ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2389】 支那そば しんば (東京・門前仲町) 白だしそば


<徐々に人気集める雰囲気!でも一人営業で奮闘中!>


 夏バテと業務の疲れが重なったか、汗かきつつも眠り込んでいて、起きたらお昼前でした。家族は親戚の家へ出かけてしまってて、ひとり勝手に食事に出かけることに。当然ラーメンです。でも、いつものように埼玉遠征する気力もなく、今回は都内でうろちょろすることに。たまたま乗った中央線の電車が、東西線直通だったので、今回は、そのまま東京東エリアへ出没してみました。


   






 最近は、地下鉄走りながらでも通信環境が整備されているのがいいね。たっぷり時間があるからいろいろ検索してみたところ、数少ないけど異様に評価が高い店を発見。それが今回の訪問先「支那そば しんば」さん。有名なブロガー・レビュアーさんがいろいろ評価されてます。ついでに八幡様にお参りに行こうかとも思ったりもするー。しかしここの店主も噂が広がるにつれ忙しくなるようで、結構ハードなオペレーションでした。


   











【円やかな塩気のエッジ!ふんわり香る微妙な甘み!それらまとめて出汁って感じるー】


 なんたって店主ひとりで回しているから、大変そうです。調理、テーブルの後始末、配膳、洗い物等、大奮闘です。ビールとつまみを先に出すなどイレギュラー対応もこなしており、オペレーションに不安がないところがすごい。そんな感じだったので、そう待つことなく10分少々で配膳が完了だったという記憶。ただ微妙に慌てているのか、効率を図ったためか、二人分を一度に配膳しようとするから、私の目の前で、置かれたラーメンが波打ってたりしますが、そこはご愛嬌です。







 さて今回の「白だしそば」の麺顔。塩そばとも違って、どことなく黄金色に見えるなかなかの質感を垂れ流します。極めてシンプルな構成なだけに、本質勝負な感じです。たまらずレンゲですくってみるけど、意外と霞具合が深くてエキス間が漂う。素材の粒子もきめ細かくて視認に難しいです。味はと言うと、これがまた円やか。単純そうに思えるけど、これがなかなか滋味深い。私の評定苦手な白醤油を使った白出汁なんですが、カエシがとてもすっきりしていて、塩気のエッジングを感じないほど。味が薄いと言っているのではなく、出汁でエッジを削ろとったか磨いたように丸い味わいが印象的です。








 出汁もいい感じ。魚介系の中でも煮干しがプンプンとせず、節系の香ばしい感じが表に出るようでもなく、どちらかというと昆布系のバックアップが深いと言ったところか?。ここまでくると「白出汁」の中華そばだというネーミングの意味をかんじます。白出汁感覚が分かってくると、今度は動物系の味わいが気になります。鶏ガラのあっさり出汁がやっと頭の中で認識されて、ああ明るい旨味あったとなぜか安堵を覚えてしまいました。チャーシューから感じられる豚エキスもきっとどこかにあるのでしょう。ネギの風合いとともに美味しくいただきました。







 それにしても、テーブルセットの薬味が気になります。朝鮮人参が酢に浸っております。使うか使うまいか迷ったのですが、後半に少しTRYしてみます。まあ、朝鮮人参の味まではわかりませんが、酢を投入すると一気に明るさが増すような味わい。酸味がなぜか甘みに反応する?結合する?ような味わいを楽しめます。ただ、入れすぎると白出汁感覚が崩れそうなので、注意が必要ですね。












【滑らかな地肌としなやかさ!加えて甘噛みしたくなる密度感がナイス!】


 麺は、どうやら三河製麺みたい。丸みを感じる口当たりでとても軽いタッチ。加水はやや低めな感じですが、パツパツと弾けるようなレベルではないです。表面は滑らかで漆喰を連想させるようななめらかさ。すすりあげること自体が楽しく思えるくらいです。芯を感じませんが、全体的に引き締まりを覚えます。適度な密度感があって、そこから噛むごとに放つ麺の風合いがい感じ。前歯で切る時も、奥歯で潰す時も、グルテンの風合いが淡く広がります。








 最初から物腰が柔らかい麺なので心配しましたが、後半になっても汁を吸い込み過ぎることなく、適度なしなり方。熱ダレにも意外に強そうなイメージのまま一気にフィニッシュです。












【少しかわいいバラ肉チャーシュー!塩っ気と脂の甘みが絶妙ー!もっとくれ!】


 非常に薄味で素材の味わいがダイレクトに響くメンマも好印象。コリコリと明確な歯ごたえがありつつも、繊維質が綺麗に切断できます。だからもう少し欲しかったかも。また、チャーシューは豚バラ肉ロールタイプで、塩だれっぽい味付け。薄味のようでもしっかりとした風合いで酒でも飯でもどちらでも合いそうです。砕ける程に柔らかく、脂身が外れるように崩れてそれがまた甘みを放つます。どうも現代のラーメンは、贅沢になり過ぎたような気もして、昔ならこのサイズ、この厚さ、この質感で、大いに満足していたもんだが、私も時代に流されているのか、「旨いからもっとくれー」と心の中で叫んでいたりいたします。












 総じまして、「淡麗と言うより上品と謳いたい質実支那そば」と言う感覚でしょうか?。いやーこれは、いい仕上がりです。流行るだろうなもっと・・・・と思いつつ、このまましばらく支那そばの良さを分かる人だけに秘めておきたいような気もしなでもない。いずれにせよ、もうひとりスタフがいれば良いのだがなといらぬ心配もしたりします。・・・・また来るか?と問われれば、いつか必ずと答えておきましょう。だってなかなか東京の東エリアには来れないものでして。特に江東区は縁が薄いので、機会があればということに。白だしだけではなく、黒いのもいただきたいし、ワンタンも異様に美味そうだったし、未練は断ち切れんから。いろいろ思いは錯綜するけど・・・とりあえず詠います!



   疲れ抜く
   メトロに揺られ
   門仲へ



   落ち着く街に
   質実支那そば



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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