ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1988】 豚星。 (川崎・元住吉) 小ラーメン・汁なし 〜夏バテ対策のはずが・・・腹いっぱい過ぎバテバテの一杯

 非常に妙な日がありまして・・・・、外回りのある日、午後5時辺りで全てが完了してしまい、横浜あたりで放り出されてしまいました。オフィスに戻って仕事でもする?いやいや、こんな日こそ、普段出来ないバカをやってしまいましょう!・・・・ということでワザワザ元住吉まで移動して、最近の注目店「豚星。」さんを目指してみました。それにしても、暑い!街中が熱風の塊の中にすっぽりと覆われたような元住吉駅前です。どちらかと言うと「冷やし中華」と「瓶ビール」でちゃら〜っと流したい気分なのですが、「豚星。」さんに訪問できるタイミングはそうそうないと思われます。せめて「汁なし」ならなんとか・・・なんて、自分に言い聞かせるように、トボトボと陽炎のアスファルトを歩き続け、ようやく店先へ。


 ほよ?看板がない!?シャッター閉まってる???ぎょえーーーー!





 目の前が真っ暗になりましたわ・・・・。しかし、運良く「ごちそうさまでした」と奥から出てくる人がおりまして、営業していることが理解できまして、この瞬時のドギマギ感が私の体温を3℃上昇させたに違いない。嗚呼、良かった良かった・・・・。


【店:だだっ広いうなぎの寝床、意外と女性比率も高い男クサい空間】


 エアコンがねえ〜〜〜。だから扉が開けっ放し。たまらず一番扉に近い席をゲットです。奥へと誘導しそうなのを振り切ってまでね。夏っぽい白のショートワンピーのお姉さんとその男子のカップルの真横席に着座します。もっと他の席空いてるやん・・・・という負のオーラをショートワンピーから感じますが、気にせず。ニンニク摂取する以前に、汗臭かったのかな・・・すんまそん!


  




 しかし、落ち着いて見渡すと奥へ奥へと割とスペース感があって、使い勝手は良さそうな店箱です。要所要所で女性客がミニラーメン食ってたのもまた感心。こういう男クサい食いもんも、東京ではフリーな感覚なんですね。4〜5年前に関西で食ってた私としては、時の流れを感じるのだけど、これは少しオーバーなのかな・・・。今回は、王道の「小ラーメン」で汁なしとさせていただきました。


  




【タレのカネシ感に、ニンニクのジリジリ感!ブラックペッパーのキリリ感!豚骨醤油のクリアーパンチ!】


 配膳の瞬間、久しぶりのワイルド感!もやしが多少こんもりとして盛り上がっているところに、麺がはみ出している。傍には、揚げ玉ねぎのクラッシュ?と花鰹がふわふわとたなびく。そして・・・刻みニンニクのフレッシュな乳白色。飾り気のないというより、やんちゃ小僧の悪たれ的な見栄えが、なんともなく愛しいですな!久しぶりに自発的に食うインスパイアなので、少々興奮気味な私。






 ちょいと食べ進めてから掘り起こすように、タレをまず確認。おお!クリアータイプの豚骨醤油ダレと申しましょうか、汁なし系だからか、非乳化のスッキリとした見栄えと味わいが、なんとも予想できそうです。実際に味わってみても想像の範囲でして、カネシのエッジが塩気と化学の合間でせめぎ合って非常によろしい!ややジャンクな旨味がわかりやすいっすね! そうやって堪能していると、今度は間髪入れずフレッシュニンニクのパンチが攻めてきます。デフォルト量なのですが、インスパイアインターバルがあった身としては、それでもすごいシャープなパンチに思えてなりません。カネシの風味に酔っているところへ、いきなりシャープな切れ込みを感じで、あとはジリジリジリジリと舌の奥にある味蕾を刺激します。そうそう、この刺激感!!と記憶を呼び覚ましていると、後半にはブラックペッパーのキリリとした風合いが余韻を占めてくる・・・。打ち上げ花火の最後の煌めきのごとく、ペッパー感がチリチリキリリと味わいを締めくくるような感覚。うん!これ旨い!思い出してきたぞ、以前の元気なときの感覚が!!






