ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1963】 広州市場 五反田店 (東京・五反田) 雲呑汁なし担々麺


 久しぶりに、大ボスと飲みへ。以前は緊張も少ししたのだけど、慣れたというか丸くなったというか・・・・本音で自然体な感じで話と酒が進む夜でした。相手のタイプに合わせて飲んで行くと、摂取した酒量に対して、なんだか食いの方が少し足りないような気がして・・・・。別れたあと、何だか気になってたこの店「広州市場」さんへと向かってしまいました。ここにもちゃんと「汁なし担々麺」があることは調査済みで、いざという時は突撃してみようと考えてたことを、単に実行したという夜。








 それにしても、午後11時に近いというのに、この店前の行列はなんだ!五反田の胃袋の活発ぶりは、少し度肝を抜くね〜。3次会のノリで並ぶ5〜6名の集団やら、その他30代半ばのサラリーマン連れ達が、こうも集まってワンタン麺を求め食らうのか。他人のことはいえないが、最後にあっさりとした塩系の清湯で〆たいという気持ちは、分からないでもないね。


  











【タレ:辛口サブタイトルの割には「まったり系!」、具のエキスが芳醇でウケるタイプ】


 そんなこんなで、深夜の店内激混みなんだけど、うまい具合に1席だけカウンターが空いていて、ナイスな感じで誘導。わりと早めに配膳が進んで帰る時間も気にしないでよいのはいいね〜。ここの汁なし担々麺は、すごく豪勢なトッピング達で、そこがまた広州市場らしいと言えます。デフォで、温玉、ワンタン入り。







<具沢山が醸し出すカオスな甘みの渦>

 タレとしては、基本的な芝麻醤ベースのまったりとしたゴマ味があって、まったり感と香ばしさが優しく食える味わい。そこに辣油が引かれているという感覚で、唐辛子感が淡く滲む。山椒は排除されたようなマイルド感なので、「辛口」というサブタイトルが付いているメニューにしては、多少肩透かしな辛さです。しかし、それでも食が異様に進む。いや、実は辛さが肩透かしなのではなく、温玉のマイルドさが、辛さをコーティングしているという構成で、これに絡まったワンタンなども食うと中の甘味エキスがほとばしり、タレに混じり合うというカオスな世界です。ほのかに・・・・微かに・・・生姜の風味が響くのは、きっとワンタンの具の風味なんだろうね。


<汁多めの汁なしも、また良きことかな>

 もともと汁なしとは言え、汁がやや多め。ベーススープを少しだけ投入して溶いているのが、カウンターから厨房を覗くとよくわかります。なので、レンゲですするとタレが飲みやすい。ライスを投入すると完璧におじやだな。時間が時間だし、そこまではやらんかったけど、きっと温玉投入ということもあって、ライス投入はうまいに違いないでしょうね。













【麺:プリッ!モツッ!とした全体で弾力を感じさせる多加水系!温泉卵でスベりも良い!】


 この辺りから、だんだんと記憶が薄くなってきてる(笑)。深夜の飲み〆で食ってるし、もうそろそろええ年齢で記憶力も薄れているし、記録映像を頼りに記憶を呼び覚ますのみです。







<練り水で締まった歯応え、ウェーブ中太麺>

 汁系しか食って来なかったこのブランドですが、汁なし系は中太やや縮れ麺。多加水のニュアンスで、練り水の反応がよく効いた全体的に締まりを感じさせるタイプです。よじれっぷりがまたゴツゴツっとしていて、タレとか温玉によく絡んで光り輝くところがうまそう。このよじれがよく挽肉を絡めるので、食感は、硬めなモチモチ感の合間に、ごろっとした肉のパフパフ感が混じるというもの。それでも、前歯の辺りは中々に刺さり込むようなスパスパとした小気味良さもありまして、大衆食堂の一品としては大合格と思えますね〜。


<タレも緩く、光沢感ある高速スベリ>

 見た目の通り、光沢感ありありで、コーティングが効いているような感覚でスベりが大変よろしいです。特に、ウェービィーなフォルムがしっかりしていて、啜り込んで内頬をタッチしながら駆け抜けていく感触がいい感じ!タレが多めであることが、啜り上げの軽さにうまく表現されて、見た目以上にライトに食えてしまう。

















【具:やはりここは「タンタン」より「ワンタン」の存在感が大きいね】


 そう、見た目以上にライトに食えてしまうのが印象的なんですな、この一杯は。そこにトレードマークのように鎮座する「雲呑」。


<看板商品の雲呑の存在感がスゲー!>

 トッピングの個性が強いから、担々麺食った感より「雲呑和え麺」を食ったような印象が大きいのだな(笑)。まずこの艶かしい「温玉」の麺顔を覆うゆらめき。糸唐辛子が備わって、ロングドレスのスリットからチラリズム・・・というように挽肉が垣間見える。その横には豊満な雲呑が備わっているわけだ。ここは四川でなく広州。なるほどね・・・・。








<余計に思えても、ついつい飲み干すサービススープ>

 もうこれ以上、食えんし飲めんと思いつつ、舌を潤す程度ならと味わうと、やや薄っぺらな味わいが妙にはまって、半分以上飲んでしまった。やはり、汁なし系にスープというと、ついつい旨く感じてしまうんですよね・・・。













 総じまして、「大衆食堂感覚満載の優しい汁なし担々麺」と言った感覚で、何の捻りもなくてごめんちゃい!いや〜、他人のことは言えませんが、夜遅くまで空きっ腹から飲んで、何か固形物を胃袋に流し込みたいとはいえ、担々麺は重すぎるわな(笑)。でも〆としてワンタン麺をすする方もこれだけ多いとは、さすが東京都内の繁華街であります。しっかり、食い切ってしまったけど、これでは翌朝の飯がのどを通らんわけだ・・・・。久しぶりに良い潰れそうになった週末の夜。なので詠います!



   呑んだくれ
   限界超える
   五反田で



   何故かもたげる
   汁なし根性



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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