【今週のラーメン１９９０】らーめん大　大久保店（東京・大久保）油そば・ニンニク少なめ・味濃いめ　〜しっかり作り込み感じる、安定のインスパイア油そば！

　しっかし、終了時間欄に「エンドレス」なる書き込みがある会議開催通知。初めて見たわ！当然、金曜日夜から開始されるわけで、どうかしてるぜ！と感じざるを得ない。まあ、参加者が多すぎて、キーマンが多忙すぎるからこうなるのでありますが、これで重要なことが決まれば疲れも軽減されるのだが。そうはならないのが、世の常だよね。会議の終わりが見えてきたところで、さっさと退社して電車に乗り込みました。

　そうは言っても、そこそこ遅い時間。新宿に着いた頃には、お気に入りの店は酔客で満席か、閉店の時間。不健康な事だと分かってはいるのだけど、確実に営業している「ラーメン大大久保店」へと向かってしまいました。つい先日まで、汁なし担々麺シリーズにハマっていた次第ですが、実はココ行きたかったのよ！後は、水道橋の同じような系統の店かな。狙うは、少しでもＪインスパイア感じる汁なし系！名称は「油そば」。

【ハートフルな接客感じるガッツリ系！】

　プラ券を手渡せば、その時点でトッピングを伝えるシステム。この方が安心感があっていいね〜〜。真摯にカスタマイズを受けてくれる感があって実に気持ち良い。今回は、「ニンニク少なめ・味濃いめ」とさせていただきましたが、この確認方法がナイス。ニンニク少なめ加減を、投入する前に「このくらいで結構でしょうか？」と、レンゲですくった分量を見せてくれる。厨房の中から、実に丁寧且つ、物腰柔らかに問い合わせてくるような応対が、良いね！実は、空前からこの時点で評価が決まっていたかもしれません。

【明らかに直系Ｊとの違いを感じる、醤油感覚！化調とのバランスもよし！】

　配膳の瞬間も丁寧さを感じつつ、受け取ったのがこの麺顔。「油そば」としての８５０円というプライス感に当初違和感を持っていたものの、これなら合点がいきますな。それに、汁なしの中でも「油そば！」感が少し前にでているような雰囲気もあって、インスパイア系の中でもの個性を感じます。それは醤油ダレについても・・・。

　写メモは見事にピンボケしてしまったけど、なかなか漆黒を感じさせつつも、半濁り？半透明？？なライト感があります。されと豚骨の脂エキス感も忘れることなく溶け込んでいる。明らかに先日食ったカネシ醤油とは違う醸造感で、こちらの方が若干甘みが強いのか？。また、化調との結合感にも個性差がありそうですね。塩気については、こちらの方が強めなのだけど、尖りは感じず。その代わりニンニクがシャープに決まってます。

　　ピンボケ手振れ（汗）

　ニンニクは、やはり外せないんだな・・・。醤油ダレと合うのは当然なんだけと、今回は具材と響き合うような感覚もあるな〜。そこにタレが染み渡って、また旨さを還元するようなイメージ。汁なし系は、少し味濃いめに限るな・・・・。ちなみに、テーブルセットはそこそこ充実しているのが嬉しい。なので、味濃いめにしなくて、あえて後からいろいろな味足しで変化を楽しむのが安パイかもしれません。それが「らーめん大」の攻め方なのかな（笑）。

【麺が外カタと言う風に来るか！この点も流派を感じるインスパイア系譜】

　次に特徴的なのは、やはり「麺」。先日食った凛の流れを汲んだ？ようなところも、なかなかのハードさで楽しめたけど、ここも双璧。二郎直系のデロデロ感とはまた大局的な立ち位置です。角麺がふくれっ面したような切れ口なのだけど、潰しこみというより、粉の密度感が高いような印象。それに、外カタっぽいイメージがあって、麺カタ好きとしてはたまりません。前歯を差し込む瞬間も淡い重さを感じて「切る」イメージで最初の咀嚼。奥歯へ運びこんでプレスする際は、グニグニと意識してすり潰す感じ。この食べ方だと、あとから胃袋の満腹感を誘い出すので後半苦しいんだけど、なぜかこの日はすんなり食べれた。個人的には茹で上げ３００g前後のような感覚？

　また外カタだから、滑りが意外と良いですね〜。物腰がハードだから、チュルチュルとすすりあげるわけにはいかないけれど、口当たりから、内頬にすすりあげるまでの感覚は意外とスムース。そこから喉奥へと落とし込むまでがハードで、ハグハグ・・・ワシワシ・・・と口全体を動かしながら、すりつぶして嚥下。こういうところに、インスパイアを食っているという幸せを感じるものかも。

【豚肉が二種、玉子も二種、値ごろ感を感じる質実さ】

　ひとえに、トッピングに満足。チャーシューもいい部分のロース肉で脂も適度にさしてる。厚みは普通の汁系と同等だけど、二枚ちゃんとしたチャーシューが入っているし、ほぐしというか細サイコロ状の肉も比較的多めに投入されてる。ダブルのチャーシュー感があって嬉しい。また、油そばには欠かせないと思ってしまう卵黄の鎮座は嬉しいし、さらに味玉がホールで備わっているのが泣かせる。しかもちゃんと切れ込みが入っており、中の卵黄のトロみ加減も絶妙。これは計算外に嬉しい。ネギも多めでシャキシャキしてるし、板状のメンマもかなりの投入！ヤサイは増しをしなかったが、少し控えめすぎないか？と思える程度。ま、他のパーツが十分すぎるほどだったし、また深夜だったから、それでよかったのかもしれません。

　総じまして、「しっかり作り込み感じる、安定のインスパイア油そば！」と言う捻りもない感想でごめんちゃい。しかし、同じ汁なしＪインスパイアでも、ハッキリと汁なしラーメンとの個性の差を感じる次第。それに、初めての「ラーメン大」ブランドであり、なかなか個性的には好みに近いと感じましたし！これは、再訪問だね〜^_^。これから暑さも続くし、しばらく汁なし系が、終わる気配がないな・・・。まあ、飽きるまで食うさ！なので詠います！

　　　漸くに
　　　怒涛の週が
　　　駆け抜ける

　　　ヘロヘロ気分で
　　　ガッツリ汁なし

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！