ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4157】 麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) らぁ麺 醤油 + チャーシュー盛 + アサヒスーパードライ 中瓶 〜今やすっかり武蔵野市の誇り感じる一杯!創意工夫と真骨頂でコロナに負けじ・・・今風崇高淡麗拉麺!

GWコロナ自粛を乗り越えて・・・ゆっくり再スタート!早速行ってみた結果
 

 


麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) らぁ麺 醤油 + チャーシュー盛 + アサヒスーパードライ 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 長いSTAY HOME 期間の休業を乗り越え、ようやく再スタートを切った「麺屋さくら井」。堪えきれず早速また訪問してみました。在宅勤務が続いてやや辟易しつつありますが、良いことは働き方に裁量が確かに増えたこと。時間労働者でも、しっかり規定された合計労働時間を守れば、働く時間帯は自由。PCの稼働もモニタリングされてるので安心。早朝開始でぶっ通しで業務をこなせば、午後の昼下がりには開放されるからいいね。
 

 

 
 そんな中途半端な時間帯なので、当然に鬼のような行列はなし。間隔開けて、入場制限してても数名の並びだから、個人的には重宝させてもらってます。券売機で食券を買ってから並ぶスタイルですが、アルコール消毒のみならず、食券受け渡しも店外で行うと言う衛生面の徹底ぶり。流石です。
 

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 久しぶりなのもあって、妙に気が引き締まる・・・。今回は、出会った時を思い出して、デフォルトの「らぁ麺 醤油」。そして仕事早終わりの開放感と夏日の様相からビール!更に久しぶりにここで弾けたくて「チャーシュー盛」も追加させてもらいました!。
 
 

 

 
 
<酒> アサヒスーパードライ:夏日になればやっぱり切れ味鋭いビールが良いかも!

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 プレミアムな熟撰小瓶が450円。スーパードライ中瓶が500円。その差50円と夏日らしい日差しの強さと日陰の心地よさを鑑みるなら・・・当然今回はスーパードライでしょう。そろそろ日傘の必要を感じる日差しの温もりには・・・スーパードライのキレある苦味が実に気分的には合う!。それに妙に冷えすぎず、コップも異様にキラキラと磨かれており、気分が実に良いね。嗚呼、やっぱり夏日になればやっぱり切れ味鋭いビールが良いかも!。
 

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 それにしても・・・昼下がりとは言え、平日の明るいうちから飲んでるのオレだけ:汗。側から見ると、きっと自由業してる人って思われてるんだろうなぁ〜・・・。
 
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<おつまみ> チャーシュー盛:再開嬉しくて・・・通常2倍の盛りを独り占めする幸せ!旨さ独禁法違反!

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 へへへ・・・いつもはハーフ盛りなんですが、今回は再開お祝い気分で、チャーシュー盛をホールでいただきました。ハーフでも結構なサイズですから、ホールだとかなり迫力あるね。何度もレビューで「ここの肉は東京トップクラス」と豪語させてもらってますが、それをしこたま2人前いただく幸福感は、初夏の青空のように突き抜ける快感を覚えるね!。
 
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 素晴らしすぎる・・・低温調理の極み!。豚肩ロース肉は、しっとりと全体的に均一に熱が入っており、中に指している脂身が蕩け出している。それはまるで、固まる前の木工ボンドのように緩い状態になっており、その脂身の解れ方が実に艶かしい!。世に低温調理のチャーシューは色々あれど、この中までトロトロに蕩ける脂身と、レアっぽさが際立つ赤身のコラボレーションは素晴らしすぎる!。
 
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 そのトロトロっぽいレアでも、しっかりと熱浸透して旨いのは鶏肉も同様で、胸肉は柔らかいとは言え・・・ここまで柔らかくてしっとりと感じさせるのはないよ。ここに柚子胡椒を練りつけてから口の中へと運ぶ。舌ベロと同様の柔らかさとしなやかさ。ゆっくり噛むと肉汁が溢れ旨味と柚子胡椒の刺激が、じゅわぁ〜と広がるのがたまらんです。
 
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 更に・・・薬味を巻きつけて食うのも良いね。白ネギもあるが調子ぶっこいてメンマも巻いたりして遊びながら食らいました。このメンマも相当質感が高い上に、ボリュームあるので、この店でも食べ応えあり!。このメンマ・・・実はご飯に乗せて食らっても旨いはずです。
 
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<全体> どこにでもありそうで・・・そうでない!色気と優しさ感じるコンテンポラリー淡麗醤油麺の極地!

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 塩も煮干しも素晴らしいが、やっぱり一番注文率が高いのが醤油でしょうか。今回は初心に戻って、味玉や特製などの脚色は排除して、デフォルトの凄みを堪能いたしましょう!。それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!色気と優しさ感じるコンテンポラリー淡麗醤油麺の極地!深い琥珀にも似た醤油ブラウンが透明感あて美しく湛えます。そして水平に整えられた麺線。それにぴったりと並行するメンマと青菜の並び。背景として縁に立つ海苔だって並行に並んでます。そして一番手前にはご自慢のレアチャーシューがずれて並ぶと言う麺顔。形式美すら感じると遠いが相変わらず素晴らしいです。
 

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<スープ> 丸鶏エキス豊潤なれど鶏醤油として括れず・・・乾物の溶け込みの豊かさ故に崇高に感じる旨味哉

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 一口目は、明るく分かりやすい鶏エキスと醤油の円やかさの結合した旨さ!。醤油の違いは過去のレビューでうんちく語ってしまってますが・・・説明はそちらへ譲るとして、生揚げ醤油を基調としたブレンド醤油とのこと。発酵が生きているから醤油の旨さもナチュラル。
 

