ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1922】 銀座 朧月 鶏処 (東京・立川) 大山鶏 極み中華そば

  そろそろ夏の支度も本格化。いろいろ準備もあったり、たまの週末土曜日のフリータイムだからお買いものに。立川でちょいとした用事があったため、とっとと終えておやつ代わりに一杯近くで啜ってみよう!と思ったのだけど、後の待ち合わせの都合もあり、「立川グランデュオ」からそう離れられない状況。されど心配なし、ここにもラーメン店があるのだよとレストランフロアへ急ぎましたが・・・・なんと!!そこには「銀座 朧月」があるではないか!! 銀座→目黒→・・・そして次は「立川」! いい傾向ですね。都心の名店の皆様、どんどん中央線沿線にも進出してくださいまし!













【店:支那そばやの居抜き】

 
 店箱はほとんど前の「支那そばや」と変わりはありませんね。あの一杯も好きだったのだけど、ちょっと複雑な気分になりますな。でも変わり入ったのが「銀座 朧月」さんでよかったよかった!あの質実で濃厚な銀座朧月。ところがここではどういうわけか、支那そばやの魂を受け継いだ(わけないが)のような鶏系のすっきり系な一杯をご提供とは、妙な一致ですな。


  











【スープ:明るくアピールする純鶏!と言うより、染み染みと来る鶏エキス感】


 周囲はほとんど家族ずれっぽい雰囲気の中、私一人ラヲタのオーラを漂わせて異様でした。しかし、混んでたから多少待ち時間あったものの、その温かみのある醤油系清湯の麺顔に魅了です。なんともはや、醤油の清湯ぶりがやや霞がかってるというかパルテル色っぽい。メニュー名称だけ見ればキリリとしていそうだけど、とても暖かみがある風貌は逆にクールかもしれません。さてその味わいはというと、バリバリ大山鶏主張というより、やや抑えめ気味で落ち着きがある印象。








<アクっ気が無く透明なエキス感!魚介も淡麗で落ち着く>

 出汁の印象が強めのメニュー名称ですが、実はとても洗練されてて嫌味がない。アクッ気の抜け具合がとてもよく雑味がない鶏コクの味わいがいいです。上澄みみたいなクリアーなイメージしかないですね、その鶏の旨味は・・・。コラーゲン感が薄いけどじわじわと鶏肉とか鶏骨とかのエキス感がサラサラ〜とした感覚がナイスかも。その一方で、存在感は薄めだけど落ち着き感があるのは、醤油ダレの影響か、はたまた魚介のエキスがほんのりと忍ばせてあるということか?


<醤油の芳醇さが染み染み映える>

 むしろ、鶏コクベースとぶつかる醤油ダレの味わいも興味深いかも。そのカエシには、シャープな切れ味を思い起こさせるエッジングやらがあまりない。むしろ実を採るというか、醤油ダレの旨味を広くして渡され、そして熟成度合を強く感じるタレの魔力がほのかに香らせるといったところです。大山鶏と醤油・・・・共に下地が立派なので、また多少これからろいろイベントがあるよう。

 ともあれ熟成度がとても感じられていいね〜、












【麺:密度感覚ある様でスパスパと切れる淡い歯応え】


 なにせ「朧月」さんは、つけ麺がメインですから、実はあまり汁系の麺についてイメージを持ち合わせてなかったんですが、見た目は以外に黄色っぽい感じがして艶やか。多加水系かな〜などと思いつつ、練り水の反応やら、卵麺の連想など食う前から考え巡らす・・・・悪いクセですね。まあ、明るい鶏出汁には、プリプリ麺も相性が悪くないはずと気取って食してみれば、意外と風貌と違う「素朴感」が漂う味わいでした。








<見た目多加水のようで締まりあるクッション感>

 つまり「締まりがある」ということかと。ストレートが綺麗な麺で角ばったところがまたいい感じ。前歯で千切ると実は思いの外弾力が低く、テンピュール感が少しあってプッツリと切断されるイメージ。芯はなくて全体的に低反発な反応の仕方をします。矛盾したイメージなのだが、密度感ありありながらも、スパスパと容易に切れる感覚。グルテン感が多いのですが際立ってない。なんとも表現がしづらいけど・・・・・、過ぎたるは及ばざるが如しというのと似ていて、適度な抑えめモチモチ感が、淡麗として受け取れる歯ごたえです。


<汁吸ってもあまり表情を変えない腰つきと滑り>

 また汁を吸いそうで、吸うのだけど・・・・しなやかさは、あまり変化しなくて、時間経過で表情をあまり変えない。ここがいいところでして、後半に残念感を残さず、するすると啜って奥歯でプレスしたところの風合いは最後まで持続するという仕組み。











【具:定番以上の出来栄え!二種チャーシュー】


 最後に、この一杯のプレゼンスの高さはこのチャーシューでキメ!ってな感覚もあります。800円という価格帯は決してお安くありませんが、今日の消費税アップや、立川グランデュオのレストランフロアの一角というロケーションを鑑みると、ギリギリの価格感だと思います。なのでそれに見合った感じは出さないといけないわけだし・・・・「低温チャーシュー」というのも2枚という踏ん張り様は、個人的には評価したい感じ。


<鶏低温チャーシューの淡雪のような存在>

 今ではよく見かけるし、決して二種チャーシューも珍しくありませんが、初めてこの「低温チャーシュー」を食った時には、旨さにビビりまくったもんです。きっかけは・・・・新小岩のあの名店だったかと。厚めにカットされたナルトと同じくらいの分厚さと柔らかさの食感。化粧パフのごときの柔らかさとその色合い。きめ細かい繊維質にはスープが薄く染み込んでいく一方で、周囲は軽く胡椒のような塩気が効いていて、酒のつまみとしても本領を発揮しそうな質感。決して溶けることはないのだけど、あっと言い間に食してしまうので、まるで淡雪のように消えてなくなるような思い。これは次回は特製にして、もう少し余韻を愉しみたい・・・。

 また豚の方も柔らかいロース肉で、薄味が深く染み込んでいるよう。これも箸で解れるような柔らかさがありますが、それを敢えて歯で千切るところに快感を覚えます。これも何枚でも胃袋に収まる感じがして旨し!あとは細かいけど、メンマも細めで長いタイプでコリコリとシッカリ感じる歯応え。海苔は標準的からやや大き目サイズで風味良し、歯ごたえ感じるほどに肉厚かも。可愛いのは三つ葉と鶉玉子。大山鶏が巣に産み落とした卵のように配置されており、心から和みますな・・・・。この鶉玉子が半熟だったら完璧かもしれませんね。













 総じまして、「駅中ファミリー安心の本格中華そば」と言うそのままの捻りない感想でごめんちゃい。おやつに近い時間帯という誠に中途半端なタイミングで訪問しましたが、満席キープとはさすが駅ビルの週末光景と言えましょう。家族連れも多いし、なぜだか女性客もちらほら・・・。今っぽい女性もラ活されるのね(笑)。いい傾向だと個人的に思っておりますが、別に若い子みてただニヤけていただけではないのであしからず。ラーメンに関しては変態ですが、リアルな方の変態ではありませんのであしからず。なので詠います!



   蒸暑く
   露出度上がる
   乙女たち



   買い物スキマに
   気楽な一杯




お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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