ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2395】 三神森 (東京・高円寺) 醤油ラーメン

<庶民的な高円寺に溶け込むアットホームな中華屋>


 先日、散歩がてらに高円寺をうろついていたら、たまたま見つけたラーメン店。それが「三神森」さん。その時は夏季休業だったので、参考にとどめるだけだったんだけど、妙に気になって仕方がない私・・・。ネットで調べてみると、なかなか私の好みっぽいし、何しろ高円寺の雰囲気にとてもマッチしていそうだから、これは行かねばなりません。電事故で遅れ気味な中央線に乗ってて疲れたのもあって、高円寺で途中下車。目指したところ、ちゃんと営業してて、吸い込まれるように入店です。








 入店すると、ご夫婦営業なのか、とてもアットホームというか・・・・フレンドリーな雰囲気。それでいて、メニューを拝見すると、麻婆豆腐を始めシッカリした中華を出す雰囲気もありつつ、酒を飲みながらの程よい中華系のつまみも豊富。しかもどれも安い!。全体的にはラーメンメインのようですが、なかなか飲みにも使えるいい感じの店。何となく、高円寺にしっくりくるなーという印象です。












【とにかく優しい!子供も安心して食えるホームメイド感覚!オヤジには〆として最高!】


 とにかくメニューのポールポジションにある醤油ラーメンの写真がいい!。600円という今時の庶民的な価格設定がいい。しかも麺顔が気に入った。青梗菜が全体のプレゼンスを高めているような気もします。そして何より優しそうな麺顔が気に入って、とりあえず「醤油ラーメン」を口頭オーダー。また、メニューに解説が添えられているのがまたいい。こういうのブロガーとかレビュアーにとっては、とてもありがたい(笑)。今回は、そのままお伝えしますが、羅臼昆布・丸鶏のベースに、アジとかカマスなどの煮干しが投入されて、ホタテのエキスも入った優しいスープだそうです。







 ともあれ味わってみると、この一年間食ってきたラーメンの中で、トップ3に入るほどの「優しさ」が素晴らしいです。これは、人により評価割れやすいかなと思うけど、塩気がとにかく低くて、ナチュラルな素材だけの甘みで表現されたようなスープ。丸鶏と言っても鶏油で色めき立つこともなく、どちらかというと、昆布が主役のようでもある。煮干しの主張も控えめでニボニボ感覚は一切なくて、甘みを補強しているような感覚。節系があまり感じられないけど、ホタテの滋味までは、自分の駄舌では追求できませんでした。








 少し途中で塩気を欲しがるかもしれません。でもあえてテーブルセットがブラックペッパーだったから、やめときました。これは、減塩と言うよりも、本来の甘みを感じさせるタイプのようです。子供にも安心して食べさせられる仕上がり。個人的には、酔った後の〆でなら最高にほっこりと感じさせるだろうなと言う感じです。














ナチュラルでポピュラーなモチモチ感がとっても映える多加水ストレート麺!】


 ストレート麺とは書いたけど、微妙な捩れがあって意外に複雑な流れです。明らかに加水は多めで、芯は全く感じさせず、モチモチとした弾力を楽しむタイプです。高反発という感じでもなく、ここで優しさが感じられる歯ごたえ。密度感は低くて、前歯で千切るとスパスパと安易に切れ込む感じが小気味良いです。奥歯でプレスすると淡白に潰れ込むところも好印象。淡いスープとのコンビネーションがよく、ライトな全体感がベストマッチです。







 滑りは言わずもがなツルツルと滑り、やや角が視認できる麺ですが、最初の口当たりからとてもライト。内頬に感じるすすりの抵抗は低いけど、口元と喉奥のシルエット感が際立つすべり心地です。割と汁を吸い込むタイプなんだけど、スープ自体がライトな感じなので、麺の風合いもどことなく楽しめるという感じ。













【自重で崩れるほど柔らかい肩ロース肉!青梗菜も嬉しい!】


 この一杯が素晴らしいなーと思うのは、スープ・麺の相性とともに、具材が適度に質感があり、そして、スープに代表される「あっさり感」にとても合っているから。全体バランスがいいかな。ひとつひとつが、目が飛び出るほど高級とか崇高でもないんだけど、仕事が丁寧という感じです。代表的なのはチャーシュー。肩ロースと思うのだけど、スープストックに大いに貢献しただろうと思われる脂の抜け具合と、ほぐれるほどの柔らかさがいいね。スカッとしていそうだけど、スープを逆に吸い込んでおりうまい。その柔らかさたるや・・・自重で崩れ落ちそうです。







 また、青梗菜がしっかりと二本入っているのがいい。しっかりとしたしゃりしゃりとした歯ごたえと、青菜っぽい風合いがスープにもよく合う。薬味は、単なる青ネギだと青梗菜と青い味わいでかぶるところを、白髪ネギを持ってきて調和を保ったかのよう。メンマは一般的ですが、ちゃんとスープに合わせたような薄味タイプ。いちいち全体調和を感じる600円のラーメンです。












 総じまして、「本格派と家庭的がナイスバランス!これぞ高円寺イメージ!」と言う感覚でして、こんなに気分的にしっくりと来る店は、最近では珍しいかも。これは、問われるまでもなく再訪問決定です。しかも、どちらかというと辛い味付けの方が得意な店かもしれないしね。これは、いい店を発見したと言うことで、この夜は気分良かったです。と言うことで・・・・なので詠います!



   疲れ果て
   知らず足向く
   高円寺



   癒すスープの
   朗らかなる哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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