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 スープの色合いには若干の鶏油ニュアンスもあって、初動は鶏醤油のイメージをかすめます。店の説明では、はかた地鶏のガラと大山鶏の丸鶏使用とのこと。はかた地鶏って軍鶏のハーフらしいから、エキスが野手のように濃ゆいイメージだね・・・確かに旨そう。一方、「大山鶏」も似たような地鶏なのか?。実は、「大山どり」と「大山鶏(地鶏)」は別もんらしいんだよねぇ〜。近くのいなげやでも売ってそうなのが前者。やはり地鶏旨しといったところか・・・。
 

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 そして節系メインと思われる魚介系の旨味がしっかり入ってるから、全体に落ち着きが生まれ、染み入るような旨さと化し、鶏エキスと非常にマッチするんですねぇー。本枯節を大胆に投入・・・旨いはずです。詳しくないのでうろ覚えで恐縮ですが、荒節じゃなく、それを更に熟成させたのが枯節だったっけか。主にカツオがメインだね。華やかさと香ばしさが上品に薫る節味をなんとなく汁にもイメージしてしまいます。
 

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 この他に真昆布なども投入とのこと。利尻・日高・羅臼・・・それぞれ昆布あるけれど、真昆布がそれぞれの地名で取れてブランド化したものだと、つい数年前まで思ってたワタクシです。違うんだってね・・・真昆布って、函館近海で取れた昆布のみを指すのだそう。厳密には利尻・日高・羅臼など、昆布の種類が違うんですな。五稜郭@荻窪でがごめ昆布を出すから、てっきり函館にはこの昆布しかないと当時思い込んでたものでした。とは言え・・・うんちくばかりで味の違いわわからんのだが、旨いと言う単純なことだけは感じれます。本物の旨さあり。くろおび@新橋の利尻昆布とどっちがどうなどと虐めないでね:汗。
 
 

 

 
 
<麺> 三河屋製麺:薄皮一枚スルスルとヌメる層が半透明感で美しく・・・中はしっとり風味!味は仄かに甘味ありな上質麺!

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 三河屋製麺・・・なんだかまた勢いを感じますね。近くのくじら食堂bazarの甘味ある麺も共同開発したのはこのブランドだし、しろくろ@八幡山のご店主が大切に扱う麺の旨さ・・・あれも確か三河屋製麺。そしてここもそう。
 

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 いかにも国産高級小麦使用ってな感じがする、白めできめ細かく漆喰のような地肌。そして加水は中程度だが、芯の部分は序盤では微かに感じ取れる感覚。表層の薄皮一枚は、半透明な層になっており、汁の浸透もあってツルツルと滑るのが得意そう。そして箸で引き上げるとしなやかなタッチで麺と麺が寄り添うのが分かります。じわじわと汁の浸透が増すに従い、汁の持ち上げも盛り上がっており、出汁と麺のそれぞれの旨さが交錯するのは目前と言った緊張感もありましょう。
 

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 前歯を立てるとクスクスっとやや湿り気がちに千切れてゆき、奥歯へと運ぶのには容易い感覚です。そして間髪入れず奥歯でプレスして潰すと、唾液が放出して出汁と絡めば麺の糖化が一気に進むね。醤油・鶏・魚介・その他カエシ系の旨味絵具で、真っ白なキャンバスの麺旨味が染まる・・・そんな妄想。
 

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 一通り楽しんだ後は、海苔で巻いたり、青菜やメンマを絡めたりと・・・またいつもの食い遊びが始まり、しばらくすると固形物をあらかた胃袋に収めておりました。
 
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<チャーシュー> やはり汁と絡むとまた違った味わい!熱と醤油の揺らめきプラスでより艶かしい旨さ!

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 冒頭のチャーシュー盛で、相当に肉お祭り状態だったのだが・・・やっぱり汁に浸った肉も味わいたいんだ!。しっとり中まで丁寧な熱浸透により、差した脂の蕩けが甘くも旨い。そこに薬味を重ねて味わうのも良いが・・・汁に浸して味と熱を少し加えて変化を誘うのもまた楽しくて旨いです。
 

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 これにより汁が浸透するので、多少なりともふわっとした食感!そして柔らかさを生みます。放置したりせず、適当にレンゲやメンマの上に乗せるなどして、熱調整・熱退避させましょう。せっかくのレアが完全に失われないように・・・。ワタクシは、少し沈めてから食らうなど、わざと短時間シャブっとさせながら、早々に食い切ってしまうのがパターンですが・・・。
 

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<メンマ> 温かみと青菜を添えて!または麺と絡めて!単体でも複合体でも味わい豊かな上質メンマ!

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 少し汁に浸して旨さを誘うのは、チャーシューだけでなくメンマも同様です。コリコリとした感触と湿った柔らかさが印象的ですが、温かい汁に浸すとしなやかさが増すだけでなく、味が少し華やかさを増すイメージです。よって青菜なんかと合わせて食らうのもよし、また麺と絡ませて食らうのも旨いでしょう。ライスがあったら移し替えて食らってもよし。
 

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総じまして「今やすっかり武蔵野市の誇り感じる一杯!創意工夫と真骨頂でコロナに負けじ・・・今風崇高淡麗拉麺!」

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 ・・・と言うベタ褒め感想!。これはこれまで何回も同じのを食っておりますが、飽きることを知りません。基本メニューをずっと不変でここまで人気を保ってるのも素晴らしく、まさしく若き才能の開花と言う・・・東京でもトップクラスの勢いを感じる店。唯一の不安は、人気が出過ぎて近隣に迷惑がかからないかと言うことぐらい。この地で踏みとどまってこそ真髄と思いますので、このまま地道に頑張ってもらいたいと思う次第です。とにかく旨し!武蔵野に少しでも縁があるなら一回食っとけ!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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