「タモリ倶楽部」で以前に見たことあるような……。そんな「盛運亭」さんに行ってまいりました。芸能人にあやかって運気をあげてみたいような気がした次第。最近、仕事で悩んでまーっす。また中途半端な外出タイミングでは、ここしか通し営業の店が無かった訳もあり。そんな感じで訪問した2時。なんと満席! どうせ晩飯も遅くにならないと食えなさそうだしと、今回は、「ラーメン ザーサイ入り」をオーダーさせてもらいました。昔ながらの大衆系らしく、今時珍しい喫煙可能なお店。むかしまだ小学校にあがったばかりのころ、中華屋連れてってもらって、食い終わったあとタバコをふかした、満足げな親父の顔。急に思い出しました……(まだ生きてます)。
【いかにも昭和の大衆系ラーメン。醤油のきっぱり塩気にライトな動物感!仄かに香る搾菜風味】
配膳時、いかにも中華食堂のような見慣れすぎた醤油ブラウンが、目に飛び込みます。セットメニューの片割れにあるそれと同じ。崇高さ皆無なれど、馴れ馴れしさを心地よく感じる濃ゆいめの醤油清湯。レンゲで透かして色をチェックして、そしておもむろに味わい出すと、初めて食ったのに何回も食い続けてきたような安堵感!餃子やチャーハンを自然に欲してしまいます。
醤油主体の塩気の他に、馴染みある調味料の後味感。しかし野菜のエキスが拭ってくれるのか、サラサラ〜な、ライト感がとても印象的です。薄っぺらいのではなく、シンプルと申し上げたい! また鶏ガラ、豚肉のエキスが程よく溶け込んでいるのもあり、ただ単にライトというのでもなさそうです。
さらに、今回は「ザーサイ」入りですから、そも風味感と緩い辣油感が仄かに漂い、ちょっとしたクセを醸し出す次第。これでかなり複雑さを増したのでは?と思えます。ちなみに、隣の常連と思しき方は、この中に摩り下ろしニンニクをドバッと投入されます。湯気で漂いニンニクの熱気が伝わり、それはそれでまた旨そう。
【中華屋のツルツル麺〜。ねり水の個性で軽く引き締まった風合いを、スパスパっといただく】
よく会う中華麺ですが、ラーメン用といった感じ? ねり水の化学反応でやや黄色味がかった感じで、仄かに引き締まりを感じます。麺密度が高い・・・とまではいかなくとも、前歯でちぎると低反発にスパスパ〜〜っと切断される感覚が楽しいです。また、表面はすごく光沢めいてツルツルしてますからねー。すすり上げは本当に滑らかなんですが、熱さを忘れて火傷しそうになりますから注意が必要ですね。
【深く醤油ダレが染み込んだ逸品。皮の部分をしっかりと残し、とろけて甘辛い味わい】
ここは、チャーシューがウリなようです。バラ肉?肩の肉^?の脂の脂身が厚めで、しっかりと醤油ダレが染み込んで、とても香ばしい。ライスに合う!だけど、こも塩気で酒をガンガンといただくというのもありかなー。感心したのは、皮の部分をしっかっりと残しているというところ。この皮の部分がふるふるふる〜〜としていて、醤油の辛さの中に脂の甘みを放出します。これは、お土産品にでもいいかも?
総じまして、「さすが大御所も愛するレトロさ満載の一杯!」という感覚。やれブームに流されがちなラヲタな私は、たまにこういうのを食うと流石に肩の力が抜けるよう。ラーメンたる昭和の本分をわきまえたような一杯ですな。 かなり時間がずれて食った次第ですが、どういうわけか昼下がり以降でも、頻繁に客が出入り。ひとくちに麻布と言えども、いろんな風情があるんですねー。なので詠います!
昼下がり
ハイソな街に
大衆さ
ブレない味と
運気を頂き
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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