけダレとはさらっと絡む程度だけど、麺の風合いがしっかりと感じてとれて、前歯の裏側に張り付くようにクッシリと切れ込む、やや固めの反発感はいいね。地肌はみずみずしいけど、ザルを敷いていつわけでもなく、水切りは完璧。やさしく貼りつくように内頬や舌触りにまとわりつきます。芯がないけど、全体的な密度感が高くて、腹持ちがよさそうな麺。最近食傷気味なので、体調がもどったら大盛り食って死んでしまいたいと思います。
【挽肉はサルベージする前にほぼ食い切るかも・・・】
まあ、仕方ないんだけど、つけダレに完璧に沈み込んでしまう挽肉です。ふわっふわな挽肉だからといって浮くわけでもないね。穴あきレンゲで掬い取って食いたい気分もあるけど、普通のレンゲでも十分。結構途中で挽肉を食べきってしまいました。また青菜は一段と細かく刻まれていて、つけダレの中で浮遊している感じ。まあ、さらっと食って安くまとめ上がる店で、青菜までシャキシャキというわけもいかないかな。
【スープ割り:セルフ方式・ドバドバ入れてしまおう!】
まあ、これもいつものパターン。淡い魚介出汁で、つけダレにドバドバと投入すると担々麺スープになるかとおもったけど、ちょいと淡さが広がり辛さが抑え目となります。熱でラー油の辛さと黒七味の風合いが少しだけ復活しますが、全体的には深く落ち着きを提供してくれる一杯。これ平らげてご馳走様でしたと両手を合わせて、さっさと退店です。
総じまして、「700円前半で満足感キープのしっかりつけめん!」と言う感覚でしょうか。最近では、都心で750円を越えるデフォルト汁系のラーメンが多いなか、それを下回る価格で変わりつけ麺を食えるのは大したもの。これは流行るよね。豚魚だけだと飽きられるけど、清湯醤油もあれば、担々もあるということで、そこそこ惹きつける部分もあるし。これはまた、どこかの舎鈴を訪問すること間違いなしです。特に「丸の内店」は必ず。ということで・・・・なので詠います!
疲れ切り
ごった返しの
正午過ぎ
慌ただしくも
しっかり昼飯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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