【揚げネギの香ばしさに、ラードのまったり感!そして・・・・卵黄のまろやかさで落ち着く味わい!】


 塩気の味わいですでに感動しているのですが、食べ進めると、後追いで厚みが増してきますね! まず揚げネギ。この揚げ香ばしい味わいは、旨味においてはテッパン級の安定度です。香ばしさと甘みを、ワイルド感の中に運んでくれます。そしてそれを固定化するのは、ラードのクリアー感でして、スッキリしつつもまったりとコーティングしていくような感覚。それだけでは、終わりません。卵黄です!!。これは、汁なし系においては、最後の砦、結界、セントラルドグマ。こいつを突き破ろうもんなら、味わいは、サードインパクトへと突き進み、誰も止められない旨さに昇華します。補完計画が完成するようにね〜。






【オーションの麺を久しぶりに思い出させてくれました!褐色の色合いに淡白なヌチヌチ感!】


 スタフさんが、オーションの思い袋を肩に担いで製麺室へと運び込む。扉の隙間に垣間見える製麺機。作り手の汗を感じるようで、なんだか頂いている身として、どこかありがた味が増しますね。薄い乳白色をしていながらも、やや褐色めいた地肌が実に、インスパイア系の麺たる風合いを醸し出します。意外にきめ細やかさを感じる地肌感。実際に前歯を押し立ててみると、薄い反発感で麺全体的に沈み込むように・・・スーッと、クッシリと差し込むようにつぶれます。やや重いスパスパ感といったところかな。奥歯でのプレス感もだいたい前歯と似たような感覚。麺自体の密度感はそこそこあるのだけど、そんなに重くなく適度な感覚で、テンピュールのように沈み込むのがいいね。そんな低反発の合間に、紛れ込んだもやしがザクザクシャキシャキっと合いの手を打つような感じで、歯ごたえを楽しむ・・・。





【捩れて、ぬめって、淡い外カタ!つるつるワシワシな滑り心地!】


 微妙に外がカタいような風合いで、滑りがとても良い。よじれも明確に感じるのだけど、比較的緩やかなのもあって、啜り上げが適度に快感で啜り上げられる。だけども基本的に太麺なので、最初はつるつるつるつると啜り上げつつも、前歯で千切るまでではワシワシワシワシっとしたクチの動作で、すすりまとめ上げる。このワシワシっとした微妙な感覚が、とても好きで、嗚呼インスパイア系食っとるという気分にさせるんですね〜。これは少しまたハマりだすか???






【豚が赤身主体でうまし!ケンタッキー気分でハグハグして食いつくす!】


 豚星。その名に偽りなし!!豚が旨い!!赤身主体なので、ハードルが低くて馴染みやすい!!バラ肉の褶曲は、その昔学校の地質学の授業で習った通りの見栄えです。しかも分厚く、ところどころ断層を生じていて、ズレています。味わいは程よいタレの染み込み感でいい塩気。少なめの脂がまた甘みを醸し出します。そういう肉が、バラ、ロース等2個半ほど入っていて、小ラーメンながらも大満足な肉量です。しかも、最高に柔らかく・・・・その食ってる気分はケンタッキーと同級ですよ! 豚肉をお土産にして、週末はホームパーティーでもしたろかしらん!・・・おせちには、ならんわな・・・。






【程よいシャキ感!クタる手前のザクザク感でもやしの風味を感じつくす】


 直系はインスパイアからずいぶんと遠ざかっているので、もやしのシャキ感に関する感度も鈍っているけど、クタり過ぎず、シャキ度を程よくキープしている好きなタイプかも。店によってはこの加減にもこだわりがとてもあるんだけど、今回は、麺量を多く感じてしまった分、ほどよいシャキシャキキープ程度で、胃袋の消化的にも負担が少なく、最後まで美味しくいただけたかも。そして、もやしも卵黄が混じるととても美味しいことが再認識できたし、なんだか、またこの旨さに帰ってきたんだな!という気分に浸らせてくれました。



 総じまして、「夏バテ対策のはずが・・・腹いっぱい過ぎバテバテの一杯」でした、個人的には。本当に、この4〜5年は食べれる量の減退ぶりには参ったな・・・・。小ラーメン食った後は、休憩してから普通のラーメン食いにでかけられる余裕があったはずなのに、今では考えも及ばない。年齢を感じてしまいます。それでも、Jインスパイア系でバカしてみたいというちっぽけな野心はあるみたいで、しばらくはこんな思いを大切に食い続けたいと思います。縛りなしで、自然体でね・・・。なので詠います!



   熱風が
   産業道路
   駆け抜けつ



   夏の景色と
   私と汁なし



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



  



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