ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1989】 Dapper Dan NOODLE (東京・五反田) 汁なしRED(M)


 この日は、書けないイライラごとがありまして、朝飯は抜いてた上に、怒りで昼飯さえ食う気にはなれませんでした。なんとなく暦を確認したら仏滅でした。やるせないので、ささっと仕事を最低限済ませて、いつもより早めに退社させていただきましたとさ。人を助けたり、支援したり支えたり・・・いちいち感謝をしてくれという、承認行動を期待しているわけではないのだが、当たり前に思われてると舐めるな!と言いたくもなるね。たまりにたまってたんだろう・・・ふとしたことから爆発してしまいましたわ。半年に一度はこういうことある私。ふとこの時、「Jインスパイア食ってスカッとしたい!」と思ってしまった。以前にブックマークしたまま放置していた、五反田の「Dapper Dan NOODLE」さんへと突撃してしまいました。


  











【ほとんどBARですね・・・落ち着いた大人の空間がワシ好みですやん!】


 しかし、若い人でもおっさんでも、好みそうなハイセンスな雰囲気がいいね。ハイセンス?というより、すっきりしているというか、黒基調の大人びた雰囲気に、ジャンル不明な洋楽が、アウトローな感覚を覚えてナイス! この横丁に入っている店は、どこかしら綺麗な店ばかりで、アウトドアにソファーでくつろぐような店もあったり。BARの方が儲かったかもな感じがしないでもないが、いやいや、こういうインスパイアなら入りやすいし、私は好きですよ! 今回は、ちょっとイライラしてたから、辛い味わいらしい「RED」とさせていただきました。


  











【真っ赤なタレのお出迎え!程よいシャープな切れ味がニンニクで加速!】


 いつもこういう「Jインスパイア系」って、量の多さに不安がつきまとうのですが、「S」という設定があるもんだから、余計に不安にさせます。しかし配膳の瞬間は、これらならそう問題なさそう!と思えるほどのマウンテンぶり。やれたれ・・・と安堵しながら汁を確認すると、これまた予想以上の真紅でクリアーなタレ色にまたビビりがぶり返します。これは中々の辣油攻撃を覚悟せねばなりません。







 タレをダイレクトに味わうことはせず、麺と野菜を混ぜ混ぜしつつ、中和したところでもろとも味わうのですが、なかなか辛さがシャープに攻め入りますね!胡椒系の暴力はない分、きっちりと辣油の辛さを表現しているといったところでしょうか。でも山椒や一味系は反応しがちな体質なれど、辣油はわりと耐性がある方。辛さをしっかりと甘みとして味わうことができる、旨さと辛さのせめぎ合いといった感覚です。醤油ダレも多少は入っているんでしょうし、ラードのクリアーなコクも味の表現を感じます。しかし、今回は珍しくニンニク攻めなんですよね〜。この辣油とニンニクのコラボ感が実によろしい!






 やはりフレッシュに細かく刻まれたニンニクは誘惑的です。辣油のキリリとした辛さを感じつつも、それにアクセル効かせる感じが広がりますが、もっとぶわーーーっとパワーが拡散するような勢いを表現します。ぱっちりお目目が、マスカラでより強調されてエキゾチックに感じるような感覚。辛さのベクトルがより上めに、ロケットの打ち上げを感じるような勢いの味わい・・・。いや〜、気晴らしにはもってこいの辛さ!












【野菜の汁と麺の風合いが移り、そうそう抵抗感ないスムーズさ】


 その一方で、実は暴力的ではなくとてもまとまりがある旨さ。辛いようでとても食べやすい。汁なしと言えど、汁はややある方なんですが、途中からもやしとキャベツの野菜甘さがにじみ出るのが、とてもマイルド方向に戻していると思えます。辛さ一辺倒だと疲れるし、また飽きてくるかもなんですが、そこを結果的にうまく制御されてます。しかし、より食べやすくさせているのは、麺の風合いでしょうね。グルテンのしっかりした風味がタレにしっとりと滲み出ていると思います。そこが食べやすい決定的な要因かと。麺量は、私にとってベストの300g弱か??は不明だけど、やはり、このいっぱいの印象は、タレよりも実は麺なのかもしれません。













