ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2109】 ラーメン愉悦処 似星 2号店 (東京・立川) 極 淡麗つけ麺


 とある週末、息子の付き合いで立川界隈へ。ちょっと一人で時間を潰す必要がありまして、場外馬券場へ・・・・。滅多に打たない私なんですが、最近ヤサグレ気味なもんで、ちょこっとだけはってみました。まあ、損しない程度で切り上げるのがよろしかろう。そして直ぐ使い切るのが良い。ということで、その後に麻婆ラーメン求めてとある中華飯店を目指します。しかし、なんと臨時休業の様子。








 ・・・・仕方ない、その期間は「麻婆ラーメン集中」だったんですが、浮気をしてしまいましょう。そんなわけで、またわざわざ馬券場まで戻って、目の前にある「らーめん多摩館」へ入場いたしました。「似星2号店」が気になってましたもので、スカッと儲けたわずかな金を投じて、一番高くて胃もたれしないような「極 淡麗つけ麺」を頂くことに。しかし、立川駅南口のラーメン屋密集度は異常ですな。「らーめん多摩館」以外にも「ラーメンスクエア」もある上に、様々なジャンルのラーメンが目白押し、すし詰め状態な感じ。しかもどれも混んでいる。馬券場界隈って、本当に飲食店が多いんですが、それだけ需要が高いんですね。東京西エリアの拠点でもあるし、馬券場や商業施設も多い。なんだか立川は、勢いを感じる街なんですね。












【塩ダレか!?と思わせるほどマイルドな醤油!煮干甘味と苦味の崇高バランス!】


 勢いがあるのは街だけでなく店内もそう。どの店に入っても、全体に響き渡るような「らっしゃいませー!」「あざぁーした〜〜!」という掛け声はどこか体育会系であります。そんな体育会系の猛者が運んできた淡麗つけ麺のつけダレ。お熱いのでお気をつけくださいと、配膳の瞬間だけ慎重そうな物言いだったが、それもそのはず。メチャメチャ熱い!!!。置いてくれよと心でつぶやきながらなんとかお盆の上に鎮座させます。








 むおーー?塩ダレ??と言うような色合いと見た目の質感。背脂の細かい「賽の目カット」がプカプカと浮いております。薬味三つ葉を押しのけるように、大量に浮いていて層になて重なるイメージ。味を確かめようと蓮華を沈めると、そこから醤油の色合いが覗かせるという感覚。チャーシューも細かい賽の目カットされており、それが底に大量に沈み混んでいるという作り。さらっと食うつもりが、淡麗の筈が・・・結構ヘビーなんじゃないのか?と心配になってきます。







 しかし味わうと、そこはしっかりと「煮干し」なんだよねー。軽くて上品な煮干し感覚。冒頭は、煮干しの香ばしくて軽やかな甘みが広がり、細めんとの相性の良さを感じさせます。しかも味わい続けると次第に、煮干し特有の苦味が仄かに滲み出す。嗚呼、今風の煮干しの崇高加減だな・・・とテクニックの高さも伺えるという仕事ぶり。醤油のカエシもまろやかで煮干しと寄り添うというフィーリングもさすが。中村橋の本店もこんな感じだったか記憶が遠のいておりますが、引けを取らないレベルで安堵を覚えます。







 しかも、さらに食い続けると、豚の煮出しというかエキス感覚というか、動物系の甘みが支配しだします。決してクドくはありません。背脂の部分が徐々に溶け出したかのような、ジワジワとしたエキス感覚。食っても食っても、背脂と豚肉の賽の目カットは、湧き出てくるように減らないし、やはり豚エキスに支配されて当然かも。三つ葉が多めに入っているところが、また嬉しい。一息つけるというもんだわ。噛むとちょっとした清涼感を醸し出して、煮干しと豚エキスの味わいにクリッピングポイントを示してくれます。うーん、淡麗な煮干し味わいなんだが、結構じっとり感もあり、オイリーエキスな感覚。このカオスっぷりが旨い。






