ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1927】 中華そば おかべ (川崎・JR川崎) 中華そば 大盛

 とある平日の昼間、昼飯抜いて業務に取り組んだ後に移動。川崎駅近辺で昼飯を食うしかタイミングがない状況で食った一杯。ラゾーナがあるので、そちらで悠々と遅れたランチタイムと洒落込んでもよいのですが、たまたま開いたラーメン系のスマホアプリをいじくっていたら、気になる店がありまして・・・・。その名も「中華そば おかべ」。区拡大整備の隙間に、昔ながらの店名がポツネンと存在します。個人的には、その「おかべ」と言う平仮名がとても気になりまして、話のついで程度にいっちょ寄ってみるかという衝動で訪問を決意です。せっかく川崎に来たのに、もっとほかに有名店が目白押しにあるのに・・・・、なぜかマイノリティのプレゼンスの高さを期待しての訪問です。

  



【店:度肝を抜く店箱!ビジネスホテルとラーメン屋、どちらが本業?】


 しっかし、この日は天気が良くて見通しもいい。だから遠くからでも目を引きますが、青い看板のビジネスホテルがあると思えば、同じ名前のラーメン店の看板もあり。どういう訳かと思えば、ビジネスホテルの食堂を利用したラーメン店舗? このミスマッチ感がたまりません。蒲田ならこういう不思議さがあってもどこか納得感がありますが、ラゾーナを中心に美しく再開発された川崎駅界隈。衣食住と仕事場が整然と整備されているほんの一角だけ、こういう展開だもんな〜。これは、ポイント高しです。


 さて店内、レセプションの脇にエレベーター。その脇に昔ならエッチなビデオも見られるプリペイドカード販売機がありそうな位置に、ラーメン券売機があり。これを買ってから満席なら丸椅子に座って待つと言うシステムです。フロア担当のお姉さんは、丁寧に機敏に対応してくれて、すぐさまテーブル席に誘導してくれます。中は、ホテルと言うより、地方だったらデカい民宿といった、こじんまりしたプチ大きい食堂。そんな感じでラーメンをすすると言う世界感です。


  

  











【一周回って深く染み入るオーディナリー! ディスカバリー王道豚魚】


 ランチタイムの忙しさもありますが、意外に穏やかな時間経過を感じる雰囲気です。何となく気が休まる・・・。そう言うのもあってか、全員付近のビジネスマン&ウーマンばかり。まるでルールがあるかのように、男はつけ麺。女は中華そばと言うばらけよう。私はおばさんのごとくで、中華そばが悠々とお膳に乗って配膳されます。いやはや、その麺顔たるや・・・、スープは、見慣れた豚魚といった「ラクダのパッチ」カラーであって、脱力系な癒し感を垂れ流します。








<テッパンの安心豚魚に薄っすら鶏コラーゲン?>

 一時期から「またおま」系と謳われた豚骨魚介。そのバランス感は、濃かったり淡麗だったり、魚介が強かったり、豚骨が深かったりと、実は二次元にも三次元にも範疇が広いジャンル。その中で、この豚骨魚介は、まさに王道の安定感と言う感覚で、中間バランスのベストと思えるテッパンさ!旨しです。ただ、個性がない訳ではなく、薄っすらと鶏のコラーゲン溶け込みを感じるかな・・・。そのエキスにより、軽く口元に張り付き感があり、鶏モミジを微かに感じるような風合いが少し表れているかもです。


<軽い魚介で甘さも塩気も拮抗するマイルドバランス>

 魚介による軽い塩気と香ばしさもあり、色が進みます。しかし甘味もナチュラルに染み渡る所に、豚骨と鶏コラーゲンの存在を再確認できますかね。それら味わいも見事に拮抗しており、全体的に角が取れてマイルドな味わいに仕上がっております。トッピングのモヤシから滲む野菜の甘味も後追いで膨らんでくるし、非常に食べやすい豚骨魚介スープです。











【麺:デフォルトがハードな角縮れ麺!ブルブル&グニグニ】


 しかし、この一杯の印象としては、麺の方が鮮やかに残っているかもしれません。イエローめいて角がしっかりとしている角縮れ麺。最近個人的にはお目にかかることが減ってきたけど、対峙すると相当うまそうです。こういうのは、粉の風味よりスープの絡みと弾力感が楽しめるのだよな〜と、頭の中で事前整理をしながらひと啜り。すると随分とイメージが変わってゆくのが自分でも分かります。







<見栄え優しく歯応えハード!非常に締りを覚えるグニリとした千切れ>

 玉子麺を思わせるような淡いイエローから、優しいプリプリ感を予測して前歯で千切ろうとする所から、驚きが始まります。明らかに固めな感触。前歯が麺の横腹から突き刺さる感覚がハッキリとあります。そして、低反発でしてこれまた固めのテンピュールのような沈み込み。切れる間際でグニリと音がしそうです。しかし、この食感、とてもすき!多加水がねり水で引き締まったような感触と、茹で上げ時間調整の両方からくるインパクトを覚えます。


<啜り上げるたびに暴れるようにスベる口当たり感>

 これがまた啜り上げるたびにブルブルと震え暴れながら口元へと吸い込まれますから、汁ハネには十分に注意が必要。そのあとは、内頬から舌触りにかけては、腰つきを十分に感じますし、喉奥へと落ちゆく感覚は、まるで立体的なシルエットを形勢するかのごとしです。まるでつけ麺の喉越し存在感! 大盛無料サービスも嬉しく、次回は担々麺で試してみたいと考え中です。












【具:皮付きバラ肉の旨みで無限大に食えそう】


 初訪問店では極力デフォルトメニューを食うことにしているけど、このチャーシューなら無限に食えそうなほど親しみを覚えるため、チャーシューメンでも良かったかもと素直に思っています。


<かわゆく並んだバラ肉は、皮付き脂でトロトロ〜な加減>

 綺麗に並べつけられたバラ肉が、可愛い3匹のこぶたのようにも受け取れますが、とろとろで脂が旨し。それもそのはず、皮の部分もしっかり残した造り込みで、脂がとても香ばしくてとっても甘く感じる味わい。豚魚のスープも多少吸い込んでいるようで、見た目以上に深い味わいかも。











 総じまして、「ザ・ビジネスホテル・ラーメン」と言うより新たな領域・ジャンルを感じる一杯。全体的に作りも、サービスもしっかりしているし、独特な店箱の雰囲気は、一度訪ねてみる価値ありですよ。関西転勤時代の東京出張の機会に、使いたかったな〜、このホテル。まだ食いたいメニューもありますし、再訪問は確実でしょう。今度友達を連れてこようかしらん。なので詠います!



   駅開発
   ビジネス宿の
   食堂で



   和む空間
   都会の片隅



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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