【コシの強さ!ヌガーのようなハッキリした芯の感覚!】


 自家製麺らしいこのお店。確かにあまり似たイメージがないなと思える風合い。ポイントは「カタさ」です。インスパイア系によくあるでろんとした愛嬌は少なく、正方形が膨れっ面したようで弱い捩れを生じている麺。「麺の密度がとても高い」上に、「茹で上げもそこそこ早め」と思えるようで、とてもクッキリとした芯を持ち合わせるのが、大きな特徴です。カタメ好きとしては、実にWELCOMEなんですが、さすがに太麺でここまでのは久しぶりかも!

 前歯で千切ろうとすると、沈み込むというより、しっかりと押し当てるといった感覚で「意識して切る」イメージです。切り口には、はっきりと白い部分が視認できます。数回刻んで奥歯へと運び込みプレスにかかりますが、まさしくヌガーってな感覚。このすり潰す行為で粉の風合いをしっかりと受け止めます。辣油の色濃ゆいタレを通してでも、はっきりと粉感覚を感じますので、これはすごい個性的だな・・・。












【外カタのくっきり感ある滑りの良さ!けれど一気に飲み込めず】


 ま、こんなハード麺だから、外カタで滑りは良いのですが、のどごし手前まで一気にすすりあげるというわけにはいきません。喉奥手前で一旦休憩する滑り感。そして歯と舌で、ハグハグっとしきり直して、飲み込む準備をしてから嚥下するという順序です。真っ赤なタレが薄くコーティングされて、褐色の麺がさらに色鮮やか。さらに一味が軽く張り付いていて、少しだけ雅やか。卵黄でまとめ上げる味わいもいいけど、こういうスパッとした味わいと麺の風合いと滑り・・・というのも実に良いね!













【遠慮がちな豚バラ肉!柔らかくいい塩気とタレの絡まり】


 少し小ぶりに見えるけど、そこそこ肉厚でやわらかいバラ肉!軽く箸でも分解できそうな感覚で、薄味なところに、濃厚なタレが絡むから、実にうまい! ただ、一つ難を言えば・・・もう少し肉くれと正直に感じてしまった。二郎に見かけるような脂身のギトギトってのや、塊!というのを期待しているわけでもないのですが、もう一切れあれば、もっと完璧だったかもと思えてしまう・・・。いやいや、それは贅沢か・・・。大東京の繁華街で700円で、いい味わいで腹一杯満足させてくれるのだから、文句は言えないか。












【麺に合うような、シャキッと感覚キープなもやし!】


 タレと麺に印象が圧倒されて、あまり明確に覚えていないのですが、「シャキシャキ感覚が残ってたな」とおぼろげになんとか・・・。これだけはっきりした個性の狭間にあっては、クタクタ〜な野菜だとバランス悪いわな。絡めのタレということもあって、とても味わい深く楽しめる野菜。キャベツは多くはなかったけど、こんなもんでしょう・・・・十分な許容範囲。特に根に近い部分が柔らかく仕上がっていて、噛むと優しい甘みが広がるのが実に良かったっけ・・・。












 総じまして、「日頃の怒りを鎮めてくれる・・・ハードな麺!シャープなタレ!」と言う感想で、タイミングとしては本当にハマった旨さ!多分また来ます。何だかこれからもっとストレスが増えることも、分かってきたしね〜! ニンニクの匂いを抑えるツールもしっかり押さえつつ・・・この夏は汁なしインスパイアを少し攻めてみたいと思う次第です。ま、そんなにシツコク追い求めると疲れるのでそこそこですがね・・・。なので詠います!



   ムシャムシャと
   インスパイアで
   憂さ晴らし



   ムカムカ晴らしで
   ニンニク多め



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






関連ランキング:ラーメン | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

Dapper Dan (English Edition)

Dapper Dan (English Edition)

Dapper Dan [Greece] No. 11 2015 (単号)

Dapper Dan [Greece] No. 11 2015 (単号)

Dapper Dan [Greece] No. 10 2015 (単号)

Dapper Dan [Greece] No. 10 2015 (単号)