【オヤジのツボを押さえる全粒入り細麺!麺風味と、タレエキスの絡まりナイス!】


この一杯を、全体的に「淡麗系」と断定させてくれるのは、麺の風合いです。この全粒入りの風流な見栄えと、細麺の流麗なるフォルムが、和の淡麗さを引き上げています。こういう麺は、個人的に大好きなので多少の依怙贔屓は、大目に見ていただくとして、蕎麦ライクな見栄えが素晴らしい。







 まず何も付けづにそのままいただくと、仄かなグルテンの風合いに、薄いでんぷん質の味わい。まさしく淡麗というワードがぴったりと来ます。麺の密度感で勝負するような風でもなく、前歯でのスパスパと切れ込む風合いが見事。そのあとはすだちを絞って、柑橘風合いを抱きつかせて見ることに。







 つけダレに投入して、多少泳がせるように絡ませてからすすり上げると、煮干しの風合いに豚エキスの甘み、そして部分的にすだちの香りが鼻腔を潜りぬけ、最高にうまし!タレを吸い込むというより、軽く染み込むという受動的な絡み具合がいい感じです。和ライクな麺は、野趣的なつけダレに絡まると、なぜか味わいがコントラストに感じてしまう。だけど瞬時に奥歯で潰しこみ、喉を駆け抜ける頃には、一体感あるすすりのシルエット!そして麺の旨さの本質が極まるような感覚。まさし「極つけ麺」ということですよね〜。






【まさしく極みのトッピング・・・】


 ピンク色したレアチャーシュー!この全体的なピンク色が肉の旨みを保ちます。肉質と脂身部分が、とても良い割合。歯ごたえと、蕩ける部分が食して楽しい感覚です。本当に薄味なので、そのまま食らうなら、日本酒か焼酎を欲するほど。こちらは、ハートランドビールを提供してくれるので、それもよろしかろうですが、生憎・・・・翌日に健康診断があるものだから、酒が飲めず、随分と悔しい思いをしてしまうことに。








 また温野菜が実に良いね〜。ドバドバっと早めにつけダレに投入しておき、箸休め的にいただくと、濃ゆい目のタレに絡まって非常に味わい豊かにレベルアップ。野菜の優しい味わいもつけダレに多少は滲んで、双方レベルアップ。やはり温キャベツは良いね〜。いくらでも食えてしまう。







 重箱の隅をつつくとしたならば、味玉とメンマの温度くらいかな・・・。双方かなりレベル高く、味の染み込みとかは文句無し。ただし、少し冷たかった部分があり、気づいた時にはつけダレの温度も下がり気味でありました。













【割りスープで、淡い煮干し風合いを愉悦するひととき】


 割りスープも本領発揮という感じでした。淡い煮干しのベーススープ。本当に煮干しの甘みと苦みの上澄みだけを汲み取ったような上品で優しく淡いスープ。だから残ったつけダレにドンドンと流し込んでも薄くなるという感じがしない。むしろ円やかに変化して行き、これなら汁系も美味かろうと期待を高めることに・・・。












 総じまして、「エキス感が高くも、淡麗風合いキープで秀逸!」と言う感覚でしょうか。さらっと食うつもりが、なかなか胃袋の張りを強く覚える充実感。今回は、勢いで「極」をいただきましたが、デフォルトの淡麗でも十分な感覚。しかも1.5倍サービス適用なれば、コスパも光るかもです。ともあれ、馬券場前のラーメン専門複合施設としては、どこか突き抜けた感じもありますし、これはまた食べたいかも。次回は、体調整えてもっとじっくりと味わいたいと思います。気分が重たい朝だったけど、食うと元気が出てる私。アホはアホなりに、頭使って馬券打つより、何も考えずに胃袋でウサ晴らすのが、自分らしいな・・・と再認識させていただきました。なので詠います!



   重い雲
   気分塞がる
   雨あがる



   空が晴れだし
   麺で気晴らし


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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